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Photo byinagakijunya

薄暗い蛍光灯の

    つむ

    夫と出かけたら夜遅くなり、なんだか物々しい山奥のホテルに入ることにしました。
    近くのホテルはそこしかなかったのです。
    山は急な坂道で階段がつけられており、それを登ってホテルに入ります。
    しかしそのホテルの外観は寺のような神社のような、そのような出立ちで入口の前にはなんと書いてあったかわかりませんが漢字が彫られた石造りの柱のような碑が。
    「やっぱりちょっと、ここに泊まるのはなぁ…」と思いましたが、他のホテルは近くにないし疲れているので入ることにしました。

    受付で鍵を受け取り、中へ。
    廊下は所々にこれまた赤やら白やら翠で彩られ、ますます神社が寺かという雰囲気。
    なんなんここ。

    そして部屋に入ると、ドアを開けた瞬間から何やら嫌な感じがしました。
    部屋はとても広く、その割に照明が小さいので薄暗いのです。
    「なんか怖いね…お化け出そう…」そう言いながら夫と離れるのが怖くてくっ付いています。
    その後、夫は酔っていたためにすぐにいびきをかいて寝てしまいました。
    私はトイレに行きたくなり、1人で行くのは怖いので嫌でしたが夫は寝ているし、もう我慢できないので渋々1人でトイレへ。
    トイレに入るとこれがまたなぜか怖い。
    部屋はとても広いのに、トイレはなぜか狭くてすごく昭和な感じ。
    なんてことないトイレなんですよ。
    なのに妙に怖い。
    照明が古い白熱灯で、光が揺れます。
    この光の色が、私はなんだか苦手なのです。

    そして部屋に戻り、また夫とくっつきます。
    眠れずにうようよと寝返りを打ってみたりしていると、キィィィィという音が…
    その音の方向を見ると、トイレのドアがほんの少し開いて…

    ワァァァーーー!と大声を上げると旦那が「なんだなんだ!?」と飛び起きました。
    「ヤバい!!ここはダメ!ダメだよ!!出よう!!」
    そう言ってバタバタと部屋を出て山の階段を降りたのでした。


    という夢をかなり前に見たんですね。
    印象的でした。
    いやぁ、なんか怖かったです。

    ただ少し面白かったです。
    この夢、幾つかの経験がごっちゃになっています。

    ①つむは夫と高尾山デートをした
    ②普段行かないような辺鄙な所に行ったら帰れなくなって、やっとのことである程度近場にホテルを見つけた
    ③友達夫婦と池袋で遊んでいたら終電を逃して入った安いホテルが怖くて眠れなかった
    ④神社でご祈祷を受けた時、中の飾り付けを見た

    このようなバラバラの経験がめちゃくちゃに混ざってホラーを生み出していました。
    全て15年以上前からの記憶を詰め込んだ感じですね。
    池袋のホテルは結局お化けは出なかったのですが、怖くて眠れませんでした。
    友人もまた怖いホテルに泊まってしまったみたいで「なんかめっちゃ怖いぃぃ」と2人でメールしていた思い出です。
    脳って不思議。

     
     
     

    つむ

     
     
    一時期感情のない女に憧れ、また機械的な文章に憧れました。 あの誤訳の多いアレです。 あれが再現できた時、何かを超越すると考えておりましたが、 ある日突然啓示がおりて「不毛な努力をしているのだ」と気づき、人間に戻りました。 今なら理解できます。そういうことではなかったのだと。

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