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秋の香りと母の味

    大好きな岩手から秋の便りが届いた。

    「今年は豊作ですよ」

    去年は不作で買えなかったので
    即注文。

    実家とうちのぶんを購入した。

    箱をあけると松茸の良い香り。

    松茸が好きになったのは、母の味を思い出すからだ。

    当時も高級だったと思うが
    秋になると松茸が食卓に上がった。
    父は焼き松茸を食べる。

    それを少しもらうと
    コリコリとした食感。
    すだちの香りと松茸の香りの相性が抜群。

    また、我が家には土瓶蒸しの土瓶があり
    母が作ってくれた。
    ガスにじかに土瓶を乗せて沸かすのだが
    必ず最後は沸騰しすぎて吹きこぼれる。

    また、火が強すぎて
    取っ手の木の部分をよく焦がしていた。

    そして、土瓶蒸しの陶器には小さなお猪口のような蓋がついていて
    そこに出汁を少しずつ注いで飲むのが
    まるで日本酒を飲んでるような気分を味わえて好きだった。

    もちろん松茸ご飯も。

    今回は実家にも分けたので
    土瓶蒸しと松茸ご飯のみ。

    お母さんの味、こんな感じ立ったかな?と思いながら作る。

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