
【エッセイ】なぜ儚さに、美しさを感じてしまうのだろう
なぜ儚さに、美しさを感じてしまうのだろう。
私が日本人だからだろうか。
人だからだろうか。
命に限りがあると知っているからだろうか。
僕は桜を見て美しいと思う。
綺麗だと感じるんだ。
桜が好きで、その理由の一つに儚いからという感情がある。
一年の中で春の少しの間に咲く桜。
春が来た感じがして、冬の気持ちとは違う気持ちになる。
人の死をどのように人は受け止めているだろうか。
桜が咲き誇り、散っていく。そして葉桜になりまた次の春を待つ。
死は悲しいもの。切ないもの。耐え難いもの。
そうなんだと思う。
人は儚いと思う。
わかってはいる。
けれど、心がついていかない時だってある。
その感情にどう折り合いをつけ、受け入れるか。
死を感じたものにしか、本当の意味でその思いは感じられないのかもしれない。
でもそこにどう向き合い、どう寄り添うのか。
そういうのも大切だと思うし、大切にしたいと思う。