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Photo bycue_h

午前3時ごろに覚醒する人 | 雑記

    タダノツカサ

    ここのところ、大半の人間が起きているはずもない時間帯に目が覚めては、おもむろに執筆を行う頻度が増え始めていた。


    いつものように食事の片付けを終え、ルーティンでもある筋トレやストレッチなどを済ませた後、ベッドに向かわずにソファに寝そべる。

    そしてそこからの記憶は「なぜだろうか」と疑問を呈するまでもなく飛んでしまっている。

    気がつけば、当たり前のように日付がとうに切り替わっている。東向きに設置したボーンチャイナの壁時計に目を移せば、短針は2と3の数字の僅かな隙間を指していた。


    (やばい、またしてもやってしまった…)


    勿論その日に綴ろうとしていたネタは、何一つ手を付けていないままだ。そこから例の如く、時間に追われるように慌ててPCの画面に向かって手を動かす始末である。

    翌日の仕事に響かぬように心がけているつもりでも、中途半端な時間帯に覚醒してしまう日々がつづいたおかげで、最近じゃ寝不足気味になってしまっていた。

    不規則というべきなのか、あるいは変則的と揶揄すべきなのか。自分自身に襲いかかってくる睡魔に対して、抗える術は一つもない。

    いつまでもこの状態が続いては、明け方近くになって寝る癖がついてしまう一方だ。


    これを一昔前に、今と同じ状況に置かれていたなら、わざわざペンを取るような行為に移そうとはしなかっただろう。

    それどころか、一つの記事を送り出すまでに、ありとあらゆる思考を巡らすまでに至っていなかったはずだ。

    こんな夜更けに、それも皆んな寝静まっている中で、自分はいったい何のために無駄な作業に労力と時間を費やしていやがるのか、と。


    そうは考えつつも、昨年の今頃を振り返れば、今の定職につくまでの間も 側から見てやはり無駄だと思える活動に集中していたと思う。

    下手をすれば、最悪の場合食いっぱぐれになってしまっては、言葉を綴ることに対して時間を割く余裕はなかったかもしれない。

    そんな危機的な状況に自ら立たされているにも関わらず、日によっては月が沈みかけている頃合いか、もしくは太陽が昇る寸前まで執筆をおこなっていた。


    今の私の生活のサイクルは、過去に体験していたそのものをリフレインしようとしているのかもしれない。

    当時の自分が、再起をかけて力を振り絞り、世間の荒波に揉まれながら、ひとり暗闇の中で奮闘していた日々の出来事を忘れないようにと。

    そしてまたいつの日か、あの時の自分はこんなふうにして乗り越えてきたんだなと。笑いながら他の誰かにこぼれ話を打ち明けるみたいに、これまでの経緯を振り返ることができるようにと。



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    人生の経験のうち大半を愚行に費やす者 | 20字小説を書く人 | 時々音楽を語る | 稀に本の感想 | 合言葉は「Have a good day!」

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