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詩集 佳き日に【夏の訪れ】 ② 今年も歳をとる夏

    まっさらな心で
    耳を澄ますと
    しぃーーと鳴く
    夏の虫の音が転調する

    目を凝らすと
    私わたしと手を挙げる
    夏草とソーラーパネルが
    太陽を追っている

    胸がきゅーーっと
    締めつけられるのは
    早起きし過ぎて
    乗り遅れそうになった
    バスに駆け込んだせいなのか

    それとも
    もうすぐ会える君の匂いを
    風に感じたせいなのか

    窓に映る
    落ち着かない顔をかき消して
    口角を上げてみるけれど
    なかなかうまくできないよ

    そのままでいいよと
    言われることを
    どこまで
    信じていいのか分からなくて
    ゆらゆら揺れる

    君はそのままで
    いてくれないのを
    知っている
    今年もまた歳をとる夏

     
     

    月麦

     
     
    月麦です。別のサイトで小説を書いていましたが、読者層と作品が合っていないというご指摘を受け、こちらを紹介いただきました。お読みいただいた方の心に届くような、小説や詩を書いていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。【100%フォロバします】

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