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05話|チサの花──心は世界をめぐる|『ご主人さまとメイドたちの思索茶会』

    今回のお話は、大切なものを失った人に向けて書いています。
     
    努力や役割を理不尽に奪われたとき、心がどこへ向かえばいいのかを、チェコの小説家であるフランツ・カフカの『変身』をヒントにして考えるお茶会です。


    登場人物
    ユキ:黒髪のメイド。しっかり者で勉強熱心。思索茶会では紅茶担当。理屈でまとめる理論派。

    マリ:栗色の髪のメイド。いつも元気でお茶菓子大好き。思索茶会のお茶菓子担当。思索は苦手な直感派。

    チサ:銀髪のメイド。小柄でおっとり。思索茶会のお花担当。詩的に話す感性派。

    朝霧:お屋敷の主。思索茶会の主宰。哲学的に話す、思索の案内人。

    物語×思索エッセイ
    ご主人さまとメイドたちの思索茶会【第一部】|本編05話

    こんにちは……チサです……。
    ……小さなお屋敷で、メイド……しています。

    お屋敷の庭に、花壇をつくりました……。
    ゴッホさんのひまわり……私も……育てます。

    土をやわらかくして……種を植えて……水をあげました。
    「……大きくなってね……」


    森の夜が明けたばかりの朝、小さな影がお屋敷の外へと抜け出す。
    近くの花壇に向かうチサの足取りは、いつもより軽い。

    「……芽、出てるかな……」

    種をまいてから数日。
    チサは毎朝、花壇の様子を見に来ていた。
    普段はお屋敷の庭から、お茶会用の花を摘むのが彼女の役割だった。

    しかし、お屋敷の主──朝霧、の先祖が描いたひまわりの絵を見てから、自分でもひまわりを育ててみたいと思ったのだ。

    朝霧の許可を得て、レンガで小さな花壇をつくり、土を入れ、種を植え、ネットで囲んだ。

    小柄なチサには重労働だったが、彼女は熱心に取り組み、思い描いた通りの花壇を完成させた。

    昨日までは何の変化もなかった。
    ただ水をあげるだけの日々。
    けれど、その朝の花壇は——いつもと違っていた。

    ◻️01 希望の朝に消えたもの

    チサが花壇の前で、静かに足を止める。
    そこには、期待したものとは違う光景があった。

    花壇の土は掘り返され、植えた種はすべて消えていた。

    「……ネット……やぶれてる……」

    風か何かで破れた隙間から、鳥が入り込んだのだろう。
    種は、ひとつ残らず食べられていた。

    「……種……全部、ない……」

    チサはしばらく花壇の前で立ち尽くしていた。
    やがて、そっと息を吐くと、諦めたように踵を返し、静かにお屋敷の中へ戻っていった。


    ここは、森に囲まれた小さなお屋敷のティールーム。
    午後の思索茶会の準備のため、メイドたちが集まっている。

    マリ「えぇっ! 全部? 鳥さんの食欲って強すぎ!」

    栗色の髪が映えるメイド、マリが驚きの声を上げる。

    ユキ「ここは森に囲まれていますから、鳥も多いですし……。チサ、私たちも手伝いますので、もう一度種をまきましょう」

    チサから話を聞いた黒髪のメイド、ユキが優しく声をかける。

    チサ「……うん……食べられちゃったけど……それだけ……」

    銀髪を揺らし、少ししょんぼりしながらも、チサは静かに受け入れていた。

    マリ「チサは強いなあ。私なんて、エクレア買えなかっただけで、その日だけ人生終わり、って感じだったのに」

    ユキ「マリが騒ぎすぎなんです。お茶菓子が買えないからって、人生の意味まで持ち出すなんて……」

    マリ「でもそのおかげで、ご主人さまから哲学を学べたんだよ。あの落ち込みにも“人生の意味”があったの!」

    その言葉に、チサがぽつりとつぶやく。

    チサ「……ムルソー……世界を受け入れる……不条理……」

    マリ「ムルソーさんって、カミュさんの書いた『異邦人』の主人公で、“感情がない人”だっけ?」

    ユキ「感情がないのではなく、“世界をそのまま受け入れる人”ですね」

    チサ「……不条理、学んだ……私も、世界、受け入れる……」

    静かに語るチサを、ユキがやわらかいまなざしで見つめる。

    ユキ「チサも、私たちも、哲学と不条理を学んでから、少しずつ成長しているのかもしれませんね」

    マリ「そうそう。私も“考える”ってこと、ちょっとずつできるようになってきたし」

    ◻️02 あふれる悲しみ

    朝霧から哲学とは何か、カミュの描いた不条理とは何かを学んだメイドたちは、世界を見る視点が変わったことを実感していた。

    そこへ、仕事を終えた朝霧が入ってくる。

    朝霧「ん……?  何かいつもと様子が少し違うようだね」

    ユキ「お疲れ様です、ご主人さま。チサがまいたひまわりの種が、全部鳥に食べられてしまって……」

    マリ「ユキとなぐさめてたんだけど、チサは世界を受け入れてるみたい」

    チサ「……世界は不条理……」

    彼は椅子に腰かけ、しばし考えてから言う。

    朝霧「チサが自然にそう思えるなら、それは良い選択だと思うよ。ただ、世界を受け入れるというのは、我慢したり、感情を隠したりすることではないからね」

    その言葉に、チサはしばらくうつむき、ぽつりとこぼす。

    チサ「……少し……悲しい……」

    ユキ「チサ……」

    チサの言葉に、朝霧はおだやかにほほ笑み、言葉を紡ぐ。

    朝霧「人の心は世界に対して常に揺れる。生きていれば、それは避けられないことなんだ。でも、その揺れにどう向き合うかは、自分で決められるんだよ」

    ユキ「先日、カミュさんの哲学から学んだことですね」

    朝霧「そうだね。ムルソーは、世界の沈黙を受け入れつつ、世界に期待せずに反抗する姿勢の象徴だ。でも、マリが“期待することを楽しみに生きる”と決めたように、世界とどう関わるかは人それぞれなんだ。だから、チサが悲しいなら悲しめばいいし、ただ受け入れるなら、ただ受け入れればいい」

    彼に言われ、うつむいたままのチサの肩が小刻みに震えだす。

    普段はのんびりとしたチサが、心の中の声をにじませる。

    チサ「……種を守るネット……できることをしたのに、理不尽……悲しい……悲しいよ……」

    小さな手でエプロンをぎゅっと握りしめ、銀髪が静かに揺れる。

    チサ「……私の……私の……種……全部、全部……なくなった……」

    たまらず駆け寄ったユキの腕にしがみつき、エプロンに顔をうずめて震え続けるチサ。

    チサ「……ううっ……なくなっただけなのに……不条理、受け入れたのに……心が、痛いよ……」

    小柄なチサの体を、ユキがやさしく抱きしめる。

    ユキ「……チサ、つらいよね。大丈夫。私たちがついてるからね」

    ユキに抱き着いたまま静かに震えているチサの姿を見て、マリも思わず涙ぐむ。

    チサの心が悲しみを受け入れるまで、ティールームに優しい時間が過ぎていった。

    ◻️03 カミュとカフカの不条理

    朝霧はチサが落ち着くのをゆっくりと待ち、やがて切り出した。

    朝霧「それでいいんだ。理不尽さや悲しみを感じるのも、チサの選択だよ。そして、チサが対策をしていたのに、鳥は種を奪い、チサはひまわりを育てる役目を奪われた。これは、ただの理不尽というより、理由もなく役割を奪われる“カフカ的な不条理”に近い。フランツ・カフカが『変身』で描いたのも、まさにこの“説明不能な疎外”だった」

    彼の説明に、マリがティールームの切ない空気を入れ替えるように、元気よく答える。

    マリ「カフカの『変身』読んだよ!  グレゴール・ザムザが、いきなり虫になっちゃう大変な話!」

    ユキ「私たち、休憩時間に読書会を始めたんです。カミュさんの『異邦人』と合わせて読むといいと、ご主人さまにすすめていただいていましたので」

    チサ「……グレゴール……色々奪われる……不条理」

    ユキの腕にしがみついたまま、チサもつぶやく。

    メイドたちの返事に、朝霧は少し嬉しそうに眉を上げ、話を続ける。

    朝霧「私の話を聞くだけでなく、実際に読んで感じることは、成長するためにとても大切だよ。そして、何かと何かを比べることで、両方をより深く、様々な視点から見られるようになる。ここで、一度整理してみよう」

    その言葉に、ユキが申し出る。

    ユキ「ご主人さま。私が一度、整理してもよろしいでしょうか」

    彼は、「もちろん」とうなずく。

    ◻️04 不条理を整理する

    ユキ「マリの不条理は、“期待と沈黙のズレ”が中心。チサの不条理にも共通点はありますが、“役割の剥奪と疎外”が中心になってくるのではないかと思います」

    朝霧「よいまとめ方だよ。マリが早起きして並んだのにエクレアを買えなかった出来事は、期待したのに世界は何も答えてくれないという“カミュ的な不条理”として説明できる。一方で、チサが鳥に種をすべて食べられた出来事は、努力や対策とは無関係に役割を奪われるという“カフカ的な不条理”で、両者は異なる種類の不条理として区別できる」

    マリ「そっかぁ。私がエクレアを買えなかった日には、ただがっかりしただけで、何かを奪われたわけじゃない。でもチサは、期待に世界が沈黙した上に“種を奪われ”、さらに“ひまわりを育てる仕事も奪われた”んだね」

    チサ「……カミュとカフカ……ダブル不条理が、こんにちは……」

    チサの比喩に、朝霧は少し考え、金色にやわらかく光る眼鏡を指で押し上げる。

    朝霧「確かに、チサが不幸にあった、という捉え方もできる。しかし、重要なのは“世界とどう関係を持つか”と、いうことなんだ」

    ユキ「『異邦人』のムルソーさんが、沈黙する世界に対して“世界に期待せず”、それでも“自分の生き方を肯定する”という姿勢で反抗を選んだように、ですね」

    ユキの言葉に、彼はうなずき、椅子に座ったまま軽く伸びをする。

    朝霧「そうだね。さて、お茶会の前にだいぶ話が進んでしまった。そろそろお茶にしようか」

    マリ「賛成!  私、お腹空いてきちゃった!」

    ユキ「マリったら。お昼ごはんをしっかり食べていたのに」

    チサ「……マリ……森の鳥さんと同じ……食欲いっぱい」

    マリ「えー!  私は鳥みたいに、自分のじゃないのまで食べたりしないよ!」

    ユキ「鳥にとっては、どれも自然の食べ物ですから、マリの言い分は、鳥からしたら心外かもしれませんね」

    チサ「……鳥さん……マリ……理不尽」

    難しい話に一息つくように、賑やかに声を上げながら立ち上がり、お茶会の準備を始めるメイドたち。

    台所に向かおうとしたユキを、朝霧が呼び止める。

    ◻️05 内緒のリクエスト

    朝霧「ユキ、今日のお茶とお菓子、私のリクエストを聞いてもらえるかな」

    ユキ「もちろんです、ご主人さま。何なりとお申し付けください」

    彼はユキをそばに呼び寄せ、小声で耳打ちする。

    意外なリクエストに、ユキは驚いた表情を浮かべつつ答える。

    ユキ「かしこまりました。おっしゃる通りにご用意いたしますね。少々お時間をいただけますでしょうか」

    朝霧が、「かまわないよ」とうなずく。

    マリ「ご主人さまがリクエストするなんて意外! 」

    チサ「……リクエスト……知りたい……」

    ユキ「すぐにわかりますから、後でね。マリは私を手伝って。チサは、テーブルと椅子を整えたら、いつもみたいに庭のお花を花瓶にお願い。今日は、いつもよりお花の種類を多めにしてね」

    マリ「了解!」

    チサ「……わかった……お花いっぱい」

    ユキの指示に従い、お茶会の準備に取りかかるマリとチサ。

    いつものお茶会に、朝霧のリクエストがスパイスとなり、メイドたちはどこか生き生きとしていた。


    ユキとマリが、お茶とお茶菓子を用意し、チサが花瓶に花を生ける。
    いつものように思索茶会の準備が整い、全員が席についた。

    ユキが本日のお茶として用意したのは、透明なガラスのティーポットに入った、鮮やかな黄色のハーブティーだった。
    何か花びらのようなものが、ティーポットのお湯の中で踊っている。

    マリ「きれい! これ、何のお茶?」

    思わず声を上げるマリに、チサがぽそぽそとつぶやく。

    チサ「……かわいい……ひまわりのダンス……」

    ユキが笑って答える。

    ユキ「今日のお茶は、サンフラワーティー。そう、チサの言う通り、ひまわりの花びらを使ったハーブティーよ」

    マリ「ひまわりの花びらティー⁉ そんなのあるんだ!」

    ユキ「サンフラワーティーはノンカフェインだから、体に優しくて、リラックス効果もあるの。今日はお茶会が遅めの時間になったから、こういうお茶がいいだろう、というご主人さまのお心遣いがあるのよ」

    ユキの説明に、朝霧が言葉を補う。

    朝霧「そして、ひまわりの英名“サンフラワー”には、太陽と花という意味がある。学名の“ヘリアンサス・アヌウス”も、同じような意味を持つんだよ」

    チサ「……ひまわり……太陽……カミュの不条理……つながった」

    マリ「そこ⁉」

    チサとマリのやりとりに笑いながら、ユキがお茶菓子についても説明する。

    ユキ「今日のお茶菓子は、“カモミール蜂蜜のスコーン”です。カモミールの香りと蜂蜜の甘さが優しいスコーンよ。カモミールもノンカフェインだから、遅い午後のお茶会にぴったりのお茶菓子ね。蜂蜜をお好みでたっぷりかけて、あたたかいうちに召し上がれ」

    マリ「おいしそう! 一緒に作ってるときから、お腹が鳴って大変だったよ!」

    チサ「……お茶もお花……お菓子もお花……花瓶にもお花……お花祭り」

    サンフラワーティーのひまわりの香り、カモミールと蜂蜜のスコーンの香り、大きな花瓶にいっぱいの花の香りに包まれたティールームで、賑やかなお茶会が始まる。


    スコーンを早速一つ食べ終えたマリが、ユキに尋ねる。

    マリ「そういえば、今日のご主人さまのリクエストって、これだったの?」

    ユキ「そうよ。今日はお茶会の始まりが遅くなったからノンカフェインで、とは教えていただいたのだけれど、他の理由は私もまだ聞いていないの」

    チサ「……ご主人さま……意味深……」

    いぶかるメイドたちの様子に、朝霧がやさしく話し出す。

    ◻️06 心はめぐる

    朝霧「私がこれをリクエストしたのは、チサに伝えたいことがあったからなんだ」

    チサ「……不条理の太陽……謎の花……」

    ますます考え込むチサに、彼は言葉を続ける。

    朝霧「チサのひまわりの種は、鳥に食べられてなくなってしまった。けれど、ひまわりがお屋敷や世界から全て失われてしまったわけではないし、他の花は存在している。このお茶のひまわりの花は、どこかお屋敷の外からやってきたものなんだ」

    ユキ「私が最近、紅茶屋さんで買っておいた茶葉なんです」

    朝霧とユキの言葉に、チサが静かにじっと考える。

    チサ「……ひまわり……ぐるぐる……世界……まわってる」

    チサの気づきの言葉に、彼はにこりと笑い、言葉を紡ぐ。

    朝霧「気づいたね。ひまわりの茶葉は、この世界で誰かが植えた種が花を咲かせて、このお屋敷に来た。チサが植えた種も、鳥に食べられてしまった。けれど、鳥が種を運ぶこともあるし、運ばれているかもしれない。鳥の食事になったことで、鳥が生き延び、どこかで別のひまわりの種を運ぶかもしれない」

    マリ「鳥のおかげで種が移動してるね!」

    朝霧「うん。そして、チサがまいた種も、もともとは他のところからやってきたものだよね。ひまわりだけでなく、他の花もそうだし、ここにある蜂蜜も、蜂が花をめぐることでやってきたものなんだ」

    チサ「……不条理だけじゃない……つながる、視点……」

    朝霧「そうだね。東洋思想では、それを“円環性”といって、失われたのではなく形を変えたと捉えるんだよ。カフカ的に見ると外部の力による不条理だけど、東洋思想の視点、例えば仏教の輪廻などから見ると、もう一歩進んで“役割が別の存在に移っただけ”と、捉えることができるんだ」

    ユキ「チサのひまわりの種が、種→鳥→世界→土→芽→花→種と、めぐるということでしょうか?」

    ユキの言葉に彼はうなずいて、チサに語り掛ける。

    朝霧「チサのひまわりの種は“なくなった”、ではなく“別の形で存在し続けている”と考えることもできるんだよ」

    チサが、彼の目をじっと見つめて答える。

    チサ「……種……世界……めぐる……心も……めぐる」

    一つの答えに行きついたチサの様子を見て、彼は息をつき、満足げにティーカップを口に運んだ。

    マリ「チサの種も、チサの心も、鳥に運ばれて、また帰ってくるんだね。なんだか私、わかる気がする。チサの種が食べられたから、こんなにおいしいお茶とスコーンがやってきたんだし!」

    ユキ「もう、マリは食べ物のことになると、調子いいんだから」

    マリ「いいでしょ! よくわかったんだから。私、東洋思想って好きかも!」

    チサ「……マリ……直感……東洋思想と相思相愛」

    朝霧「直線的な西洋思想に対して、円環的な東洋思想は、人生に別の視点を与えてくれる。今日は、そのことを伝えたかったんだ。チサに元気が戻ったようで、よかった」

    チサ「……元気……ひまわりと同じ……めぐって……戻った」

    マリ「うん、私も元気出た!」

    ユキ「世界と心は対立するだけでなく、心が世界をめぐることもある。その考え方、素敵です。世界と自分の関係性について、少しずつわかってきた気がします」

    ◻️07 また種をまく

    おいしいお茶とお茶菓子による思索茶会。
    それぞれが今日の学びを胸に談笑を続けているのを、ティールームに飾られた花がやさしく見守っていた。

    サンフラワーティーを見つめながら、チサが静かにつぶやく。

    「……ひまわりさん……どこかで咲いてるのかな。私、また種をまくね……帰ってきてね」


    *

    あなたが大切にしていたものは、今どんな形に変わって、どこにいると思いますか?

    *


    🫖メイドより、あなたへ

    ユキ「お客さま、本日も思索茶会へのご参加、ありがとうございました。サンフラワーティーと蜂蜜のスコーン、お楽しみいただけたでしょうか」

    マリ「お客さまの悲しみも、どこかで世界を豊かにしているはずです! 想像すると、ワクワクしますよね!」

    チサ「……お客さまの種も……きっと、帰ってきます」


    🌕次回のお話

    ご主人さまとメイドたちの思索茶会【第一部】|本編06話
    朝霧の過去──思索茶会の意味
    ……お楽しみに

    思索茶会の記録は、こちらの書庫──マガジンに収めてあります。


     
    思索を重ねる者として、ここにいます。学習事業を営んでいます。思考法や生き方についてやさしく対話する、思索茶会シリーズを連載中。 読むことに集中していただけるように、コメント等は閉じて運営しています。