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左手が教えてくれた事の気づきと光


    プロローグ

    あの日から気づきと光に導かれる私の1年半が始まった。突然の痛みは、ただの不運ではなく、私に立ち止まることを教えてくれた
    小さな合図だったのかもしれない。

    思うように動かない手。
    不安と戸惑いの中で、
    私は自分の弱さと向き合うことになった。

    けれど、その痛みの奥には、
    これまで気づかなかった“優しさ”や“支え”が
    静かに息づいていた。

    助けてくれる友人がいた。
    励ましてくれる言葉があった。
    そして、諦めずに探し続けた先で、
    私の人生を変える出会いが待っていた。

    痛みは私を苦しめただけではなく、
    大切なものを見つけるための光でもあった。

    この1年半は、私が再び自分を取り戻し、
    新しい希望へと歩き出すための時間だった。


    第一章──痛みの向こうにあった光

    あの日、左手に走った痛みは、
    ただのケガではなく、私の人生の流れが静かに変わり始めた合図だったのかもしれない。

    玄関先で転んだ瞬間、左手首に鋭い痛みが走り、その場で動けなくなった。

    「手首の骨折です」
    医師の言葉を聞いたとき、
    胸の奥にじわっと不安が広がった。

    最初は「すぐ治る」と思っていた。
    けれど、手首はそんなに単純な場所ではなかった。

    指一本、腱一本、神経一本。
    そのどれかが少しでも傷つくだけで、
    日常の当たり前が音もなく崩れていく。

    痛みと不安の中で、
    私は初めて “自分の手” を意識した。

    今まで、両手が自由に動くことを
    深く考えたことなんて一度もなかった。
    料理も、洗濯も、文字を書くことも、
    当たり前のようにできていた。

    でもその当たり前は、
    一瞬で失われることがあるのだと知った。

    第二章 ──初めての手術 そばにあった主人の優しさ

    私はずっと病気知らずで、
    かかりつけ医さえ持ったことがなかった。
    どんなことも前向きに考える性格で、
    健康オタクと言われるほど、
    自分の体を大切にしてきた。

    だからこそ、
    左手が思うように動かなくなった日々は、
    私にとって初めての“試練”だった。

    骨折した左手首は思っていたよりも深く、
    私は人生で初めての手術を受けることになった。手術が終わった時、「これで良くなる」
    そう信じたかった。

    それから私は、病院でのリハビリと家でのリハビリを続けた。毎日、指を動かし、手首を伸ばし、痛みに耐えながら、少しでも前に進もうとしていた。

    けれど、指は思うように動かず、
    痛みも不安も消えないまま、
    日々だけが静かに過ぎていった。

    そんなある日、
    主人がふいに私の前に立って言った。

    「なぁ…俺に料理、教えてくれへんか」

    その言葉に、私は驚いた。
    料理をしたことのない主人が、
    真剣な顔で私を見つめていた。

    「お前、今は手が使われへんやろ。
     俺ができること、やってみたいねん」

    その一言が胸にしみて、
    涙がこぼれそうになった。

    主人は不器用な手つきで包丁を握り、
    「これで合ってる?」
    「次どうしたらええ?」
    と何度も聞きながら、
    一生懸命に動いてくれた。

    その姿を見ていると、
    痛みや不安で曇っていた心に
    小さな光が差し込んでくるのを感じた。

    指は動かない。
    未来も見えない。
    不安は消えない。

    それでも──
    私のそばには、
    私のために動いてくれる人がいた。

    その優しさが、
    これから続く長い旅の中で
    何度も私を支えてくれることになるとは、
    この時はまだ知らなかった。



    第三章 ──セカンドオピニオンの迷路


    手術を終えても、
    リハビリを続けても、
    左手の指は思うように動かなかった。

    「半年も経つのに、どうして…」
    その不安は、日ごとに静かに積もっていった。

    このままではいけない。
    そう思った私は、
    セカンドオピニオンを探し始めた。

    少しでも希望がほしくて、
    少しでも答えがほしくて、
    いくつもの病院に問い合わせた。

    けれど返ってくる言葉はどこも同じだった。

    「今は様子を見るしかありません」
    「時間が経てば良くなるかもしれません」
    「うちでは診れません」

    そのたびに、
    胸の奥がすうっと冷えていくようだった。

    何を信じればいいのか分からない。
    どこへ向かえばいいのかも分からない。

    出口の見えない迷路に
    ひとりで迷い込んだような気持ちだった。

    それでも、
    心のどこかで小さく響いていた。

    「このままでは終われない」
    「まだ何か方法があるはず」

    その小さな声だけを頼りに、
    私は迷いながらも前へ進もうとしていた。


    第四章 ──光をつなぐ右手の創造


     それでも──私は完全に立ち止まることはできなかった。右手があったから。

    左手が動かなくても、
    右手さえ動けば、
    私はクリエーターとしての活動を続けられた

    YouTubeの動画配信も、
    毎年作り続けてきたカレンダーも、
    私の世界を表現する大切な作品たち。

    「手を休める」という選択肢は、
    私にはなかった。

    痛みを抱えながらも、
    右手だけでスマホを操作し、
    動画を編集し、
    カレンダーのデザインを作り続けた。

    左手が動かない現実は苦しかった。
    でも、創作をやめてしまう方が、
    もっと苦しかった。

    創作は、私の心を支える“光”だった。

    迷路の中でも、
    右手だけで作品を生み出し続けた日々は、
    私自身の強さを静かに教えてくれていた。


    第五章 ──逆境の本がくれた言葉と、友人の家で起きたサプライズ

    セカンドオピニオンを受けても、
    左手の未来はまだ見えなかった。

    「時間が必要です」「様子を見ましょう」

    そんな言葉ばかりが続き、心は静かに沈んでいった。出口の見えない迷路の中で、
    私はただ、立ち尽くしていた。


     そんなある日──本屋で“逆境”という言葉が私を呼んだ

    気分転換のつもりで立ち寄った本屋。
    何気なく棚を見渡したその瞬間、
    一冊の本の表紙が、まるで光のように目に飛び込んできた。

    「逆境」その言葉に、
    胸の奥がぎゅっと掴まれた。

    ページを開くと、そこには──

    「すべて起きていることには意味がある」
    「どんなことも、あなたは乗り越えられる」

    そんな勇気と希望の言葉が詰まっていた。

    落ち込んでいた私の心に、
    その言葉たちは静かに染み込み、
    胸の奥に小さな光を灯してくれた。


     そして友人の家で待っていた、さりげないサプライズそんな時期のことだった。

    仲の良い友人から
    「ちょっと家に寄っていかへん?」
    と、いつもと変わらない自然な誘いがあった。

    深く考えずに友人の家へ向かった私を、
    玄関の向こうで待っていたのは

    仲間の小さなサプライズ誕生日会。

    テーブルにはメッセージケーキ。
    今日は素敵な思い出の誕生日になった
    そして、優しい笑顔の友人たち。

    「おめでとう」
    「元気出してな」
    「無理せんでええからね」

    その言葉に、
    胸がいっぱいになった。

    大げさじゃない。
    派手でもない。

    でも、
    “さりげなく友人の家に呼んでくれた” その気持ちが、何よりも嬉しかった。

    左手は動かない。
    未来もまだ見えない。

    それでもこんなにも私を想ってくれる人たちがいる 私は大丈夫 大丈夫と思った

    その事実が、涙が出るほど嬉しかった。

    第六章 三度目の手術の奇跡とリハビリの力

    諦めないで病院を探し続けた日々。
    友人も一緒に情報を調べ、口コミを読み、
    “手の専門医”というわずかな希望を頼りに、
    何度も候補を探し続けてくれた。

    そしてついに出会えた。大阪の手の専門医院。そこで出会った先生は、気さくで温かく、初めて会ったのに心がふっと軽くなるような先生だった。

    私の手を丁寧に診て、
    先生は静かに、しかし力強く言った。

    「治るから、大丈夫ですよ」

    その言葉を聞いた瞬間、
    胸の奥にずっと欲しかった光が差し込んだ。
    私は迷わず決めた。この先生に任せよう。

    三度目の手術は、四本の指を開く大手術。
    全身麻酔の前には、細かい検査を何度も重ね、一つひとつ丁寧に確認してくれた。
    その姿に、私は確信した。

    この病院は、本気で私を治そうとしてくれている。やっと出会えた喜びで一杯になった

    初めての長い入院生活。
    けれど病院の空気は驚くほど温かく、
    看護師さんたちの声は優しく、
    毎日の食事もバランスが良くて、
    体だけでなく心まで整えてくれるようだった。

    午前と午後に行われるリハビリは、
    時に痛みで涙が出るほど辛かった。
    それでも、「必ず動くようになりますよ」
    その言葉に支えられ、私は前へ進んだ。

    退院してからも過酷なリハビリは続いた。
    家から病院まではとても遠い。
    けれど、指が少しずつ動く喜びがあれば、
    その距離さえも遠く感じなかった。

    そしてある日――
    あれだけ固まって動かなかった指が、
    ゆっくりと、確かに、曲がった。

    それは私にとっての奇跡だった。
    嬉しくて、胸が熱くなって、
    もっと頑張ろうと思えた。

    三度目の手術とリハビリの力が、
    私の人生をもう一度動かし始めてくれた。


    第七章 ──家庭リハビリの痛みと、息子がくれたアニメの光

    退院してからのリハビリは、
    病院よりもずっと孤独で、ずっと痛かった。

    家では、痛みと向き合うのは自分ひとり。

    指を少し動かすだけで涙が出る日もあった。
    「本当に治るのかな」
    そんな不安が胸を締めつけることもあった。

    左手は少しずつ動き先生の言うとおりの
    リハビリ生活を始めた


     そんなある日──

    息子がふいに私の前に座り、
    TVに繋げてアニメを見せてくれた

    「お母さん、これ観てみ。
     絶対ハマるから」

    画面に映っていたのは、
    私がそれまで深く触れたことのなかった アニメの世界だった

    最初は半信半疑だったけどアニメなんかと

    最初は気晴らしのつもりで観始めた。
    けれど、物語の中のキャラクターたちが
    必死に生きて、戦って、笑って、泣いて──
    その姿が、痛みで沈んでいた私の心に
    静かに火を灯してくれた。

    気づけば私は、息子と一緒にアニメの世界へ夢中になっていた。


    特に心を支えてくれた3つの作品

    息子が教えてくれた作品の中でも、
    私の心に深く残ったのはなかなか絞れないけど自分でも探してだんだん好きになっ

    BLEACH
    ホリミヤ
    ハイキュー

    他にもたくさん観たけれど、
    特にこの3つは、
    私の心を強く、優しく支えてくれた。

    BLEACHの強さと光。
    ホリミヤの優しさと温度。
    ハイキューの仲間と前へ進む力。

    どれも、痛みで曇っていた私の心に
    まっすぐ届いた。


     アニメは、私の心のリハビリだった

    左手は固定しないといけない時
    痛みは続くけどアニメが夢中にさせてくれたおかげで時間を忘れさせてくれた

    家庭でのリハビリは過酷だった。
    痛みで涙が出る日もあったし、
    思うように動かない指に心が折れそうになることもあった。

    けれど、そんな私を救ってくれたのは、
    息子が教えてくれたアニメの世界だった。

    物語の中で必死に生きるキャラクターたち。
    笑って、泣いて、戦って、立ち上がる姿。
    そのすべてが、私の心にそっと寄り添ってくれた。

    アニメは、私にとって “心のリハビリ” そのものだった。そして気づいた。私はひとりじゃなかった。

    息子の優しさ。
    家族の愛。
    両親の静かな励ましの言葉。
    「大丈夫」「無理しないでね」「そばにいるよ」その一つひとつが、私の心を支えてくれた。

    以前の私は、
    “支える側”だと思っていた。
    家族を守るのが自分の役目だと、
    どこかで思い込んでいた。

    でも今は違う。
    こんなにも支えられている。
    こんなにも愛されている。
    そのことに気づいた時、
    胸がいっぱいになって涙がこぼれた。

    支えるだけが強さじゃない。
    支えられることを受け取るのも、強さなんだ。この気づきは、
    私の1年半の中で最も大きな光のひとつだった。

    第八章──手の複雑さを知り、病院で学んだこと

    手術後のリハビリを続けながら、
    私は初めて “手” がどれほど複雑な機能を持っているのかを知った。

    小さな筋肉、細い神経、無数の腱。
    そのどれか一つが傷つくだけで、
    指は思うように動かなくなる。

    そして、
    手の専門医が全国でも本当に少ない現実 も知った。そんな中で出会った主治医の先生は、
    常に海外にも行き技術を磨き続けている素晴らしい方だった。

    先生の手の動き、言葉、姿勢
    そのすべてから “本物のプロ” を感じた。

    入院生活の中では、
    他の患者さんたちの頑張る姿にも胸を打たれた。看護師さんたちの温かさ、
    病院全体の優しさにも何度も救われた。

    毎日の食事はバランスが良く、
    身体だけでなく心まで整えてくれた。

    病院で過ごした時間は、
    ただ治療を受けるだけではなく、
    学びと気づきの連続だった。

    第九章──癒しの世界と、気づきが教えてくれたこと

    退院後の私は、リハビリと向き合いながら、
    “自分を整える時間” を大切にした。

    家庭でのリハビリは過酷だったけれど、
    私には長年寄り添ってくれている大好きな doTERRA があった。

    ディフューザーから広がる優しい香りは、
    痛みで揺れる心をそっと包み込み、
    呼吸を整え、心と身体のバランスを静かに戻してくれた。そして、毎日のように飲んでいたミネラルは、私の内側から力を満たしてくれる“心の支え”だった。

    アロマの香りとミネラルの力。
    それらは、私が前へ進むための小さな灯りであり、痛みの中でも希望を失わないための
    大切な“相棒”だった。

    そして大好きな癒しの音楽を流し
    アロマの香りを部屋いっぱいに広げ、
    深く息を吸うたびに心が静かになっていく。

    食事もできるだけバランスよく。
    身体が喜ぶものを選びながら、
    過酷なリハビリを乗り越える力に変えていった。

    そして私は、
    睡眠の大切さ を改めて知った。
    眠れること、身体を休められること
    それがどれほど尊いことなのか、
    入院生活の中で深く感じた。

    同時に、五体満足であることがどれほど感謝すべきことなのか心の底から理解した。

    指が動かないだけで、
    日常の当たり前がどれほど難しくなるのか。
    身体の一部が不自由になるだけで、
    世界の見え方がこんなにも変わるのか。

    病院では、不自由を抱えながらも懸命に生きている人たちと出会った。
    その姿は美しく、強く、胸を打った。

    著名人でも、不自由を乗り越えて前へ進む人がいる。その強さを、私は以前よりずっと深く理解できるようになった。

    癒しの音楽、アロマ、丁寧な食事、
    そして人の強さに触れた日々。

    それらすべてが、私に “今までにない気持ち” を静かに芽生えさせてくれた。

    第十章──沢山の気づきに感謝

    以前は当たり前に使っていた両手なのに、
    こんなにも左手を意識したことはなかった。
    指が動くという、ただそれだけのことが、
    こんなにも尊く、こんなにも嬉しいなんて。

    両手が使える幸せ。
    経験しないと分からない幸せ。

    私はこの経験ができて、本当に良かったと心から思った。

    主人や子どもじゃなくて良かった。
    もし家族が同じ痛みを抱えていたら、
    私はきっと胸が張り裂けていた。

    だからこれは、私が越えなければいけない道だったのだと、静かに理解できた。

    そして不思議なことに、この経験は私の中で “喜び” に変わっていった。

    痛みも、涙も、不安も、
    すべてが私を強くし、優しくし、
    新しい世界へ羽ばたくための力になった。

    私は、より大きく羽ばたけそう。

    そう思えた瞬間、心の奥に温かい光が広がった。

    エピローグ

    このエッセイを書こうと思ったのは、
    この経験を通して私が感じたこと、
    気づいたこと、そして “伝えるべき何か” があると感じたからです。

    左手が動かなくなり、
    痛みや不安の中で過ごした1年半の日々は、
    決して簡単なものではありませんでした。

    けれど、その中で私はたくさんの学びを得ました。五体満足であることの尊さ。
    眠れること、食べられること、歩けることのありがたさ。そして、不自由を抱えながらも前へ進む人たちの強さ。

    病院で出会った方々の姿は、
    今でも私の心に深く残っています。

    もし今、同じように悩んでいる方がいたら
    どうか一人で抱え込まないでほしい。
    必ず道はあります。必ず光はあります。

    そして、
    これから同じような状況になるかもしれない誰かにとっても、少しでも注意すべきことや、心の準備として役に立てるなら、
    こんなに嬉しいことはありません。

    この経験は、私にとって “試練” であり “贈り物” でもありました。痛みも涙も、
    すべてが私を強くし、優しくし、
    新しい世界へ導いてくれました。

    このエッセイが、誰かの心にそっと寄り添い、小さな希望の光になれたら幸いです。 

        「つぶやきポエム」

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    光の手

      魂の気づき左手がくれた贈り物

       左手がくれた気づきは
       痛みの向こうに咲いた
       ひとすじの光だった

       支えることから
       支えられることへ
       心がそっと形を変えたとき

       私はようやく知った
       弱さは恥ではなく
       やさしさを受け取る扉だということを

       家族の声
       息子の笑顔
       香りに包まれた静かな夜

       そのすべてが
       私を光へ導く
       見えない手だった

       左手がくれた気づきは
       私の魂にそっと置かれた
       未来への贈り物

    最後まで読んでくださり本当にありがとうございます感謝を込めまして贈ります

                かこリッチ🌹

    #創作大賞2026 #エッセイ部門





     
     
    かこリッチです🌹  カラーセラピスト 動画編集 AROMA大好き オラクルカード スピリチュアルと無限大 色の世界が大好きです'🎨 感謝と希望と喜びでポジティブ思考何でも挑戦する事 継続は力なり 日めくりカレンダー YouTube配信など  どうぞよろくお願いします🍀

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