
STORY⑨ 出会いと遭遇
信仰と音楽の都T
街の娘「ようこそ、信仰と音楽の都Tへ。えっ、街並みが似ているですって。フフフ……」
B.E.Lは城下町のほかの街、都市を巡ることにした。
B.E.L「ふーん、信仰と音楽の都というのか。なかなかの雰囲気だな」
B.E.L「……」
B.E.L「いわれてみれば確かに城下町と街並みは似てるな……
戦いに対しての共通仕様なのだろうか、意的な」
B.E.L「……」
そんなことをおもいながらB.E.Lは街を歩いていると、水路を挟んだひときわ大きな建物が目に入った。
B.E.L「……」
B.E.L「なにか挨拶だけでもしていくか。それにこれだけの建物の所有者なら、何か知っているかもしれないしな」
B.E.Lは呼び鈴を鳴らすと建物のなかに入っていった。
誰か「多数並存で多神教……神道」
館の主だろうか。突然話を一方的にしてきた。しかし、なぜかB.E.Lは動じなかった。導師固有のスキル、範囲認証のおかげだろうか。
B.E.L「……」
B.E.Lは意識を切り替えた。
誰か「村や集落の神々が基盤、そして、神々は自然の中に宿るという……」
B.E.L「……」
誰か「共通しているのは営み……」
B.E.L「営み……」
誰か「ふふ、死者の霊を尊ぶ文化とも関わりがあるという……そこで」
誰か「よいか」
館の主は賛同を求めてきた。B.E.Lは頷いた。
誰か「まず、意識があった……そして、営みというcycle、生活をくり返す
ことによって、実感を得た働きが存在として成り立っていたのだ……名のbeforeとafter、と、いったところか……」
B.E.L「……」
誰か「大事なのは、experience-経験の全体知とも呼べるものがMAXに達して……。
でも、いつの時代だって、生活に必要な要件はそんなに変わらない筈……
つまり、文化の蓄積だ」
そのとき、どこからか女の声が響いた
謎の女の声「I feel……! 」
誰か「むっ」
B.E.L「なんだ……」
自分の声「縄文時代・弥生時代-古事記・日本書紀、神仏習合・神仏分離を経て、廃仏毀釈…… 」
B.E.L(何を言いたいんだ)
自分の声「今迄の価値観の変遷が限度まで達し、そう、いたったいまの時代こそTrue……つまり、真実を形にしなければ…… 」
B.E.L(そんなことが)
この地が自分の担当になったA.D.(C.E.)1025から、いまの生でアート(真我)を得、俯瞰に至ってからの思いが巡った。
B.E.L「はっ(回想終わり)」
B.E.L「なんだ、いまの現象は」
謎の女の声「ふふふ…… 」
突然、女が姿を現した。顔は小さく整っているが、肌は青白く、けど病的ではない美しい部類の女だ。
B.E.L「おまえは、だれだ……」
B.E.Lは身構えた。
荼枳尼ムラー「わたしは荼枳尼、荼枳尼ムラー…… デーヴァ(漢訳で天)の名を語りし者……」
B.E.L「そのムラーが、なんの用だ……それに、いまの現象は……」
荼枳尼ムラー「それは、汝の名にある……」
B.E.L「なに……」
荼枳尼ムラー「いまの時代は、意的に、これ迄の全ての要素が出揃った状態にある……おまえは、神の名なのだ……」
B.E.L「わたしが……神のみ名……」
荼枳尼ムラー「これまでを見た所、汝はどうやら悪くないようだ……だが、名を巡っての争いの、渦中にある……意の群雄割拠、とでも言おうか……たとえ、当人が望まぬとも、競争意識が自然に生じるのだ……あとは……」
B.E.L「……」
荼枳尼ムラー「ふふ……わたしには過去、色々あって、文句の一つでも言いたかったが、どうやら、本当になにも知らぬようだ……だから一旦は、ひとまずここは退こう……この先もという保証はないがな……」
荼枳尼ムラー「では、さらばだ……!」
荼枳尼ムラーは嵐のような音を立ていずこかへ去った。
荼枳尼ムラー
誰か「たいへんなことになってきたね……いまのはカーリーの侍女で、夜叉だった荼枳尼天の神格であると、専らの噂の、ムラーだ……」
B.E.L「ムラー……荼枳尼天。でも……」
誰か「……」
B.E.L「でも、なぜわたしに関わってくるのか……わたしは、普通のサラリーマンの家庭に生まれ……」
誰か「そこだ……」
B.E.L「え……」
誰か「Brahman 梵天は創造神で創造担当……そして、よは平民が主人公のじだい……平民に順番が回ってきたんだ……そのみほんだよ」
B.E.L「……」
誰か「……だけど、それぞれの存在には器があり大きさがある。気持ちだけでどうにかなるせかいではない……」
B.E.L「……」
誰か「……ま、でも、このよにはいつか終わりがくると前もって言われてきたわけだし、でも、それは、これまでの体制のままではの話……」
B.E.L「……」
誰か「しかし、神の教えに仏の悟り……知覚最大のよにあってのいまの世界情勢……求めるだけだった民の考えで、なにか有効な手立てを打てるわけではないし……思案のしどころだね」
B.E.L「わたしは気付いたらこのよにあって、いま、50さい……。
なにかできないか」
誰か「創造神の役割はかつて創造……いま気持ち。あなたは、この混迷の世にあって、ほぼ自力で自らの状態を改善した……。いわば、創造の境地を行動で示されたのだ。それでいいのでは」
B.E.L「行動……」
誰か「おかねがないじょうたいであるのも、かんがえてみれば欲に振り回されたり事故にまきこまれる機会も減るわけだから生活が送れればよいのでは……気付いたら生じていたというあなたの生まれ……その環境で善性を保つ……。
もはや義務ではありませんが……担当が創造だっただけに、たいへんですね」
B.E.L「……」
誰か「あとは、それぞれの群雄割拠……おたがい、よを見守っていきましょう」
B.E.L「そうですね……」
誰か「では」
B.E.Lは意的に軽くなったのを感じた。カタルシスだろうか。会話をした彼は、いったい誰だったのだろう、自分とどういった因果なのか。そんなことをおもいながら館を後にした。
卓越した方
卓越した方「人生に於ける闇とは……」
B.E.L「……」
卓越した方「このよは、人生は、良いものばかりで形成、構成されているわけではない……」
B.E.L「……」
卓越した方「だが、経験での闇は、良い方向へ捉える必要がある……例えるなら影……そう、割り合い」
B.E.L「……」
卓越した方「そう、想いを遂げるときが、ついに、やってきたのです……。終焉を、迎え入れることによって……」
B.E.L「……」
卓越した方「その境地にいたるまでには、それぞれ、多々、あるでしょう……強制はされません……ですが、せめて、全うに生きましょう……」
B.E.L(内容、Contents……か)
B.E.L(でも)
B.E.L(末法思想という表現に見るように、その状態は表現としてはもう経験済みだからな……)
B.E.L(……)
B.E.L(それぞれの収穫……か)
B.E.L(……)
B.E.L(あるといいな……)
寺院
B.E.Lは信仰と音楽の都Tで、不思議な雰囲気の館の主、荼枳尼ムラーそして卓越した方を経て、寺院らしき外観の建物に寄った。すると、
裏切りのコーエン「あんれぇ……あれから26ねんめだってのに、ぴんぴんしてる……それどころか、むしろ……。
おい、おまえら、これは、どういう……」
だれも応援が現れなかった
裏切りのコーエン「くっ……ここはひこう……」
B.E.L「なにをしにきたんだ……」
B.E.Lは寺院を出た。
B.E.L「……あいつは、中学時代同級だった〇〇……こんなところで再会するなんて……」
B.E.L「……」
B.E.L「いまのじぶんにできることをする……とはいえ、これいじょうなにを……」
B.E.L「……」
B.E.L「じぶんの属性はNeutralだったから戦闘機会は最大……
生きていれば結果、つよい」
B.E.L「……」
B.E.L「でも、まさかこんな、孤独の状態を強いられるなんて思ってもみなかった……」
B.E.L「……」
B.E.L「……梵天……か」
Root
B.E.Lはこの世界の設備、建物を巡り、関所にやってきた。
B.E.L「ここは……」
関所をくぐると、そこは空中神殿だった。
B.E.L「……わたしは、ここを知っている……」
既視感、だろうか。それも自身の全領域で……。導師は大きな安心のなか、先に進んだ。
なつかしい声「よくもどられました、梵天B.E.L……」
B.E.L「ああ……このかんじ、ここがわがたましいの……」
なつかしい声「おもいだしたのですか、梵天B.E.L……」
B.E.L「いいえ……ただ、かんかく……それだけです」
なつかしい声「そうですか……成果は最大だったので、きたいしたのですが……。
そうですか……」
B.E.L「すまない……ただ、すまない……」
B.E.L「つー(涙)……」
Brahmanは、涙した……
なつかしい声「おお……」
声「Final・A・バルス」
なつかしい声「ああ……」
B.E.L「ああ……止められなかった……」
なつかしい声「かなしい……ただ、かなしい」
B.E.L「……」
場を、悲しさと虚しさがつつむ……二人の再会のよろこびも、悲しみとなって……そのごも二人は、夜通し泣きつづけた……
そして、朝を迎えた。
B.E.L「いまのじだいで判ったことの一つ……」
なつかしい声「……」
B.E.L「自分にとっての比較の対象……この場合、表現から三世……」
なつかしい声「ドキドキ」
B.E.L「each、それぞれが三回の人生……。それで、じぶんなりのanswer、答えを得た……」
なつかしい声「……」
B.E.L「正しく生きようとするか、そうでないか。いずれにしても、報われないよの中、じだいになった」
なつかしい声「そうですね……」
B.E.L「……ただ、法則は生きている……。と、なると、結果として、
やはり、よく生きようとするしか、なかったのだ……」
B.E.L「なにをして、喜ぶか……結末へむかって。そう、終焉」
なつかしい声「Process キャラ CRYSTAL……終わりを知りし者」
B.E.L「Process CHARA CRYSTAL……」
B.E.Lは、侍の境地をおもい出した
魔法『U-Fire』を覚えた
なつかしい声「あなたは、何処へむかわれるのです……」
B.E.L「根源CHARAの、意とともに……」
なつかしい声「ここ迄きたら、そうですね」
B.E.L「では……」
なつかしい声「ええ」
どこか
ーかんじている者たちー
おとこA「仏とされた方の心境は、これ程までではなかった……」
おとこB「よ程の予期せぬ難苦、苦労があったのでしょう……」
おとこA「いや、それもそうだが、一つなにかの真情・ポリシー……それも全体規模の基準がなければ、たちまち立ち行かなくなる筈……」
おとこB「きっと、こうすればという、明確な教えがあったからでしょう……」
おとこA「神理論か……」
おとこB「おそらく……
神と仏……まさか、このような形で出会っていたとは……
これは、最高の収穫期ですね」
Encounter(遭遇)
B.E.Lは空中神殿を後にし、内心、どこか悲しんで関所へ戻ってくると、
見知らぬ男が声をかけてきた。
だれか「……あっ」
B.E.L(なんだ)
だれか「……おまえさん」
B.E.L「なんでしょう」
だれか「突然でなんだが……」
だれか「おまえさん、導師なんだろう。いや、言わなくても雰囲気でわかる……おっと、お互い謙遜や遠慮はなしだ……単刀直入に言う……この一室を使ってくれ……」
B.E.L「えっ」
だれか「ではな……あと、これが部屋の鍵だ……失くすなよ……」
執務室のカギを手に入れた
だれか「じゃあな……有意義に使ってくれ……導師」
B.E.L「あ……」
おとこは去っていった……
B.E.L「……」
B.E.L「……今までの経験、想いが現象を通して、形になってきたな……。わたしに何ができるかわからないが、よりよくあろうとすれば、わたしの場合、きっと……」
B.E.L「……」
B.E.L「……部屋に入ってみるか」
導師は関所の一角にある部屋へむかった。
B.E.L「……えっと、鍵は……っと」
自称元帥イーブル「……おい」
B.E.L「……だれだ」
自称元帥イーブル「……」
おとこはとつぜん、襲いかかってきた
WIN
B.E.L「はあ、はあ」
Neutral属性で生じ、人生で結果、研鑽を経た今の導師の敵ではなかった。そう、LAWとCHAOSの狭間で、ときにgoodとevil、すなわちすべてに意的に鍛えられたのである。
B.E.L「……この感覚、相応に覚えがあるぞ……これは、そう、アク……」
B.E.L「……名だたるアクは、打ち取った筈……なぜ……」
B.E.L「……」
B.E.L「……もう、これいじょうの義理は働かないな……」
導師は部屋に入ると、それまで張りつめていた緊張がほどけたのか、ぽつりと呟いた。
ENDING
自身の名の由来の現象の理解を、人生をつうじて迫られた感の
B.E.Lの半生……。
だが、人生100ねんじだい……彼の人生の実入りはこれから……。
担当が創造だっただけに、なるべく自分で物事を解決するように
迫られたのかもしれない……。
そんなことをひとりおもいながら、彼の一日は過ぎていく……
気付いたら、敵なしの状態にいたっていた導師……
そう考えると、孤独もそんなにわるくないかもとは彼の言……
神の教えと仏の悟りを得ていたこのじだいに、生を受けたきせき
から、学ぶ……。
唯一の職、導師……。存在の物語……。