【2歳児】9月の製作アイデア3選|デカルコマニー・ビー玉転がし・はじき絵で偶然できる模様を発見
2歳児になると、手先の動きがさらに器用になり、道具を使ったあそびにも興味を持ち始めます。
9月は実りの秋を感じられるモチーフを通して、偶然生まれる模様の面白さに触れてほしい時期です。
今回はデカルコマニー・ビー玉転がし・はじき絵と、それぞれ「思いがけない模様ができる」技法を使った3つの製作アイデアをご紹介します。
夢中になって取り組める内容です。
【活動のねらい】
紙を折ったり・容器を傾けたりしながら、さまざまな製作技法を楽しむ
偶然にできる模様や色の変化に気づき、面白さや美しさを楽しむ
秋の果物や花、生き物への興味を広げ、季節を感じる
「できた」という達成感を積み重ね、製作への意欲を育てる
【事前準備のポイント】
汚れてもよい服・エプロン、すぐ拭ける濡れタオルやウェットティッシュを用意する
ビー玉転がしはトレーや浅い箱と、洗って再利用できるビー玉を用意する
少人数のグループで実施し、一人ひとりの様子を見守れるようにする
台紙は事前に必要な形へカットしておく
※デカルコマニーやビー玉転がしは、保育士が一度試してから子どもたちに見せると、コツを伝えやすくなります
【製作アイデア3選】
●ふしぎなきのこ(デカルコマニー)
ねらい:
紙を半分に折って開く動作を通し、絵の具が写り、左右対称の模様になる面白さに気づいていく
偶然できる模様の面白さを楽しむ
準備物:台紙(きのこの傘の形・半分に折り線をつけておく)、絵の具(赤・オレンジ・茶色など)、白い丸シール(水玉模様用)
作り方:
①折り線の片側に、保育士と一緒に絵の具を数か所置く
②紙を半分に折り、上から手のひらで優しく押さえる
③そっと紙を開き、左右対称の模様が写る様子を一緒に見る
④乾かして軸の部分を貼り、白い丸シールで水玉模様を足して完成
ポイント:
紙を開いた瞬間の「わぁ、同じ模様!」という発見が、この活動の一番の醍醐味です
絵の具の量が多すぎるとはみ出しやすいため、事前に量の目安を保育士が確認しておくとよいでしょう
●ころころりんご・ぶどう
ねらい:
トレーを傾けてビー玉を転がす動きを通して、腕や身体の使い方を経験する
ビー玉が転がってできる模様の面白さに気づく
準備物:台紙(りんご・ぶどうの形に切り抜き済み、それぞれ用意する)、浅いトレーや箱(台紙が入るサイズ)、ビー玉、絵の具(黄色・ピンク・緑など)
作り方:
①りんご型・ぶどう型の台紙をそれぞれトレーの中に敷く
②絵の具をつけたビー玉をトレーに入れる
③トレーを両手で持ち、左右に傾けてビー玉を転がす
④模様がついたら台紙を取り出して乾かす。りんごは軸と葉、ぶどうはつるのパーツを貼って完成
ポイント:
トレーを傾ける加減は2歳児にとって良い経験ですが、勢いよく動かしすぎるとビー玉が飛び出すことがあります。最初は、保育士が一緒にトレーを支えながら行い、慣れてきたら少しずつ自分で動かせるようにしましょう
ビー玉は誤飲・転倒の危険があるため、活動中は必ず保育士がそばにつき、終了後は個数を確認してから片づけましょう。
●ゆれるコスモス(はじき絵)
ねらい:
クレヨンで描いた線が絵の具をはじいて浮かび上がる面白さに気づく
花びらの形を意識しながら、自分なりに描く経験をする
準備物:台紙(コスモスの花の形になるよう線を記入済み)、白・ピンクのクレヨン、薄めた絵の具(ピンク・紫・水色など)、筆
作り方:
①台紙にクレヨンで線や模様を自由に描く
②その上から、薄めた絵の具を筆で塗り広げる
③クレヨンの部分だけ絵の具をはじいて模様が浮かび上がる様子を見る
④乾かして保育士がコスモスの形に切り抜き、中央に黄色の丸を貼って完成
ポイント:
クレヨンで描く工程は2歳児が意欲的に取り組みやすい部分です。「どんな模様が出てくるかな」と期待感を持たせるような声かけをしながら、絵の具を塗る工程に進むと、はじき絵の面白さがより伝わります
絵の具が濃すぎるとクレヨンをはじきにくくなるため、少し薄めに溶いておくのがポイントです
【まとめ】
「きのこ」「りんご・ぶどう」「コスモス」は、デカルコマニー・ビー玉転がし・はじき絵と、いずれも偶然の模様が生まれる技法を使った組み合わせです。
2歳児は「どうなるんだろう」という期待感を持って取り組みやすい時期なので、結果を一緒に楽しみながら見守っていきましょう。
秋の実りや花をモチーフにすることで、製作の時間が季節の会話を広げるきっかけにもなります。
