
カナダ大学発表の「生命の光」について書かれた記事を読んで
先日、テック系サイトを閲覧した時、興味深い記事があり、私の人生観について深く問いかけるきっかけになった。
それは、カナダ大学の研究チームの「すべての生き物は自ら微かながら光を発している」という驚くべき発表についての記事だった。しかも、その光は生き物が死ぬと共にその光も消えてしまうという。その光は微弱なため、人間の肉眼では見ることができないそうだ。
私は無宗教者で超自然現象的な話などには懐疑的な立場だけれど、この記事を一見するとオーラの超自然的現象みたいに思えて「本当だろうか?」と疑問に感じてしまった。歴とした大学の研究チームが科学的なアプローチの結果出した発表を、頭ごなしに否定すべきでもないのかなとも考えた。かと言って、どこかの宗教団体などが科学的に証明された事実だと言って、信者勧誘などに利用することは避けられるべきだとも思うけれど。
この研究成果の意味していることは、この光はまさに「生きている証」みたいなもので生命の尊さと同時に命の儚さについて教えられているのではないかと思う。
私は長年の介護職を通して、介護をすることと同時に人の人生の晩年をずっと見てきた。そして、介護の仕事とは一体何なのだろうかとずっと自問自答してきたように思う。楽しく、気持ちよく過ごして頂くとか、リハビリを頑張りましょうとか一般的なきれいごとを並べるのは簡単だ。悪い言い方だけれど、介護施設は保育園のような場所ではない。幼い子はどんどん成長していくけれど、高齢者はそうはいかない。私はそこに無力感も感じていた。深く考え過ぎだろうか。確かに利用者さんの笑顔を見ればすごく嬉しくなるし、シンプルなことなのかもしれない。すべての生命が光を発しているのなら、幼い子も高齢者にも違いはないはず。
私には、その光を思い描いて自然の摂理に従い、生命の尊さと儚さを心に抱きつつ日々を過ごすことが大事なのかもしれない。
近年の科学技術の発達によって宇宙や生命について新発見が相次いでいるけれど、分かれば分かるほど謎もまた深まっているのも事実。だからこそ人類が目指すべきは、愚かな争いはやめて、皆でこの広大な宇宙と生命の謎を解き明かしていく知的冒険心に目を向けていけたらいいのになぁと思うのであ
る。
