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神に請う夜 〜アザラシ幼稚園に思いを寄せる短歌〜

    Aquilaがお空へ……

    幼子おさなごが 連つれ立だつように 空へ逝ゆく 健気けなげに生きた 乳飲ちのみ子ごたちが

    神に請こう どうか幼子おさなご 慈いつくしみ 愛し癒いやして 護まもり給たまえと

    神に問とう 何故なぜに奪うばうか 子供らを 罪つみなきを知り 何故なぜに選ぶか

    悲しくて 君の瞳ひとみが 胸を焼く その眼めに映うつる 世よとは何色

    魂たましいが 抜けるその時 何を見る 君を愛する 心触ふれゆけ

    慈いつくしみ 愛し見守る 仔こらが発たつ 空は哀かなしき 海は嬉うれしき

    残された 君は生きろと 願いけり 強く強くと 祈いのり見守る

    遠ざかる 友を見つめる 幼子おさなごの 心に宿やどる 思い想おもいて

    友の傍そば 近寄ちかより眠ねむる 愛いとし児ごよ 力尽つきるを 君は知ってか

    皆みな生きる 等ひとしく今を 生きている 隔へだてるものは 何とぞ問とうて

    神のみぞ 知る意味探し 泣き濡ぬれる 罪つみなき仔こらを 選ぶ理由りゆうを

    終わりなき 事と知りても 歩みゆく 気高けだかき君きみの 愛を敬うやまう

    願ねがわくば すべてが癒いえて 救すくわれる 世よをと祈いのれど 仔こらは去り逝ゆく

    生き抜けと 祈いのり見守る 夜よるの先 別れ惜おしみて 空へ見送る

    今は空 星の海にて 泳ぎゆく 痛み憂うれいも なき海をゆけ

    叶うなら 抱きとめ胸で 看取みとりたい 叶わぬ今は 星を抱いだく夜よ

    君は今 苦痛くつうなき世よで 穏おだやかと 信じ願いて 悼いたみ泣く夜よる

    涙枯かれ 心は空へ 囚とらわれて 涙海るいかいをゆく 君を捜さがして

    多すぎて つらいと零こぼす その今も 生命いのち救すくいて 君は向き合う

    寄より添そいて 抱だいて君へと 愛歌う 母とはぐれた 幼子おさなごの夜よる

    手に触ふれる 温もり薄うすれ 消えて逝ゆく あの日を想おもい 心凍こごえん

    祈いのれども 叶わぬ今と 嘆なげくより 奇跡きせきを祈いのり 君を信じる

    友は今 君を残して 逝ゆくけれど 君の幸さちをぞ 祈いのりゆくはず

    乳飲ちのみ子ごの 心よどうか 守られて 今を乗り越え 育ち海へと

    哀かなしくて 心は虚うつろ 彷徨さまよいて 言葉で刻きざむ 君の生命いのちを

    生き抜いた 君は確かに 生き抜いた 誰もが惜おしむ 君の努力を

    報むくわれぬ 世よの不条理ふじょうりに 腹が立つ 罪つみなき仔こらに 幸さちを贈おくれと

    傷きずついて 悲しみ抱かかえ 生きている 乳飲ちのみ子ごに何故なぜ 死を与えるか

    不運さえ 不運と知らぬ 乳飲ちのみ子ごの 無垢むくな努力を 何故なぜ救わぬか

    何故なぜと問とう 数えきれない 理由わけを問とう 意味を知りても 癒いえぬと知るも

    今はただ 安らぎ祈いのる 空の仔こよ 君は生きたよ いと美しく

    嗚呼ああどうか 仔こらに救すくいを 奇跡きせきをと 夜よごと叫さけびて 神に届けん

    愛いとし児ごよ 星空海ほしぞらうみも 隔へだてなく 愛を贈おくるよ 君に幸さちあれ

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    私にとって短歌とは心で、詠うことは呼吸し言葉を紡ぐことと同じだから。

    短歌を詠んで、哀しみを、嘆きを、悼む思いを歌にして哀悼し追悼し葬送するしか術がないんだよ。

    こんな時に、ではなく、こんな時だから、なんだ。

    大切な日記で手紙なんだ。

    悼み方も嘆き方も、悲しむという行為と表現は人それぞれだから。

    これは、私の哀しみ方なんだ。

    伝わるといいな。

    哀しみの時の中にいる、そんなあなたを不快にしないと良いのだけれど。


     
     
    短歌や詩をゆるゆる詠みます。 現在私は闘病中なので、不定期更新になりますが、あなたのタイミングと私のタイミングが合った時、互いの時間と心が繋がった時に、ご覧いただければ幸いです。