メインコンテンツへスキップ
見出し画像

清世さんの展覧会レポ(2022.1.29)

    待ちに待った清世さんの展覧会。

    今日は個人的にたくさんの奇跡が起きすぎたので、記憶が鮮明なうちに書いておきたい。
    あとなるべく早く県境とか国境を越えたい。
    最初にお断りしておきたいのだけれど、いま私は清世さんの打ち上げインスタライブを聞きながらハイボールを飲みながら書いているので、たぶんいつも以上にとっちらかった投稿になると思います。
    ご了承ください。

    マガジンを購入されている方は歌原さんの投稿をご覧になると清世さんの絵の素晴らしさがよりしっかり伝わるかと思います。
    私の写真の腕はイマイチゆえ、よろしければこちらを御覧いただきたく。

    で、まず本日最初の奇跡。
    迷わず会場に着けたんですよ。
    奇跡すぎる~。
    今回の会場であるJOINT HARAJUKUの案内には「明治神宮前駅から徒歩一分」と書いてあった。
    最初その案内を見たとき、私は鼻で笑った。

    徒歩一分の距離でも、私にかかれば一時間迷えるぜ。

    なぜ自慢げなのかは、自分でもよくわからない。
    別に迷いたいわけじゃないけど、きっと迷ってしまうんだろうなぁ。
    そんな覚悟と呼ぶほど大げさなものでもない覚悟を決めながら大通りを渡って、ロクシタンカフェあたりを曲がったら、大枝さんがエッセイに書いていた「原宿の母」の看板を見つけた。

    狐につままれたような気持ちで振り返ると、見覚えのあるもじゃもじゃの建物。
    JOINT HARAJUKUに、着いてしまった。
    ↓証拠のTwitter。開場5分前に着いたのだ!どや! 

    きゃー!
    清世さん@kiyose_mの展示会会場、無事にたどり着けたぁぁ
    ほんとにもじゃもじゃしてるー!#清世展示会2022 pic.twitter.com/UfYcZD5I9K

    — つる・るるる (@shimaumaumasou) January 29, 2022

    おそるおそる階段を上がって扉を押したら、「つるさん?」と名乗る前に声をかけられた。
    ほぼ顔出ししていないのに、いきなりの身バレ。
    とりあえずビビりながら来場者ノートに名前を書いて、会場内を見渡す。

    壁三面に清世さんの作品が飾られ、奥にカウンター席がある。
    カウンターの奥に、清世さんがいた。
    私が名乗ると、清世さんは開口一番「ぬか~~~!!」とのたまった。
    そして周りにいた清世組に「ぬかの人なの!」と紹介した。

    「ぬかの人」。
    そう、私と清世さんの出会いはまさにぬか床にあったので、たぶんその呼称はすごく的確である。
    実は私自身は、たしか紫乃さんの記事から清世さんのことを一方的に存じ上げていた。
    めっちゃ素敵な絵を描く方だなぁと思いつつ、お酒好きという称号に若干の親近感を抱きつつ、でも人見知りなので遠巻きに憧れているような関係であった。
    そこから一歩前進したのは、ギタリストジユンペイさんの記事の中で一緒に紹介してもらったからだ。

    ジユンペイさんは当時ほぼ初対面だった私のぬか記事を「知らねーよ!」と笑ってくれつつ、清世さんの記事を引用してくれたのだった。
    そこからささやかながらややおおっぴらに(?)ファン活動を行えるようになり、展示会に「行きます!」と言えるようになった。
    清世さんを知ったきっかけは紫乃さんだったけれど、ジユンペイさんが書いてくれなかったら私はたぶん今日の展示会もすごくコソコソ伺っていたと思う。
    名前聞かれても「名乗るほどの者ではありませぬ」とか、言っていたと思う。

    そんな清世さんの第一印象は「めっちゃかわいかった」。
    なんだろう、本当に失礼ながら、私は清世さんにちょっとムキッとしたイメージを持っていた。
    だって「路上で100人」ですよ。わりと開催直前まで、日本画描いてたんですよ。
    私、日本画を描くのがあんなに大変だとは知らなくって。
    清世さんの投稿を見て初めて、画材からこんなに手間暇かけて行うものなんだ~!とびっくりした。
    いや、めっちゃ体力いるじゃん。
    しかも愛知から来るじゃん。
    すごい、清世さん、すごい。

    実際に会った清世さんは私が勝手にイメージしていたビリーズ・ブート・キャンプとは無縁そうな、すんごく華奢な方だった。お酒以外にちゃんと栄養摂取してます?と、自分を棚に上げて心配したくなるような。
    それでいて、確固たる芯の強さを感じさせる素敵なお人だった。

    (注:以下、私信)
    KaoRuさん!ちゃんと清世さんにみかんお渡しできましたよ!
    銘柄が多すぎて迷ったので、とりあえずスーパーのおすすめを2選、たしかにお持ちいたしました!粋なお気遣いに乗れて、とても嬉しかったです♡

    画像
    スーパーの人気no.1とno.2


    (私信終了)


    それから驚いたのが、大枝さんがすごく朗らかだったこと。
    いま酔っ払っていて見つけられないのだけれど(言い訳)、清世さんが以前大枝さんがすごく怖かったという話を書いていて、以来私の中では大枝さんは「めっちゃ詰めてくる人」だった(初対面なのにごめんなさい)。
    とりあえず大枝さんご自身の清世さんとのやり取りの記事が見つかったので、そちらを貼っておく。

    それ以降彼の小説を読んだり、マガジンに上げられた絵本製作記を読んだりしているうちに、私の中で大枝さんに対する怖いもの見たさがむくむくと育っていった。
    エッセイはすごく笑える一方、小説はかなり物騒。絵本製作記で製本屋探しなどから窺える、妥協なき揺るぎない姿勢。
    すごくすごく気になっていた。
    何度かコメントしようかと思ったけれど、詰められたらどうしようと思ってできなかった。

    そんな、大枝さんは。
    こちらの畏怖とは裏腹に、めっちゃフレンドリーな方だった。
    彼の小説を読んでいる方はおそらくもれなくびっくりすると思うけれど、普通にニコニコしている彼は、普通に好青年だった。
    こんな気さくで明るそうに見える人が、あんな人間の内面をえぐるようなお話を書くんだなぁと勝手に感銘を受けた。

    その一方で、noteのイメージ通りだなぁと感じる方々もいて。
    国岡さんは清世さんの描いてらっしゃるアイコンで見慣れていたため、安心感のある人当たりのよさや気配りの濃やかさに「おお!ほんとに国岡さんだぁ」と思ったし、歌原さんもマガジンで拝読しているお人柄通り、あたたかな方だなぁと思った。
    そうそう、歌原さんが大阪から来たと伺って、清世さんの人望の厚さに驚嘆した。
    例えば私(埼玉在住)のために、はるばる遠路来てくれる人がいるかと考えたら、たぶんいない。
    歌原さん、遠路はるばるようこそおいでくださいました。

    そして、nolyさん。
    来場した私に「つるさん?」と声をかけてくれたのがnolyさんだった。
    nolyさんファンにお伝えしておきたい、noteの文章の通りの方ですよ。
    ほわほわっとしながら、しっかり周りを見ていて。
    私たちと呑気に話しているかと思いきや「あっ、ちょっと行ってきますね」と言って、何か難儀しているスタッフの手伝いに行ったりしていて。
    いつもきちんと周りを見て動いていらっしゃる方なんだなあと思いました。

    それからnoteでもお邪魔したことがなかったみよしさん。
    あのイケてるお兄さん誰だろうと、紫乃さんと二人でコソコソしておりました。
    まさかぬか床に興味がおありなんて!
    がっつりぬか漬け部の勧誘をしてしまい失礼いたしました。

    そう、今日私は紫乃さんにお会いしたのです。
    紫乃さんが展示会にいらっしゃると伺ったときから、お会いできたらいいなぁと思っていたら、まさかのお連れ合いのゆうさんもご一緒に来てくださっていて。

    ファーストコンタクトの清世さんの第一声、私は「ぬか~~~!!」だったけど、紫乃さんは「思ったよりロックだ!」だそうです。
    たしかに、思ったよりロックでした(笑)。すごくね、かっこいいんですよ紫乃さん。あと眼力が強い。

    勝手ながら紫乃さん、ゆうさんに代わってノロケさせていただくと、お二人とも本当に仲睦まじくって。
    nolyさんのどんぐり、「今食べるのもったいないから持って帰ろうかな」って紫乃さんが言ったら、ゆうさんが「食べる?」って半分差し出してたんですよ!
    きゃ~~~!!!
    目の前でそんないちゃつきを見た私としてはもうね、もうね……。あぁいいなぁって感じですよ。末永くお幸せに!
    私は「ガチョウのあしあとクッキー」をいただいたのだけれど、本当においしかった。

    画像
    あしあとクッキーほか、いろんな焼き菓子が…
    画像
    勇気のどんぐり

    ↓ nolyさんのお菓子作り秘話

    なお、展示されている絵は撮影OKとのこと。
    ありがたく写真を撮らせていただきつつ作品を拝見しました。


    画像
    チラシに使われていた絵ほか。左奥は「記事から絵」の日本画
    画像
    企画「絵から小説」の原画
    画像
    大枝さんとの絵本『火の国の王子さまと氷の国のお姫さま』の原画

    当たり前だけど、webで見るのとはやっぱり違います。
    絵の迫力や濃やかさ、肉眼で見られる喜びを噛み締めつつ、じっくり堪能しました。
    「絵から小説」の原画や「記事から絵」の原画等々、noteで見るものとはまた少し印象が変わって、どれもとても楽しかった。

    そして私は、清世さんに“「今日のあなた」を描きます”をお願いしておりまして。
    描いていただいたんですよ!!「今日の私」を!!!

    「いま描きましょっか?」と言いながら鉛筆と紙を持ってきた清世さん。
    「あ、よければこれ御覧ください」と言われて手渡された大枝さん文、清世さん絵の『火の国の王子さまと氷の国のお姫さま』のスケッチ集。
    それを眺めている間に、さらさら~っと描いていただきました。

    清世さん、だいぶ美化してないか?
    完成した絵を受け取って喜びながら恐縮していたら、nolyさんがすすすっとこちらに来て助言してくれた。
    「これを額縁に入れて部屋に飾っておくと、“こうありたいな”って毎日背筋が伸びますよ」

    それは間違いない。清世さんの目に映った私がこれなら、とても嬉しい。
    ちなみに今日の私は、寝癖をきちんとヘアアイロンで抑えた私だ。
    平日会社に行くときには基本的には寝癖はガン無視で、右か左に髪の毛が流れているけれど。
    この「おめかしモード」の私を額縁に入れて毎日見ていたら、少しは素敵に近づけるかもしれない。

    画像
    清世さんに描いていただいた「今日の私」

    その後は大枝さんと清世さんの絵本にそれぞれサインをいただいたり、ポストカードを買ってひとしきり堪能したあと、紫乃さんとゆうさんと階下のカレー屋さんに行った。

    画像
    お二人のサインが素敵

    これも大枝さんの影響である。
    彼が書いていた通り、カレー屋は元気なお母さんがやっていた。
    なんとなく各々の注文が決まったところでお母さんが来て、「うちはコロッケとハンバーグが手作りなんですよ」と言い置いていった。

    「それならコロッケやハンバーグが食べたくなるよね」と、私たちは一度決めたメニューを翻し、ゆうさんがコロッケ・ハンバーグカレー、紫乃さんと私がハンバーグカレーを頼んだ。

    画像
    ハンバーグカレー

    おいしいカレーを食べながら、清世さんの展示の話やぬか床の話、共通の知人の話で盛り上がる。


    何杯も水のおかわりをしたあとで外に出たら、たまたま外にいた清世さんに再会した。
    「いま、ミムコさんもいらっしゃいますよ」
    と言われて、「会いたいっ!!」と図々しくも再び会場へ。

    いつも文章や絵で交流しているnoterさん。本当に実在していたんだなぁと、当たり前のことに驚く。
    私たちは大はしゃぎでミムコさんが持参したマスク文庫を全種もらって、しばし共通のnoterさんの話に花を咲かせた。

    画像
    マスク文庫一覧

    初対面のはずなのに、不思議と初めて会った気がしなくて、ついつい話がはずんでしまう。
    展示会場を出て、紫乃さんご夫婦はカステラを買いに、ミムコさんと私はカフェにお茶しに行った。

    だがここで、不可解なハプニングが起きる。
    大通りに出て歩いていたとき、ミムコさんが「あのカフェどう?」と向かいの店を指した。
    私もそちらの方向に目をやって、「いいですねぇ」と言った。

    私たちは道路を渡って、そのカフェに向かった。
    はず、だった。
    なぜか私たちが道路を渡った瞬間、そのコーヒー屋は煙のように消え失せた。

    いやいやいや、ホラーすぎる。
    たしかに私は彼女の指先に、「Caffe」の字を見たと思った。
    コーヒーショップらしい外観も、見たように思った。

    「あれっ、さっきこの辺にコーヒー屋があったよね」
    そう二人であたりを見回したが、コーヒー屋の影も形もない。私たちが見たコーヒー屋はいずこに。
    釈然としない思いを抱きながら、私たちがコナコーヒーやアサイーボールを扱うハワイ系カフェに腰を落ち着けた。
    ここでもお互いの知人の話で盛り上がる。

    noteを始めたときは、まさかこんなに人とのつながりが生まれるとは思っていなかった。
    「オフ会=お姉さんだと思っていた人がおじさんだった」というイメージを無駄に植え付けられていたし、「会いに行きたい!応援したい!」と思う人ができるなんて、想像もしていなかった。

    清世さんはちゃんとお姉さんだったし、大枝さんは朗らかながら意思の強さを感じさせられたし、国岡さんはアイコンからにじみ出るお人柄そのまんまだったし、歌原さんは穏やかな中にエネルギッシュな行動力を秘めていたし、nolyさんは文章の通りに誠実で、これまで表舞台には出てこなかったみよしさんはすごく謙虚な人だった。
    紫乃さんはロックだったし、ミムコさんはさっぱりと格好よかった。

    今回初めて「オフ会」的なものに参加して思ったのだけれど、わりとみなさん、文章からイメージされるお人柄からあまりかけ離れてはいなかった。
    文章って、人間が出るんだなぁ。
    そんな思いとともに、「これからも、ちゃんと書こう」。
    そう思った土曜日でした。

    なんて真面目に締めてはみたものの、とりあえずすごく楽しかったんです。
    少しでも、この楽しさが伝われば幸いです。
    展覧会は明日30日まで。
    清世組のみなさま、ほんっとうにお疲れさまでございます。
    とっても素敵な時間を、ありがとうございました!!

     
     
     
    エッセイや日記を、文学フリマなどの即売会で売るのが趣味です。2023、24年にエッセイがnote創作大賞中間選考通過。2024年に『羽ばたく本棚』、26年に『超人の倒れた家で』が日本自費出版文化賞入選。 ヘッダー画像は、KaoRu IsjDhaさんの作品です。

    あなたへのおすすめ