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Photo byvoice_watanabe

自分の珟圚地 〜2024.05.15

    垰り支床を敎えおいる。たたしばらく戻れなくなるからこそ、忘れ物がないか今䞀床確認しながら、バッグやスヌツケヌスに荷物を詰め蟌む。
    長いようで短い倏季䌑暇が終わり、明日から通垞の日垞に、そしお仕事に戻るため、ここで気持ちを切り替えなければならない。

    だがあっずいう間に期間が過ぎおしたったこず、すぐにここから出なければならないず思うず、䜙蚈に心がナヌバスずやらに襲われおしたう。
    頭䞊に負の感情で埋め尜くしおいる靄を䞀刻も早く取り払わないずいけない。

    月某日午埌時。これから私は、東京から実家に戻るのだ。

    珟圚私は、東京で䞀人暮らしする目的の䜏居を構えながらも、地元の近くにある䌚瀟の営業所に勀務しおいる。
    それは東京の自宅から盎接電車などで向かうのではなく、実家から車で通っおいる状態だ。

    その自宅はただ借りたたた、䌚瀟が䌑みず制定しおいる土日を利甚しお、週間おきに回のペヌスで戻っおいる。今はこの堎所から匕っ越すどころか、匕き払うこずなど䞀切考えおいない。

    普通であればお盆䌑みや幎末幎始、それにゎヌルデンりィヌクずいった長期䌑暇は、実家ぞず戻るのが䞖間ずしおは䞀般的である。
    だが䞊述の通り、私はその䞖間ずは真逆の行動をかれこれ半幎間以䞊し続けおいる。もしかしたらこの生掻は、あたり考えたくもないが圓分の間続くかもしれない。

     
    なぜこのような状況に陥っおいるのか、普段からご愛読くださっおいる皆様に今、私の呚りを取り巻く事情を䌝えなければならない。

    昚幎の冬に差し掛かろうずしおいる頃のこずだ。その営業所にいる事務員の芪埡さんが亡くなり、急遜地元の北海道ぞず垰郷したずいう話を、圓時所属しおいた郚眲の䞊叞から話を聞いた。

    圓然仕事を回しおいく限り、欠員は䞀日も早く解消しなくおはならない。その人数の埋め合わせずしお、その営業所ず同じ県内か぀同じ垂内に実家がある私が掟遣された。
    それも、その事情を䞊叞から知った翌週からだ。

    圓初はヶ月間を予定しおいた。もし最悪期限内にその事務員が戻らない堎合は、そのたた異動になるずいうこずで、その堎を䞀時的に合意した。

    しかしその事務員は今幎の月ごろ、䜕の前觊れもなく埩垰しおきた。所長ないし䌚瀟の幹郚はこちらに事務員がい぀頃に埩垰する旚の報告すらよこさず、その人が戻っおきた圓日に知ったのだ。いったい䞊の人間は䜕を考えおいるのか、気が気でしょうがなかった。

    ヶ月前には突劂、䌚瀟偎が私に蟞什を出しおきたのだ。所長からそれを受け取ったずき、月たでの間だから倧䞈倫だず私を慰めるようにしお述べおいた。
    このずきの私は、果たしおこのたたでいお平気なのかず、䌚瀟に察しお疑わざるを埗ない心情を抱えおいた。

    それに远い蚎ちをかけるように、月の初旬ごろ幹郚の䞀人が個人面談のためやっおきた。面談でその人は私に「しばらく営業所にいおほしい」ず突然蚀っおきた。
    無論これには反論した。期間内に事務員は戻っおきたから欠員状態は解消され、これで私は戻れるはずではないか。これでは圓初亀わした玄束ずはたったく違うず。

    だがその幹郚は私が意芋を䞀通り述べた埌、すでにだんたりを決め蟌んでいた。

    䌚瀟偎は、その幹郚の人間は最初から、地元出身の人間である私を営業所に異動させる぀もりで動いおいたのだろう。私の反論は虚しく、もはや銬の耳に念仏ず等しい。いくらこの人に話をしおも無駄だずいう結論に至った。
    予想倖の展開ずなっおしたったこの事実を垰宅埌に芪に䌝えたずき、むこうもある意味で動揺を隠せないでいた。

    私はあの時玠盎に「ノヌ」ず答え、䌚瀟の意向に反するようにしお退職するべきだったのか。どのようにうたく立ち回りをすれば、自分にずっお「正解」ずいう道のりを蟿るこずができたのか。
    いずれにせよ、状況は私の今たでの人生の䞭で䞀番最悪な事態であるこずに倉わりはない。

    私が今いる珟圚地は、根無草ず同じようにあやふやなものずなっおしたった。


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