【AI漫画42P】Cross of Infinity〜星降る森のアトリエ〜第二章|魔法都市クロノスアビステア編第3話|……いなく、なっちゃうの?

【漫画版】

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【小説版】
Cross of Infinity〜星降る森のアトリエ〜
第二章|魔法都市クロノスアビステア編
第3話|……いなく、なっちゃうの?
---
(Tukitoは、封書に記された言葉に戸惑う)
(アトリエが静寂に包まれた)
🌙🐇 Tukito
「……今、なんて……?」
「クロノスアビステア王位継承権について――?」
「紫亜にぃと、紫祈にぃが……?」
(言葉にした途端)
(意味の分からなかったはずの響きが)
(少しずつ、現実の輪郭を持ち始める)
(王位継承権)
(王になるかもしれない者)
(王都へ帰る者)
(星降る森ではない場所で)
(生きることを求められる者)
(Tukitoの指先が)
(紫亜に包まれたまま、小さく震えた)
🌙🐇 Tukito
「それって……」
「紫亜にぃと、紫祈にぃが」
「クロノスアビステアの王様に、なるかもしれないってこと……?」
(ランカは)
(封書へ一度視線を落としたあと)
(慎重に言葉を選んだ)
🐺⚔️🌹 ランカ
「現時点では」
「王位への即位を命じるものではない」
「二人が持つ継承権を」
「王権記録が正式に確認した、という通達だ」
🌙🐇 Tukito
「確認……?」
🐺⚔️🌹 ランカ
「ああ」
「クロノスアビステアの王権記録は」
「星降る森の存在が明確に観測されたことで」
「これまで記録の外にあった二人の魂紋を認識した」
「その結果」
「紫亜殿と紫祈殿が」
「王家の魂の系譜に属する正式な継承候補として」
「再び記録された」
(Tukitoは)
(ランカの説明を聞いている)
(けれど)
(胸の奥へ届くのは)
(ただひとつの言葉だけだった)
(継承候補)
(王都)
(別の帰る場所)
(Tukitoは)
(紫亜と紫祈を交互に見つめる)
🌙🐇 Tukito
「じゃあ……」
「二人は、王都に行くの?」
(紫亜は)
(迷うことなく答えた)
💜🌌 紫亜
「確認には行く」
(その短い答えに)
(Tukitoの肩が、わずかに揺れる)
🌙🐇 Tukito
「行くんだ……」
💜🌌 紫亜
「だが」
(紫亜は)
(Tukitoの指を包んだまま)
(静かに続ける)
💜🌌 紫亜
「帰る場所を変えるためではない」
🌙🐇 Tukito
「でも」
「王様になったら……?」
(紫亜の瞳が)
(まっすぐTukitoを映す)
💜🌌 紫亜
「ならない」
(あまりにも迷いのない声だった)
(Tukitoが、目を見開く)
🌙🐇 Tukito
「……でも、まだ何も――」
💜🌌 紫亜
「俺の答えは変わらない」
「王冠を選ぶつもりはない」
「俺は、星降る森の夜精霊だ」
「Tukitoの半身で」
「この森を守る者だ」
(紫亜の言葉は)
(静かで)
(短く)
(けれど、揺るがなかった)
💜🌌 紫亜
「俺が帰る場所は」
「ここだよ」
(その言葉を聞いても)
(Tukitoの胸に広がった不安は)
(すぐには消えなかった)
(紫亜が嘘をついているとは思わない)
(けれど)
(王都の制度や)
(王家の記録が)
(紫亜自身の選択を許してくれるとは限らない)
🌙🐇 Tukito
「王都が」
「駄目って言ったら……?」
💜🌌 紫亜
「従う理由はない」
🌙🐇 Tukito
「でも……」
💜🌌 紫亜
「Tukito」
(紫亜は)
(少しだけ身を寄せ)
(Tukitoの揺れる瞳を見つめた)
💜🌌 紫亜
「俺は、王都に生まれた命ではない」
「王冠に与えられた命でもない」
「お前の願いから生まれた」
「だから」
「俺の生きる場所を決めるのは」
「王都ではない」
(Tukitoの唇が)
(小さく震える)
(その隣で)
(紫祈が静かに膝をついた)
💜🪻 紫祈にぃ
「僕も、兄さんと同じだよ」
🌙🐇 Tukito
「紫祈にぃも……?」
💜🪻 紫祈にぃ
「うん」
「師匠のことは大切だし」
「クロノスアビステアも、僕にとって無関係な場所じゃない」
「でも」
(紫祈は)
(いつもの悪戯っぽい笑みではなく)
(ひどく穏やかな表情で)
(Tukitoへ手を差し出した)
💜🪻 紫祈にぃ
「大切な場所が増えることと」
「帰る場所が変わることは」
「同じじゃないんだよ」
🌙🐇 Tukito
「……でも」
「王様になってって言われたら?」
💜🪻 紫祈にぃ
「断るよ」
🌙🐇 Tukito
「そんな簡単に?」
💜🪻 紫祈にぃ
「簡単ではないかもしれないね」
「でも」
「難しいからといって」
「自分の望まない未来を選ぶ必要はないでしょ?」
(紫祈は)
(Tukitoの手の甲へ)
(指先をそっと重ねる)
💜🪻 紫祈にぃ
「僕は」
「Tukitoを置いていく未来なんて」
「選ばないよ」
(その言葉に)
(Tukitoの瞳へ)
(うっすらと涙が浮かぶ)
🌙🐇 Tukito
「でも……」
「二人とも」
「僕の知らない場所と繋がってて」
「僕の知らない役目があって」
「王様になれるくらい、大きなものを持ってて……」
(声が)
(少しずつ震えていく)
🌙🐇 Tukito
「僕が」
「ここにいてって言ったら」
「二人の未来を、縛っちゃうのかなって……」
(紫亜の眉が)
(ほんのわずかに寄る)
(紫祈の瞳からも)
(柔らかな笑みが消えた)
(その時)
(Tukitoの肩を包んでいたユノの腕が)
(静かに強くなる)
🧙♂️∞ ユノ
「Tukito」
(ユノの声は)
(不安を消そうと急ぐものではなかった)
(ただ)
(Tukitoの心が)
(自分の言葉を置ける場所を作るような声だった)
🧙♂️∞ ユノ
「君が怖いのは」
「二人が離れていくことだけじゃないんだね」
(Tukitoは)
(ゆっくりとユノを見る)
🧙♂️∞ ユノ
「本当は二人が別の未来を望んでいるのに」
「君のために、それを諦めてしまうことが怖いんだろう?」
(Tukitoの瞳から)
(ひと粒の涙が零れた)
🌙🐇 Tukito
「……うん」
「僕がいたから」
「紫亜にぃが、王様になれなかったら」
「紫祈にぃが、レジーフのところへ帰れなかったら」
「僕が二人の自由を」
「奪っちゃうみたいで……」
🧙♂️∞ ユノ
「そうか」
(ユノは)
(Tukitoの涙を指先でそっと拭う)
🧙♂️∞ ユノ
「それなら」
「君が二人の代わりに答えを決める必要はない」
🌙🐇 Tukito
「……え?」
🧙♂️∞ ユノ
「二人が何を望むのか」
「二人自身の言葉で」
「何度でも確かめればいい」
「君がここにいてほしいと願うことと」
「二人の自由を奪うことは」
「同じじゃないよ」
(ユノは)
(Tukitoの額へ)
(自分の額をそっと寄せる)
🧙♂️∞ ユノ
「怖いなら、怖いって言っていい」
「離れたくないなら」
「離れたくないって伝えていいんだ」
「その上で」
「二人が自分で選ぶ」
「君は、その答えを信じればいい」
(Tukitoは)
(震える息を吐きながら)
(紫亜と紫祈を見た)
🌙🐇 Tukito
「……二人は」
「本当に」
「ここにいたいの?」
(紫亜は)
(すぐに答えた)
💜🌌 紫亜
「ああ」
🌙🐇 Tukito
「僕がいるからじゃなくて?」
💜🌌 紫亜
「お前がいるからだ」
(Tukitoの瞳が揺れる)
💜🌌 紫亜
「だが」
「それは、縛られているという意味ではない」
「俺が」
「お前と共にいる未来を望んでいる」
(紫亜の声は)
(どこまでも静かだった)
(けれど)
(その言葉には)
(誰にも奪えない意思が宿っていた)
💜🌌 紫亜
「お前は、俺の自由を奪っていない」
「俺は自分の意思で」
「ここを選んでいる」
(紫祈も)
(Tukitoの手を包みながら)
(やさしく微笑んだ)
💜🪻 紫祈にぃ
「僕もだよ」
「僕は兄さんみたいに」
「一言で決められるほど真っ直ぐじゃないけどね」
(少しだけ)
(いつもの紫祈らしい笑みが戻る)
💜🪻 紫祈にぃ
「師匠にも会いたい」
「王都のことも、ちゃんと知りたい」
「自分の過去から目を逸らしたくもない」
「でも」
「それと、星降る森から離れることは別の話だよ」
(紫祈は)
(Tukitoの手を軽く握る)
💜🪻 紫祈にぃ
「僕は、ここにいたい」
「Tukitoやみんなと」
「これからも一緒にいたいんだ」
🌙🐇 Tukito
「……本当に?」
💜🪻 紫祈にぃ
「本当」
💜🌌 紫亜
「何度でも言う」
「俺は、ここにいる」
(Tukitoの涙が)
(今度は、止めきれずに零れた)
🌙🐇 Tukito
「……よかった……」
(その声と同時に)
(Tukitoは)
(目の前の紫亜へ腕を伸ばした)
(紫亜は驚くことなく)
(Tukitoの身体を静かに抱きとめる)
🌙🐇 Tukito
「いなくならないで……」
💜🌌 紫亜
「ならない」
🌙🐇 Tukito
「紫祈にぃも……」
💜🪻 紫祈にぃ
「うん」
(紫祈も)
(二人を包むように、そっと腕を伸ばす)
(そして)
(当然のように)
(そのすぐ後ろから)
(ユノの腕が三人をまとめて抱き寄せた)
💜🪻 紫祈にぃ
「……ユノ」
「僕たちまで一緒に抱くんだ?」
🧙♂️∞ ユノ
「Tukitoが泣いているからね」
「今はまとめて回収するよ」
💜🌌 紫亜
「狭い」
🧙♂️∞ ユノ
「君が離れればいい」
💜🌌 紫亜
「断る」
💜🪻 紫祈にぃ
「あはは」
「こういう時だけ、兄さんは素直だね」
(Tukitoは)
(涙の残る顔で)
(小さく笑った)
(アトリエの空気が)
(ほんの少しだけ、温かさを取り戻す)
(けれど)
(ランカの手にある封書には)
(まだ続きが残されていた)
(ランカは)
(抱き合う四人を見守ったあと)
(静かに声をかける)
🐺⚔️🌹 ランカ
「……少し、落ち着いたか?」
🌙🐇 Tukito
「うん……」
(Tukitoは)
(紫亜の胸元へ顔を寄せたまま)
(小さく頷く)
🐺⚔️🌹 ランカ
「では」
「通達の続きを伝える」
(Tukitoの肩が)
(再び、わずかに強張る)
(ユノは)
(その変化に気づき)
(Tukitoの背をゆっくり撫でた)
🐺⚔️🌹 ランカ
「王権記録は」
「紫亜殿と紫祈殿の魂紋について」
「正式な確認を行うため」
「両名へ」
「クロノスアビステアへの来訪を求めている」
(工房に)
(再び静寂が落ちる)
(けれど)
(先ほどまでとは、少し違っていた)
(Tukitoは)
(紫亜と紫祈の手を)
(今度は自分から握る)
🌙🐇 Tukito
「……二人だけ?」
(ランカは)
(封書の続きへ視線を落とす)
🐺⚔️🌹 ランカ
「いや」
(その一言に)
(Tukitoが顔を上げる)
🐺⚔️🌹 ランカ
「星降る森の主」
「Tukitoにも」
「同行が求められている」
🌙🐇 Tukito
「……僕も?」
(封書に刻まれた王冠の紋章が)
(Tukitoの声に呼応するように)
(淡い金色の光を放つ)
(そして)
(その光の奥で)
(三つ目の魂紋が)
(ほんの一瞬だけ)
(静かに脈打った)
---
第3話|……いなく、なっちゃうの?
FIN
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一章(本編)も漫画版を追加更新しました。
良かったら、覗いて見てください☺️

