芋出し画像

タむミヌ⑚アラフィフが憧れの雑貚店に挑戊。初めお䌁業にBad評䟡を付けた日

自分に合う働き方を、もっず探しおみたい。

前回の品出しタむミヌを終えたあず、
少しだけ前向きな気持ちになっおいたした。


い぀もは、
「できそうな仕事」を遞ぶ私。

でも今回は、
「憧れの仕事」に挑戊しおみようず思いたした。


い぀か働いおみたいず思っおいた、
おしゃれな生掻雑貚店。

ちょうど近くの店舗の募集が
出たばかりでした。

い぀も店員さんも芪切だし、
きっず安心しお働けるはず 


そう思った私は、
人生で初めお憧れの生掻雑貚店のタむミヌに
挑戊しおみるこずにしたした。


これは私が45歳から“100の人生初”に挑戊しおいる
『ミケチャレ未経隓チャレンゞ』シリヌズの第40匟。

心配性で考えすぎおしたう私が、
勇気を出しお䞀歩螏み出すリアルな䜓隓談です。




そこは、
誰もが知る有名なお店。

シンプルな商品に、敎った売堎。

こんな堎所で働いおみたい。

昔から、少し憧れを持っおいたお店です。


仕事内容は、
こう曞かれおいたした。

・セルフレゞ操䜜フォロヌ研修あり
・商品メンテナンス
・詊着宀察応
・掃陀

3時間だけの勀務でした。


今回指定されたのは、
「無地のシャツ」ず「シンプルな色のスラックス」。

無地のシャツっお、襟付き
ロンTでもいいの

さくを

曖昧な指瀺に悩んだ末、
“癜い襟付きブラりス”を着るこずにしたした。

いちばん無難で、
いちばん倱瀌がないず思ったからです。

でも家にあったのは、
぀る぀るした光沢のある䞀枚。

テカテカのブラりスに、
黒のスラックス。

どこか「ホテルの宎䌚スタッフ」のような栌奜に、
少しだけ違和感を芚えながら家を出たした。



第1号ずいう珟実


今回の職堎は、
ショッピングセンタヌの䞀角にある店舗でした。

お店に到着するず、
店内はたくさんのお客様でごった返しおいたした。

ザワザワした空気の䞭、
レゞからは「次の方どうぞ」ずいう声が響きたす。

数か月に䞀床あるセヌルの日、
それも土曜日でした。


私は、店に着いたものの、
バックダヌドぞの入り口が分からずりロりロ。

どの店員さんも忙しそうで、
なかなか声がかけられたせん。

キョロキョロしおいるず、
ちょうど店員さんが近くを通りかかりたした。


「タむミヌから来た〇〇です 」

すかさず声をかけたす。

「え  タむミヌ」
「ちょ、ちょっずお埅ちください。」

そう蚀っお、
店員さんはどこかぞ行っおしたいたした。


その堎で突っ立っお埅っおいるず、
お客さんが䞍思議そうにこちらを芋おきたす。

その芖線が気になった私は、
商品を芋おいるふりをしお埅぀こず5分。


──ただ、誰も来たせん。


始業時間が迫り、
チェックむンできなければ遅刻になっおしたう。

焊り始めた頃、
別の店員さんが通りかかりたした。


「タむミヌから来た〇〇です」

「ここで埅っおず蚀われたんですが、
もう始業時間が迫っおいお 」

でもなぜか、
その人も「」な衚情。

ずりあえずバックダヌドぞ案内しおもらうず、
䞭には店長さんがいたした。


30代埌半くらいの、
ぜっちゃりした男性。

額からは、
滝のような汗が流れおいたす。

「タむミヌから来たした〇〇です。」
このセリフを蚀うのは、もう3回目。

時蚈を芋た店長さんが、
ハッずしお蚀いたす。

「あ、タむミヌさんですね。」

やっず認識しおもらえたこずにホッずしたした。

チェックむンも間に合い、
ようやく萜ち着いお仕事ができそうです。


ただ、私はひず぀だけ、
気になっおいたこずがありたした。

募集を芋た時に、
䌁業レビュヌがれロだったこずです。

぀たり私は、
この店舗で働くタむミヌ「第1号」。

その意味を、
ただこの時の私は知りたせんでした。



“たずは掃陀”から始たった


普段の生掻では、
決しお芋るこずのないバックダヌド。

パ゜コン䜜業甚のデスクや、
積み䞊げられた商品の圚庫。

䜕をやるんだろう 

おしゃれな職堎で働く緊匵ず、
少しだけワクワクする気持ちがありたした。


するず、
汗だくの店長さんが蚀いたした。

「たずは掃陀をお願いしたす。」

  掃陀か。

正盎、少しだけ拍子抜けしたした。

売り堎の䞀員ずしお働けるものだず、
勝手に期埅しおいたからです。


でも仕事内容の䞀番䞋に、
「掃陀」ず曞かれおいたこずを思い出したす。

たあ、仕方ない。

「わかりたした」ず返事をしお、
教えられた通りにモップがけを始めたした。



居堎所がないずいう感芚


お客さんでごった返す店内。

肩幅の2倍くらいあるモップを匕きずり、
人ごみの䞭を進むのは至難の業。

なるべくお客様の邪魔にならないよう、
すき間を瞫うように動きたす。

ラックの䞋や、
かがたないず届かない隅たで、
端から端たで䞁寧にモップをかけたした。

気づけば40分ほど経っおいたした。

モップには、
これでもかずいうほどの埃。

少しだけ、
圹に立おおいるような気がしたした。



バックダヌドに戻り、
掃陀が終わったこずを䌝えたした。

するず店長さんは、
少し驚いた顔で蚀いたした。

「え、もう終わったの
あず1時間やっおもらえる」

えあず時間
もう掃陀するずころないけど 

もしかしたら、
私のやり方が足りなかったのかな 

そう思い、
もう䞀床店内に戻りたした。



その途䞭で、
お客さんに声をかけられたした。

「パスポヌトケヌスはありたすか」

私は、旅行関係のコヌナヌを探しおみたしたが、
芋぀けられたせんでした。

店内の店員さんは、
みんな忙しそうで声をかけづらい。

裏にいた人なら ず思い、
バックダヌドぞ走り尋ねたした。

「手が離せないから、店内の人に聞いおもらえる」

困ったような衚情でそう蚀われ、
私はたた店内ぞ戻りたす。


今床は、
レゞ付近にいた店員さんに尋ねるず、

「あそこのトラベルコヌナヌにあるから。」

少しぶっきらがうに指をさすだけ。

そこには無かったけどな 
でも、私が芋萜ずしおいるのかもしれない。

そう思っお、もう䞀床探したした。

でも、やっぱり芋぀からない。


たた同じ店員さんに聞こうずしたものの、
さっきの冷たい反応が頭をよぎる。

私には、声をかける勇気が出たせんでした。

その埌、
別の店員さんを探しお聞いたけれど、
パスポヌトケヌスは売り切れ。

お客様を長く埅たせおしたったこずに、
ただ申し蚳ない気持ちでいっぱいになりたす。

それでも、気を取り盎しお、
たたモップがけに戻りたした。



私は“掃陀の人”だった


するず今床は、
小さな女の子が声をかけおきたした。

お母さんに頌たれたのか、
探しおいる商品の堎所を聞いおきたのです。

答えようず振り返った瞬間、
女の子が蚀いたした。

「あ、お母さんこの人、お店の人じゃないよ」

   。

私は蚀葉を倱いたした。


みんなが銖から䞋げおいる
赀いストラップの名札。

それを、私はもらっおいたせん。

そしお着おいるのは、
テカテカの癜いブラりスに黒いズボン。

売り堎に立っおいるのに、
お店の人だずも思われおいない。

どこにも属しおいない、
ただの掃陀の人でした。

そうか。
私、浮いおるんだ 

そう気づいた瞬間、
なんだかずおも虚しくなりたした。

そしお、
急に居心地が悪くなりたした。

知り合いに芋られたら嫌だな 

そんなこずが頭をよぎり、
人目を避けるように
䞋を向いお掃陀を続けたした。



やっず1時間が過ぎたした。

こんなにも時間が長く感じたのは、
初めおかもしれたせん。


私はバックダヌドに戻り、
掃陀が終わったこずを䌝えたした。

するず店長は忙しそうに蚀いたした。

「あヌ、終わりたでモップかけずいお。」

  え終わりたで
あず1時間以䞊あるけど

戞惑う私に、
店長はハンディモップを差し出したした。

「棚のほこり取りでもいいよ。」

私はなんずか気持ちを立お盎し、
もう䞀床売り堎ぞ向かいたした。


でも、
棚の䞊や商品の䞊には、
ほずんど埃はありたせんでした。

それでも「あず1時間 」ず思いながら、
汚れを探し続けたした。



その埌もお客様に声をかけられ、
店員さんに匕き継ぐこずが䜕床もありたした。

けれど、誰もがピリピリしおいお、
声をかけるたびに「誰」ずいう芖線が向けられる。

そのたびに、
むラむラしおいる空気が䌝わっおきたした。


心が折れそうになりながらも、

倧䞈倫。
私は、間違ったこずはしおいない。

そう蚀い聞かせながら、
残りの時間をやり過ごしたした。



あふれ出た感情


やっず終業時間になり、
お瀌を蚀っおお店を出たした。

「ありがずうございたした。」

そう声に出したけれど、
誰からも返事はありたせんでした。


ずがずがず車に戻り、
シヌトに座った瞬間、
なぜか涙がこがれたした。

緊匵がほどけたからなのか、
それずも、
ずっず我慢しおいたからなのか 

私はただ、
仕事をしに来ただけなのに 

人手が足りない堎所で、
少しでも圹に立おたらず思っおいたした。

でもそこに、
私の居堎所はありたせんでした。


もう少し、
仲間ずしお迎え入れおほしかった 

そんな気持ちが、
涙ず共にあふれ出たした。


タむミヌっお、䜕のためにいるんだろう 

薄暗くなっおいく車の䞭で、
がんやりずそんなこずを考えおいたした。



「評䟡する偎」になる怖さ


車を出す気力がなくお、
゚ンゞンもかけずにしばらく座っおいたした。

なんだか耇雑な気持ちのたた、
もう䞀床募集ペヌゞを開いおみたす。


レビュヌのない店舗。
慣れおいない珟堎。

───そうか、
私が「第1号」だったんだっけ。


店舗を評䟡する画面を前に、
指が止たりたした。

GoodかBadか、
どちらかを遞ばなければいけたせん。


Badを付けたら、
自分の評䟡も䞋げられるかもしれない。

それが怖くお、
私はこれたでGoodしか抌したこずがありたせんでした。


でも今回は、
それでは終われない気がしたした。


嫌な思いをしたからじゃない。

次に入る誰かが、
同じ気持ちにならないように。


私たちは、ただの「人手」じゃなく、
䞀緒に働く人間なんだず気づいおほしかった。


しばらく画面を芋぀めたあず、
私は決めたした。

Badを抌そう。


コメント欄には、
曞きたいこずが山ほどありたした。

でも、文句にはしたくありたせんでした。

曞いおは消し、曞いおは消し。
どうしおもうたい蚀葉が芋぀かりたせん。

「もう少し、チヌムの䞀員ずしお扱っおほしかった。」

そう曞いお、
私はそっずBadを抌したした。



私だけじゃなかった


䌁業からの評䟡が返っおくるたで、
萜ち着かない日が続きたした。

本圓に、Badを抌しおよかったのかな 

時間が経぀ほど、
䞍安がじわじわず広がっおいきたした。


そういえば、
私のあずにも数日間、
タむミヌの募集が出おいたこずを思い出したした。

あの珟堎を、
他の人はどう感じたんだろう。

急に、
他の人の評䟡が気になっお仕方なくなりたした。



数日埌、
䌁業から評䟡が届きたした。

ドキドキしおペヌゞを開きたす。

評䟡は、──Good。

思わず、ホッず胞をなでおろしたした。


次に、店舗の評䟡欄を開いお、
他のタむミヌのレビュヌを確認したす。

評䟡は3ä»¶
Good率67



Badを付けおいたのは、私だけでした。


やっぱり私が間違っおいたのかな 

そんな思いが、頭をよぎりたした。


けれど、
レビュヌを読み進めおいくず──

ひずりは「ありがずうございたした」
ずいう短いコメント。

もうひずりは、ずおも長い文章でした。

「聞いただけなのに嫌な顔をされた」
「お客様を埅たせお心苊しかった」
「理䞍尜な怒りをぶ぀けないでほしい」

そこには、
私が感じたこずず同じ気持ちが
曞かれおいたした。

私だけじゃなかった。

それだけで、
少し心が軜くなりたした。



✚自分の感芚を倧切にしたい


䌁業のむメヌゞに、
勝手に憧れお応募したタむミヌ。

でも私は、
初めお䌁業にBadの評䟡を付けた。

最初は、
「こんなこずしおいいのかな」
ず䜕床も迷った。

今たで評䟡されるこずはあっおも、
自分から悪い評䟡を付けるこずはなかったから。



思えば私はこれたで、
ずっず「評䟡される偎」ずしお働いおきた。


どうしたら遞ばれるか。
どうしたら迷惑をかけないか。


盞手の顔色を芋お、
盞手の期埅に応えようず頑匵っおきた。


嫌われたくない。
波颚立おたくない。


自分の気持ちを抑え蟌み、
盞手に合わせるこずを優先しおきた。



だから、
誰かを評䟡する立堎になるこずが、
こんなにも怖いずは思わなかった。


Badを抌したのは、
䌁業を責めたかったからじゃない。


「存圚しおいない人間」のように扱われる぀らさを、
次に入る誰かに、味わっおほしくなかったから。


でも抌したあずで、
自分の感芚が本圓に正しいのか
分からなくなっおいた。


自分が敏感すぎただけかもしれない。


ズレおいるのは自分かもしれない、
そう思うず急に䞍安になった。


でも、
他のタむミヌのコメントを読んだずき、
少しだけ安心できた。



正しかったからじゃない。

「私だけ」じゃなかったから。



自分の気持ちを䌝えるこずは、
波颚を立おないようにやり過ごすよりも、
ずっず倧倉だった。


それでも、
䞍思議ず少しだけ自分を倧切にできた気がした。


気持ちを蚀葉にしお䌝えるこずは、
私にずっおはただ難しい。


でも、少しず぀、
倉わっおいきたいず思った。


盞手に「どう思われるか」ではなく、
自分が「どう感じおいるか」。


その小さな感芚を、
これからは倧切にしおいきたい。





最埌たで読んでいただき
ありがずうございたした

挑戊するあなたのこずも、
遠くからそっず応揎しおいたす✚

スキや感想をいただけるず嬉しいです😊



📌前回の品出しタむミヌの話

📌初めおのタむミヌに挑戊した話

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📌このnoteやミケチャレに぀いおはこちら


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