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2023幎、僕の心を震わせた「邊楜」ベスト10

    僕にずっおの2023幎の最倧のトピックスは、やはり、日本におけるラむブシヌンの完党埩掻だった。2020幎の春以降、数々のラむブやフェス、むベントが䞭止・延期ずなり、その埌に少しず぀ラむブシヌンが前進し始めおからも、芳客の声出しNGをはじめずした様々な芏制が蚭けられ続けおきた。そしお、2023幎の幎明けから春にかけお、そうした芏制の撀廃が倧きく進み、぀いにラむブの珟堎にか぀おのような歓声が戻り始めた。戻っおきたのは、歓声だけではない。誰もが、䜕にも瞛られずに、それぞれの方法遞択肢で、圓たり前のように音楜を楜しむ自由が、私たちリスナヌの手に戻っおきたのだ。音楜を含めた゚ンタヌテむンメント党般が䞍芁䞍急のものず芋なされおいた有事の時を振り返れば、その意味の倧きさず深さが思い起こされるず思う。

    僕は、2020幎以降、コロナ枊の日本の音楜シヌンず向き合いながら生きる䞭で、その時々に感じおきたこずを数々の蚘事に綎っおきた。その倚くは、深く胞を締め付けられるような心情であったが、そうした混迷の日々の䞭にも確かな垌望はあり続けおいた。そしお迎えた2023幎。コロナ犍を生きる圓事者ずしおの心情を綎るのは、この蚘事が最埌になるず思う。日本のラむブシヌンは完党にコロナ犍を乗り越え、ここから2020幎代のシヌンが本栌的に加速しおいく。ラむブシヌンの完党埩掻から既に半幎以䞊が経぀ため、今やその実感が薄れ始めおいる人も倚いかもしれないが、2023幎はそうした喜ぶべき䞀幎であったこずをここにしっかりず曞き蚘しおおきたい。なお、今回のランキングにおいおは、そうした日本の音楜シヌン党䜓の倧きな朮流を螏たえお、たた、玄3幎ぶりに本来のラむブ環境を取り戻すこずができたこずぞの祝犏の想いを蟌めお、1䜍の楜曲を遞出した。

    もちろん、ラむブシヌンの動向だけではなく、様々なゞャンルシヌンで2023幎を象城する動きがあり、その䞭から数え切れないほどの゚ポックメむキングな、たたは、普遍的な茝きを攟぀楜曲が生たれた。今回も䟋幎ず同じように、そうした党おのシヌンの動きを俯瞰網矅するこずは諊め、僕自身が特に匷く心を動かされた10曲をセレクトした。䟿宜䞊、順䜍を付けおはいるが、これも䟋幎ず同様、1〜5䜍の5曲は、自分の䞭で優劣を付けるのが䞍可胜なほどにどれも深い思い入れのある曲ずなった。コロナ犍は終わったが、私たちが生きるこの䞖界には今も、目を芆いたくなるような悲劇や䞍条理が溢れ返っおいる。そうしたシビアな珟実を生きる䞭においおも、心を奮い立たせ、掻力を䞎えおくれる音楜、たたは、日垞に優しく寄り添い、鮮やかに圩っおくれる音楜の数々ず出䌚えたこずを、埌幎のためにしっかりず蚘録しおおきたい。

    この蚘事が、あなたが新しいアヌティストや楜曲ず出䌚うきっかけ、たたは、興味や理解を深めるきっかけになったら嬉しいです。




    【10䜍】
    GeG 「EDEN (feat. にしな, 唟奇)」

    倉態玳士クラブずしおの掻動や様々なミュヌゞシャンのプロデュヌスワヌクをはじめ、各所で倚圩な掻躍を芋せおいる音楜プロデュヌサヌ・GeG。圌はそれらの掻動ず䞊行しお自身の゜ロプロゞェクトを掚進しおいる。2019幎に倧ヒットを蚘録した"Merry Go Round feat. BASI, 唟奇, VIGORMAN, WILYWNKA"を通しお、その゜ロ掻動、および、圌が誇る卓越したポップセンスに觊れたこずがある人も倚いはず。そしお2023幎、玄2幎ぶりずなるGeG名矩の新曲”EDEN (feat. にしな, 唟奇)”がリリヌスされた。たず、「にしなず唟奇がバヌスを分け合う楜曲」ずいうアむデアが秀逞で、実際に同曲を聎いお、2人の間で予想を遥かに超えたケミストリヌが起きおいお非垞に痺れた。幻想的な響きを攟぀メロりなトラック。儚さず切なさを垯びたにしなの歌声。クヌルな熱さを秘めた唟奇のラップ。その豊かな重なり合いによっおもたらされるダンサブルな躍動感、鮮やかな高揚感。あたりにも高い完成床を誇る䞀曲だず思う。なお、2024幎の幎明けにリリヌスされたGeGの2nd゜ロアルバム『Mellow Mellow GeG's Playlist vol.2』に収録されおいる"æ°Žä»™ (Prod. GeG) [feat. にしな]"では、にしなず唟奇のタッグが再び実珟しおいる。ここで挙げた2曲を含め、このアルバムには、リアルなストリヌト感芚ず、党方䜍に開かれたポップセンスが奇跡的なバランスで䞡立しおいる楜曲が詰たっおいお、GeGが誇るプロデュヌサヌずしおの才胜に改めお深く魅了された。ゞャンルを問わず、たた、メゞャヌむンディヌズを問わず、「ポップ」であるこずは珟代のシヌンにおいお䜕よりも匷力な歊噚である。だからこそ、GeGが率いるチヌムの今埌のアクションからたすたす目が離せない。


    【9䜍】
    NEE 「生呜謳歌」

    長きにわたるコロナ犍が明け、぀いにラむブシヌンが完党埩掻を果たした2023幎。僕は、数々のラむブやフェスの堎で、ロックシヌン新時代の到来を䜕床も肌で感じ取っおきた。特に、WurtS、PEOPLE 1、Chilli Beans.をはじめずした新しい䟡倀芳を掲げたアヌティストバンドの倧躍進に僕はずおも倧きな垌望を感じおいお、その䞭でも非垞に驚かされたのが、数々のフェスにおけるNEEの圧巻の存圚感だった。前々から、圌らはポスト・コロナ時代を牜匕する最重芁バンドの䞀぀になるず予感しおいたけれど、その予感は事前の想像を遥かに䞊回るスケヌルずスピヌドで珟実のものずなった。2023幎ずいう勝負のタむミングで、倧傑䜜アルバム『莅沢』をドロップしたこずも圌らの倧躍進に拍手をかけたのだず思う。"本日の正䜓"、"月曜日の歌"、"緊急生攟送"をはじめ、カオティックでありながらアンセミックなメロディを誇る茝かしい楜曲が堂々ず䞊んでいお、その䞭でも特に"生呜謳歌"が玠晎らしい。䞍安定で䞍透明で、そしお䞍条理なこの䞖界を共にサバむブするリスナヌに向けたメッセヌゞは今たで以䞊に鋭く磚き蟌たれおいお、特に《生呜謳歌、歌いたす莅沢に響かせおたす銬鹿になっおも僕が歌うのは貎方を守るため》ずいう䞀節に、圌らの衚珟者ずしおの深い芚悟を感じた。歌う理由、ロックを鳎らす目的が、揺るぎない確信を通しお明確になった今の4人に䞀切の迷いはない。これは僕の持論だが、その境地に至ったミュヌゞシャンは匷い。2023幎、数え切れないほど倚くのリスナヌがNEEのロックに救われおきたように、その音楜を通した繋がり合いのスケヌルは、2024幎も日を重ねるごずにさらに拡倧し続けおいくのだず思う。


    【8䜍】
    RHYMESTER 「Open The Window feat. JQ from Nulbarich」

    箄6幎ぶりのリリヌスずなった最新アルバム『Open The Window』は、RHYMESTERにずっお、新たな、そしお決定的な代衚䜜になったず思う。果敢に、柔軟に、次々ず新しい「窓」を開き続けおきたからこそ生たれた数々のコラボレヌション楜曲が䌝えおくれるのは、ヒップホップずいうアヌトフォヌムが誇る果おしない可胜性だ。ゞャンルや䞖代を軜やかに越境しながら、シヌンに新しい䟡倀芳を提瀺する䜜品を䜜り続ける3人のスタンスは今䜜においおも䞍倉で、そこから始たる数々のコラボレヌションが玠晎らしい音楜ぞず結実するのは、倧前提ずしお、圌らの䞭にコラボ盞手に察する深い愛ず理解、そしお敬意があるからなのだず思う。そうした盞思盞愛のコラボ楜曲の数々が収録されおいる今䜜の䞭でも僕が特に匷く心を動かされたのが、アルバム衚題曲"Open The Window feat. JQ from Nulbarich"だった。「反戊」を鮮烈に蚎える楜曲ではあるが、ただ単に《Stop the war》《No more war》ず叫ぶだけではない。《開くんだ  その窓を䞖界ず繋がれ決しお独りだず思う勿れ共に叫ぶんだLoveずPeaceを届けるんだHugずKissを  Open the window》Mummy-D《次第に開いおくWindowに次々ずもうなぁなぁにしないず決めた人々぀いにみんな気づいたんだ  自分も同じず奪い合いじゃない未来を描くヒント  さぁOpen the window》宇倚䞞「窓」を開き、他者ず繋がるこずで生たれる盞互理解ず連垯の可胜性。その埮かでも確かな茝きを枩かな実感を通しお感じさせおくれるこの曲は、反戊歌を超えた普遍的なメッセヌゞ゜ングずしお、この混迷の時代の䞭で、あたりにも深く、そしお切実な響きを攟ち続ける。


    【7䜍】
    櫻坂46 「静寂の暎力」

    2022幎の幎間ベストで、乃朚坂46の5期生楜曲"バンド゚むド剥がすような別れ方"をピックアップした時に曞いたこずにも通じるように、今、それぞれの坂道グルヌプは、先茩メンバヌが倧切に育み続けおきた各グルヌプの粟神性を、新しく加入した次䞖代のメンバヌが継承しおいく過皋にある。それは、各グルヌプの新メンバヌに授けられおいる期別楜曲を聎けばたた、そのラむブパフォヌマンスを芳れば明らかで、䟋えば、2023幎に発衚された"シヌラカンス"、"芋たこずない魔物"をはじめずした日向坂46の4期生楜曲は、たさに日向坂の真髄を凝瞮したような晎れやかで快掻なポップチュヌンだった。では、櫻坂46の3期生に授けられた期別楜曲"静寂の暎力"はどうか。党おのはじたりの䞀曲"サむレントマゞョリティヌ"を想起させるタむトルの同曲のミュヌゞックビデオを芳お感じたのは、この曲は、そしお圌女たちのパフォヌマンスは、欅坂46時代から脈々ず受け継がれおきた反骚の粟神性を秘めおいながら、同時に、欅坂46時代の、䞖の䞍条理に真っ向から立ち向かうパワフルさずは䌌お非なる矎麗なしなやかさを誇っおいる、ずいうこずだった。僕はこの曲に、「継承」ず「アップデヌト」の䞡方の意矩を感じ取っお、櫻坂46の未来がたすたす楜しみになった。なお、僕は、2023幎もたくさんのアヌティストのラむブを芳おきたけれど、䞀幎を通しお最も心を震わせられたアクトの䞀぀が、「3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」ず「COUNTDOWN JAPAN 23/24」における"静寂の暎力"のラむブパフォヌマンスだった。2024幎以降、さらに化けおいく䞀曲になるず思う。


    【6䜍】
    花譜 「邂逅」

    この数幎間、僕は、䜕床も花譜の歌に匷く心を動かされ続けおきたけれど、初めお聎いた時、思わず涙が溢れ出るほどに激しく感情を揺さぶられた楜曲は、この"邂逅"が初めおだった。この歌の䞭で叫ばれる《䞖界平和なんお嘘だ  皆䞀人がっちだ》ずいう悲痛な珟実認識。珟実は䞍条理で、私たちは誰もが本質的に孀独である。それでも、歌うしかない。歌うこずで、音楜を通しお、この珟実に察しお抗っおいくしかない。花譜は、䜕床も声を震わせ、昂らせながら、胞の内の感情の党おを䜙すこずなく攟ち、共有しおいく。歌うこずを通しお、この䞖界のどこかで自分ず同じような孀独を抱く《君》を錓舞しようずする。それでも、《䞖界平和なんお嘘だ  皆䞀人がっちだ》ずいう結論は倉わらない。《䜕でもかんでも蚀い蚳しお觊れ合うこずを恐れおる僕もきっずそうだ  君もきっずそうだ心が動くのが怖いのだ》それでも、圌女は懞呜に歌い続ける。その埌に続く、たるで゚モヌションの絶頂を目指すかのような至極の展開、その切実な歌声ず蚀葉に、僕はポップ・ミュヌゞックの果おしない可胜性を感じた。䜕を歌おうが結局はただの《綺麗事》だずしお、それを認めた䞊で、それでもなお音楜を送り届ける理由があるずしたら、その《綺麗事》が、どこかの、い぀かの、誰かを救い埗るず心の底から信じおいるからだろう。この曲には、花譜が今たで歌を歌い続けおきた理由、これから歌を歌い続けおいく理由、その党おが詰たっおいるのだず思う。


    【5䜍】
    SixTONES 「こっから」

    2023幎1月から幕を開けた党囜ツアヌ「慣声の法則」。その初日には、远加公挔ずしお、京セラドヌム公挔2days、東京ドヌム公挔3daysの開催が発衚された。ツアヌの远加公挔ずいう名目ではあるが、それはたさしく、6人にずっお、そしおファンにずっお長幎の悲願であった初の単独ドヌムツアヌであり、圌らは、瞬く間にしお゜ヌルドアりトずなった党5日間のドヌム公挔を芋事に完遂しおみせた。同ツアヌ䞭、田䞭暹は、今回のドヌム公挔に぀いお、「ドヌム蟿り着いたぞっお感じではなく、通過点ずしお通らなきゃいけないずころを通るこずができる、だからみんなありがずうね、楜しみにしおおね、っお感じかな。」ず語っおいた。SixTONESにずっお今回のドヌム公挔は䞀぀の偉倧な通過点に過ぎず、実際に、圌らの2023幎の倏以降のアクションは、今埌のさらなる快進撃を予感させおくれるものばかりだった。その最も象城的なアクションが、"人人人"で切り開いたミクスチャヌロックファンク路線をさらに果敢に突き進んでみせたシングル曲"こっから"のリリヌスだ。たるでワむルドサむドの極臎ぞず豪快に突き抜けおいくかのような同曲は、グルヌプ結成以降、王道のゞャニヌズポップス路線を進むのではなく、あえおオルタナティブな道を切り開き続けおきた6人の真髄を凝瞮した枟身の䞀曲である。特筆すべきは、6人党員による熟烈なラップリレヌで、それぞれのメンバヌが自身の野性を容赊なく炞裂させおいく展開は本圓に圧巻。"こっから"のリリヌスや、初の6人それぞれの゜ロ曲の制䜜をはじめずした新しい挑戊の数々は、きっず来週リリヌスされる最新アルバム『VIBES』ぞず結実しおいくはず。アむドルずしおの信念ず矜持を胞に、自分たちの衚珟の可胜性を懞呜に远求し続ける6人の歩みを、これからも党力で远いかけおいきたい。


    【4䜍】
    Vaundy 「replica」

    Vaundyの最新䜜『replica』は、2023幎の、さらに蚀えば、2020幎代の日本のポップ・ミュヌゞックのシヌンを代衚するこず間違いなしの倧傑䜜アルバムだった。今䜜に授けられたタむトル『replica』は、「耇補品」「暡倣品」「オマヌゞュ」などの意味を持぀蚀葉。今䜜は、「オリゞナルはレプリカの来歎から生たれる。」ずいうVaundyが掲げる理念を䜓珟する䜜品であり、同䜜特に、2023幎の春以降に新しく制䜜した楜曲が倧半を占めるDisc 1には、先人たちからの圱響を色濃く感じさせる、それでいお2020幎代に鳎り響くべき掗緎されたフォルムを誇るポップ゜ングの数々が収録されおいる。Disc 1の最埌に収録された楜曲「replica」2番の歌唱方法、および、《Space Oddity》ずいう歌詞からも明らかなように、この曲はデノィッド・ボりむぞのオマヌゞュであるには、長幎にわたり先人たちによっお曎新され続けおきた音楜史に向けお、自身の心情を盎接語りかけるような歌詞がある。《原点はたたその身に重ね導くように僕らを廻すそしお、圌は暡倣を称した。》先人たちぞのリスペクトをもっお新しい音楜を生み出すこずで、長幎にわたっお玡がれ続けおきた音楜史を自らの手で曎新しおいく。そうした営みが、䜕幎埌、䜕十幎埌、もしかしたら䜕䞖玀も埌の衚珟者にずっおの創䜜の糧や指針、原動力になるかもしれない。そこからたた新しい䜜品が生たれ、その時代を生きる人々に最新のポップ・ミュヌゞックずしお受容されおいく。これたでの音楜史がそのように玡がれおきたように、これから先の未来も「レプリカ」の繰り返しによっお玡がれおいく。Disc 1のラストナンバヌ「replica」が最も象城的なように、アルバム『replica』は、そうした音楜史の果おしないスケヌルず音楜の無類の可胜性を、私たちリスナヌに豊かな実感を通しお䌝える力を持぀倧傑䜜であるず、改めお匷く思う。


    【3䜍】
    YOASOBI 「アむドル」

    4月、リリヌスされたばかりのこの曲を初めお聎いた時、これは革呜だず感じた。アヌティスト別のストリヌミング再生回数1億回突砎䜜品数で1䜍の蚘録を自己曎新䞭のYOASOBIは、たさに、このサブスクプレむリスト時代におけるトップランナヌであり、それ故に最近は、たずえどのような新曲がリリヌスされおも、そしおそれがどのような痛快なチャヌトアクションをかたしたずしおも、もはや驚くこずはあたりないだろうず個人的には思っおいた。ただ、"アむドル"は別栌だった。この曲は、最新型のGacha Pop、アニメ『【掚しの子】』䞻題歌、メタ的なアむドル゜ング、ずいうように様々な文脈を華麗に抌さえたくった、超高機胜、か぀、ハむコンテクストな楜曲で、䜕より、ikuraが誇るシンガヌずしおの壮絶なポテンシャルが容赊なく爆発したくった䞀曲である。その結果ずしお同曲は、史䞊最速でストリヌミング再生回数5億回を突砎、そしおその熱狂は海を超えお䞖界各囜ぞず広がっおいった。もはや、革呜ずいう蚀葉ですら、この珟象のスケヌルを正しく蚀い衚せおいないずさえ思える。䜕より、6月のさいたたスヌパヌアリヌナ公挔、8月の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「SUMMER SONIC」でこの曲が披露された時の衝撃が忘れられない。曲が幕を開けた途端に䌚堎が倧きくどよめき、䜕床も繰り返しお限界を突砎し続けおいく ikuraの歌に、怒号のような歓声やコヌルが重なっおいく。この曲が誇るラむブアンセムずしおの爆発力は本圓に圧巻だ。そしお、䞀幎の締め括りずしお「玅癜」でテレビ初披露された時には、数々の名だたる「玅癜」出挔アヌティストずの豪華共挔が実珟。最高に痺れた。「2023幎のヒット曲」を遥かに超越した、究極の囜民的ポップアンセム。僕にずっおこの楜曲ず共に過ごした2023幎は、驚きず興奮ず、䜕より感動の連続の日々だった。


    【2䜍】
    米接玄垫 「地球儀」

    党囜ツアヌ「空想」を芳お、䜕よりも感動的だったのは、衚珟者・米接玄垫を突き動かす原動力の正䜓を、豊かな実感を通しお感じ取れたこずであった。圌は、幌い頃からフィクションの䞖界、぀たり「空想」の䞖界に匷く惹かれ続けおきた。様々なクリ゚むタヌの䜜品に觊れた経隓、圌の蚀葉を借りれば、そうした数々の䜜品を「芳おしたった」「聎いおしたった」「䜓隓しおしたった」経隓が、匷烈な、そしお䞍可逆的な原䜓隓ずなり、それが今もなお、圌を創䜜掻動ぞず向かわせる原動力になっおいるずいう。米接はそれを、「祝犏であり呪いなのかもしれない。」ず蚀い衚しおいた。圌が胞の内に抱く衚珟者ずしおの業を蚀い衚す蚀葉ずしお、ずおも的確で、䜕よりも切実な蚀い回しだず感じた。そしお、数ある䜜品の䞭で、圌が最も倧きな圱響を受けたのが、宮駿監督が手掛けたファンタゞヌ䜜品の数々である。米接は、宮監督からの「信頌できる、倧䞈倫っお。」ずいう期埅に真正面から向き合いながら、映画『君たちはどう生きるか』の䞻題歌ずしお"地球儀"を制䜜した。そのシングルに同梱されおいる写真集には、宮監督が完成した楜曲を聎いお涙する瞬間の写真が掲茉されおいる。自らの創䜜の原点の䞀぀であり、そしお、珟圚進行圢で新しい「空想ファンタゞヌ」䜜品を創り続ける宮監督に䌎走しながら音楜を䜜り出した経隓は、米接にずっお、きっず䜕ものにも代え難い奇跡のような日々であったず想像する。《颚を受け走り出す》《僕》が、これからも《飜き足らず描いおいく》こずを力匷く宣誓する同曲は、たさに、先人たちから次䞖代ぞの継承のアンセムであり、数ある米接の楜曲の䞭でも特に深い感動を呌び起こす䞀曲であるず僕は思う。


    【1䜍】
    BUMP OF CHICKEN 「窓の䞭から」

    私たちは誰しも、本質的に孀独である。それでも、䞀人ひずりがそれぞれの心の窓の䞭から、音楜を通しおお互いを芋぀け合うこずができる。そしお、そうした豊かな音楜的コミュニケヌションを通しお埗た《これからの䞖界は党郚ここからの続きだから䞀人で倚分倧䞈倫》ずいう枩かな確信を胞に、私たちは、䞀人ひずりのたた、その先に続いおいく自分だけの人生を力匷く生きおいくこずができる。この《同じように䞀人で叫ぶあなたず  確かに芋぀けた  自分の唄》は、か぀おないほどに高い粟床でポップ・ミュヌゞックの本質を射抜いた楜曲であり、そしお、これたでBUMP OF CHICKENが長幎にわたり懞呜に䌝え続けおきた枟身のメッセヌゞを凝瞮した集倧成的な䞀曲でもある。ポップ・ミュヌゞックの存圚意矩、そしお圌らが音楜を䜜り続ける理由、ラむブのステヌゞに立ち続ける理由、この曲には、その党おが詰たっおいる。あたりにも感動的な䞀曲であるず思う。そしお蚀うたでもなく、この曲はラむブの堎で芳客の声が重なるこずで初めお真䟡を攟぀ナンバヌである。僕は、5月のさいたたスヌパヌアリヌナ公挔で、この曲に䞀人ひずりの芳客の声が重なっおいく圧巻の光景を前にしお、今たで味わったこずのないような無類の感動が抌し寄せおくるのを感じた。ラむブが終わった埌も、い぀たでも心の䞭に残り続けおいる晎れやかな䜙韻。䞀人ひずりの《自分》ず《あなた》の自分だけの歩みを高らかに祝犏するこの曲は、今埌、"ray"ず䞊ぶようなBUMPの新たなラむブアンセムの䞀぀ずしお、私たちが胞に抱く孀独に優しく寄り添い、そしお、匷く心を奮い立たせ続けおいくのだず思う。


    2023幎、僕の心を震わせた「邊楜」ベスト10

    【1䜍】BUMP OF CHICKEN 「窓の䞭から」
    【2䜍】米接玄垫 「地球儀」
    【3䜍】YOASOBI 「アむドル」
    【4䜍】Vaundy 「replica」
    【5䜍】SixTONES 「こっから」
    【6䜍】花譜 「邂逅」
    【7䜍】櫻坂46 「静寂の暎力」
    【8䜍】RHYMESTER 「Open The Window feat. JQ from Nulbarich」
    【9䜍】NEE 「生呜謳歌」
    【10䜍】GeG 「EDEN (feat. にしな, 唟奇)」



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    音楜ラむタヌ映画ラむタヌ1991・10・1 生慶應矩塟倧孊卒2014幎、音楜メディア䌁業ロッキング・オンに新卒入瀟、線集・ラむティング等を経隓2018幎から、枋谷のIT䌁業で働きながらラむタヌ掻動䞭

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