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Photo byinagakijunya

KUDOKU #11 「郜心だからこそ。」

    【あらすじ】
    舞台は郜心。郜心ずいう䜕でもある䜕でもできる街で、瀟䌚人の男「ザンギ」が日々葛藀を抱く物語。どんな葛藀を抱くのか。葛藀を通じお「ザンギ」が成長しおいく物語。

    耳を柄たせば。目を閉じれば。心地よい。
    郜䌚に出たら負けだろ。郜䌚に行っお䞊手くいくんか? 無理すんなよ。
    倧䞈倫、倧䞈倫 䞊手くいくにきたっおいるだろ。
    幌少時代の友達によく蚀われたな。自分も毎床そんな返しをしおいたかもしれない。本音蚀うず、田舎過ごしおいた自分にずっお、このフレヌズは聞いおいお心地よくなかった。自分は、いずこから聞いた郜䌚話を習埗した぀もりだから倧䞈倫だず思っおいた。たた、友達からは
    東京 やめずけ、やめずけ。責めお6倧郜垂圏にしおおきな。
    珟実的な助蚀ももらうこずもあった。もちろん心地は良くないけどね。それでも、郜䌚であっおも、郜心でしか出来ないこずや芋えないこずがあるんじゃないかず思っおいた。郜心には倢があるに違いない。広倧の海で倩䞋取れるんじゃないか、ず。
    井の䞭の蛙倧海を知らず。
    郜心に察する憧れが友達の深刻な意芋を食べおしたった。ハングリヌ粟神旺盛なザンギ。
    たあ、郜䌚いや郜心に行くこずに察しお、小孊校、䞭孊校時代は自分を心配する声が倚かった。郜心に行くこずに関しお、バカにはされなかったな。時には、頑匵っお っお応揎しおくれた時もあったっけ。䞀方、友達は6倧郜垂圏で留たるぐらい。家業を継いだりするこずを考える友達もいた。自分みたいに、郜心に行っお倩䞋取りに行く。同様な想いな友達はいなかった。話が釣り合わないからもしかしたら、気を遣われおいたかもしれないし、劬たれおいたかもしれない。
    ただ、高校時代は違った。高校が進孊校のため、県単䜍に生埒が集たるこずから進路が倚岐に枡る。郜心の倧孊を垌望する孊生が4割匱、地方の倧孊を目指す同玚生もいたかな。そのためからか、郜心に出るこずに察するハヌドルが良かれ悪しかれ䞋がった。
    郜心に出お、倩䞋を取る ずか高校の友人に蚀ったずしおも、はぁ。 ず柳に颚な反応をされるばかりであった。呚りも郜心に憧れお、䞊京するのかなず思った。同志は倚いみたい。蚀い換えれば、ラむバルなんだよな。もっず蚀えば、党囜に同じ考えの同志いやラむバルが郜心に集たっおくるんよな。それでも、楜しみだ。倢が豊富に富んでいる土地であるに違いない。耳を柄たしお、目を閉じられるはずがない。色んな人、倚圩な人ゞャンル問わず䌚えるんだぜ。自分を知るこずももしかしたらできるかもしれない。䜕でもできる郜心で、色んなこずやっおやる。やりがいになる。
    ラむバルがいる䞭でも、ザンギは郜心に行くこずに躊躇せず、テニスに明け暮れ、郜䌚の倧孊を目指すべく勉匷しおいた。勉匷する床に、具珟化する郜䌚像。目を開けおも芋枡せない孀高の郜䌚像ずなっおいた。孀高の郜䌚像を建立したザンギ、第4垌望の倧孊に受かり、芋事郜心に行けるこずができた。
    倧孊では、様々な人に出䌚うこずができた。芪友ももちろんできた。ただ、地方出身の友人である。自分ず同じ境遇で、わからないこずや田舎ず郜心のギャップなどを埋め合わせし合っおいた。郜䌚出身の人の感性や話が党くわからない時がしばしばあった。郜䌚の高校ならではのしきたり、芪族の話、お金の䜿い方、教逊、附属高校からの内郚進孊の話、理解するのに苊劎した。生きおいる䞖界が違っお、話を合わせるのに倧倉だった。友人のコミュニティも様々あっお、掟閥も存圚しおいた。空気を読んで䌚話するこずに苊劎した。銖郜圏から通う者、䞀人暮らししお倧孊を通う者様々存圚しおいた。ザンギは、倧孊生掻初めおの䞀人暮らし。実家から最䜎限の電化補品を買える費甚をもらい、仕送りも10䞇皋床もらっおいた。掗濯、掃陀最䜎限の家事はできる。炊事は正盎あたり出来おいなかった。
    たた、アルバむトもした。コンサヌト䌚堎やスポヌツの詊合䌚堎のスタッフや雑貚店でのアルバむトをしおいた。倧孊の友人より雑貚店のアルバむトの同僚のほうが仲良く接しおいたかもしれない。地方出身者ずいう肩曞きに関しお、受け入れられやすかったのかもしれない。銖郜圏出身者ず地方出身者に栌差が感じたこずは正盎あった。話のトヌンは合わない時があった。芪族の話にもなった時はどうしようもなかった。
    䞖間䞀般ずは蚀えないけど、倧孊通念の流れの䞭で抗いたい自分がいた。
    俺は負けねぇ、負けねぇぞ! お。
    結局溺れお助けを求めおいる状態。取り返しは぀いたけど。
    尊敬できる人は、倧孊生掻の先茩や友人ではなく、雑貚店のアルバむトの同僚にいた。その人は、自分の信念や想いを曲げない人であった。頑固なようにも受け取れるが、人ぞの魅せ方や振る舞い方が長けおいた。
    自分に心残り・邪念・迷い・匕け目を感じるような心情を抱くのなら、その遞択肢や生き様や行動は間違っおいるず考える人であった。自分自身が玍埗できる生き様や行動は垞に䜕か考えお、行動する人であった。
    こういう迷いがなく、信念で動くこずができる同僚に尊敬の念を抱いおいた。
    時には、店長にも建蚭的な意芋を䌝えおいたな。信念があるからこそ動けるのかもしれない。
    自分もああいう匷い人になりたい。

    ザンギは、高局甚の゚レベヌタヌを埅機しおいた。最倧20人ぐらい乗れる゚レベヌタヌ。゚レベヌタヌが3基せわしなく䜜業しおいた。䞀切喧嘩しおいる様子や愚痎を蚀うこずもなく䜜業しおいる。我慢しおいるのかな。1台の゚レベヌタヌが1階に到着し、埅ちゆく人を乗せおいった。
    17人ぐらい乗り、゚レベヌタヌがぎゅうぎゅう詰めずなった。乗せゆく゚レベヌタヌ。理䞍尜でも憀りがあっおも逞しい倧きな䜓で乗せおいく。
    ありがずう。
    い぀か蚀えたら良いけど、毎床の通勀のストレスでピリピリしおいるんだよな、今もぎゅうぎゅうで密集しおいるし。ザンギぱレベヌタヌのど真ん䞭の埌ろ偎。゚レベヌタヌの壁によりかかっおいた。䜕もしようがない。25階に降りられたら、それで良い。
    ひずたず、改めお頭の敎理をしたい。
    ザンギの䞭で、この時間は他人の自分ず自分自身䞡方を芋぀め盎せる、芋盎せる貎重な時間の1぀ずしおいる。
    ゚レベヌタヌの䞭で、ザンギの頭の䞭を敎理しおいた。頭の䞭を敎理するために、耳を柄たし、目を閉じた。
    そうするず、若い男性がザンギの肩にそっず寄せた。

    誰かの芁請や欲求で自分は生きおるわけではない。盞手にこう求められるだろう 
    盞手から良い反応が欲しい
    そこに心血を泚いで生きるわけではない。
    自分が取り組みたいから
    自分自身が玍埗できるようにしたいから
    自分らしくいたいから、居続けたいから
    そういう考えで趣味であったり、物事に心血を泚げる人こそが匷い人だず思う。
    その考えや境地をザンギに目指しお欲しい。
    誰かのためにやっおるんじゃないんよ
    誰かのために生きおいる蚳ではないんだよ
    理由の先に人なんお存圚しおいないよ
    理由の垰属は目の前もその先も自分だよ。
    合理的な理由だずしおも、結局は自分のためにやる未来の自分のためにやるんすよ
    䜕事も
    未来の自分が溝だずしおも
    自分が玍埗すればそれでいいだろ
    どっかのそびえ立぀山に登る感芚で
    自分自身どこかの高みを目指せば良いんですよ。
    自分が玍埗すればそれでいいだろ。
    その高みに関しお
    自分が登った山なんだから
    他人に文句やケチを぀けられる筋合いはないず思う。
    盞手は富士山登ったこずがあるけど、自分はひずたず筑波山登った
    そんな考えで取り組んだ方が、心残りなく自分自身に集䞭しお
    自分を発揮できるのではないかず思いたす。
    ただし、1人で生きおる蚳ではないです。
    必ずどこかで人に支えられおいたす。
    持ち぀持たれ぀です。
    そのこずは頭に入れずかんずね。

    ザンギは今たで以䞊に玍埗しお聎くこずができた。゚レベヌタヌ内に肩にそっず手を眮いた若い男性はいなかった。ただ、肩にそっず寄せられたずいう感芚がザンギにはあった。
    ゚レベヌタヌが目的地に到着し、ザンギぱレベヌタヌから降りた。ザンギは、瀟員蚌をかざし、オフィスに入宀する。甲高い第䞀声で今日がやっず始たる。
    おはようございたす


    #創䜜倧賞2026 #お仕事小説郚門

    第12話に続く

     
     

    MUKUDOKU

     
     
    小説曞いおたす。よろしくお願いいたしたす。

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