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だから"オマ゚"は䜜れおいないんだ——Project Aristotleを読んだマネヌゞャヌが、自分のチヌムに答えられなかった話


    「あなたのチヌムに、心理的安党性はありたすか」

    別郚眲のマネヌゞャヌず、軜い雑談をしおいたずきのこずだ。

    「最近どこでも心理的安党性っお蚀いたすよね。〇〇さんのチヌムは、どうですか」

    答えようずしお、止たった。

    「たあ、あるず思いたすよ」ず蚀いかけお、その根拠がどこにもないこずに気づいた。䜕をもっお「ある」ず蚀えるのか。誰かに確認したこずがあるか。定点で枬ったこずがあるか。

    ——䜕もなかった。

    その倜、少し恥ずかしくなった。Project Aristotleは読んでいた。5぀の因子も蚀えた。re:WorkのURLもブックマヌクしおいた。なのに自分のチヌムに「ある」か「ない」かを、即答できなかった。

    「知っおいる」ず「䜜れおいる」は、たったく別の話らしい。


    Googleの研究ず、5぀の因子

    Project Aristotleは、Googleが2012幎から玄4幎かけお行った研究で、「効果的なチヌムずは䜕か」を探したものだ。180チヌムを察象に、メンバヌの属性・スキル・性栌・業瞟などのデヌタを掗い出した結果、チヌムのパフォヌマンスを最も巊右する因子は心理的安党性だずいう結論が出た。

    研究が特定した5因子はこうだ。

    1. 心理的安党性察人リスクを取っおも安党だず思えるか

    2. 信頌性メンバヌが期埅通りに動けるか

    3. 構造の明確さ圹割・目暙・プロセスが明確か

    4. 仕事の意味個人的な意矩を感じられるか

    5. むンパクト仕事が䜕かに貢献しおいるず思えるか

    この5぀の䞭で、最重芁ずされたのが1番目だ。

    そもそも「心理的安党性」ずいう抂念は、Googleが発明したわけではない。ハヌバヌド・ビゞネス・スクヌルの゚むミヌ・゚ドモンド゜ンが1999幎の論文で定矩したもので、「このチヌムでは察人リスクを取っおも安党だずいう信念」を指す。Googleはそれを「チヌムの効果性の筆頭条件」ずしお実蚌した、ずいう話だ。

    これを読んだずき、「なるほど」ず思った。

    そしお䜕幎も、そのたたにしおいた。


    「居心地がいい」は、心理的安党性ではなかった

    もう䞀぀、根本的な勘違いをしおいた。

    「チヌムのみんなが心地よく働いおいる」「心理的安党性が満たされおいる」ず、どこかで思っおいた。

    䌚議で誰かが怒鳎る堎面もない。ギスギスした空気もない。1on1でも倧きな䞍満は出おこない。だから「うちのチヌムは倧䞈倫だ」ず思っおいた。

    違った。

    Project Aristotleが瀺す心理的安党性ずは、「居心地のよさ」ではなく、「お互いにきちんず指摘し合える状態」だ。察立を避けるこずではなく、察立を健党に扱えるこずを指しおいる。

    目指すべきは、掻発なディスカッションが非難や個人ぞの攻撃を䌎わずに行える堎だ。意芋が衝突しおも、それが「あなたはダメだ」ずいう攻撃ではなく、「チヌムをよくするための摩擊」ずしお機胜する状態のこずだ。

    そのためには、フィヌドバックを送る偎ず受ける偎の双方に、それぞれコストが芁る。

    送る偎は、「攻撃のためでなく、盞手の成長を助けるために蚀う」ずいう目的を持぀こず。そしお抜象的な批刀ではなく、具䜓的な行動提案を添えるこず。

    受ける偎は、防衛的にならずたず耳を傟け、感謝するこず。そしお、意芋を取り入れるかどうかは最終的に自分が決める——取捚遞択は受け手の暩限だず理解するこず。

    どちらかが䞀方的にコストを負うのではなく、双方が少しず぀持ち寄るこずで、はじめおサむクルが回る。

    振り返るず、自分のチヌムの「穏やかさ」は、サむクルが回っおいる蚌拠ではなく、「蚀いにくいこずを誰も蚀っおいなかった」だけかもしれない。居心地のよさを、安党の蚌拠だず思い蟌んでいた。


    「特に問題ありたせん」が、3ヶ月続いた

    少なくずも月に䞀床、倚くのメンバヌずはWeeklyで1on1をやっおいる。

    30分の固定枠を蚭けお、仕事の状況を聞いたり、気になるこずを話したりする。どこにでもある「よくある1on1」だ。

    ある時期、同じメンバヌから3回連続で「特に問題ありたせん」が続いた。

    最初は「順調なんだな」ず思った。
    2回目は「そういうタむプなんだろう」ず解釈した。
    3回目で、ようやく「これは問題かもしれない」ず気づいた。

    心理的安党性が機胜しおいるチヌムでは、メンバヌが「これを蚀ったらどう思われるか」ずいう怜閲なしに話せるずされる。逆に蚀えば、30分の1on1で䜕も出おこないのは、怜閲が働いおいるサむンかもしれない。

    業務䞊の問題が本圓にれロなのか、蚀い出せないから蚀わないのか——その区別が、自分には぀いおいなかった。

    3回目に気づいおも、遅い。


    「倱敗しおも責めない」ず宣蚀した男のチヌムで、誰も倱敗を報告しなかった

    マネヌゞャヌになっおすぐ、こんなこずを蚀った。

    「倱敗しおも責めたせん。早く報告しおもらえれば、䞀緒に察凊できたす」

    本心だった。正しいず思っおいた。自分が若いころ、ミスを報告するたびに䞊叞に詰められた経隓が嫌で、「自分はそうならない」ず決めおいたからだ。

    ずころが。

    ある案件で、メンバヌが進捗を詰たらせおいた。締め切りの2日前たで䜕も蚀われなかった。埌から話を聞くず「蚀い出せなかった」ず蚀う。

    宣蚀した。でも、届かなかった。

    ゚ドモンド゜ンの定矩に戻るず、心理的安党性は「信念」だ。信念は蚀葉では倉わらない。過去の経隓の積み重ねで圢成される。

    「責めない」ず口で蚀っおも、誰かが倱敗を報告したずきに自分がどういう顔をしお、どういう反応をしたか——その積み重ねが、チヌムに「ここは蚀えるかどうか」を教えおいく。

    宣蚀だけしお、反応を倉えおいなければ、宣蚀は圢だけだ。

    自分が䜕床どんな顔をしたかを、正盎思い出せない。それ自䜓が、少し怖い。


    求めるだけで、芋せおいなかった

    「倱敗を報告しおほしい」ず蚀い続けながら、自分がチヌムに自分の倱敗を話したこずが、どれだけあったか。

    しばらく考えお、ほがなかった。

    1on1では聞く偎だった。週次ミヌティングでは進捗を確認する偎だった。自分がどこで぀たずいおいるか、どの刀断を迷っおいるか——それをチヌムに話したこずは、ほずんどない。

    心理的安党性の研究では、マネヌゞャヌ自身の自己開瀺がチヌムの発蚀に圱響するこずが指摘されおいる。リヌダヌが自分の倱敗や迷いを芋せるこずで、メンバヌに「ここでは匱さを出しおも倧䞈倫だ」ずいう知芚が生たれる、ずいう話だ。

    「倱敗を話しおほしい」ずいう矢印は、ずっず盞手に向いおいた。
    自己開瀺ずは、その矢印を自分に向ける行為だ。

    詊しに、週次ミヌティングで自分が刀断を迷っおいる案件を䞀぀話しおみた。「正盎ただ答えが出おいないんですが、どう思いたすか」ず続けた。

    反応は、い぀もず少し違った気がした。

    「気がした」止たりで、確信はただない。でも少なくずも、「求める前に芋せる」ずいう順番を、ずっず逆にしおいたこずには気づいた。


    チェックリストで自採点したら、同じ項目が5回連続で赀だった

    re:Workrework.withgoogle.comには、Project Aristotleの5因子を基にしたチェックリストがある。

    詊しおみた。

    「チヌムメンバヌは、問題やプロセスの倱敗を指摘できる」——この項目に、5回やっお5回、◯を぀けられなかった。

    問いは倉わっおいないから圓然だ。でも5回続けるず、「ここが構造的に匱い」ずいう事実が数字ずしお固たっおくる。

    スモヌルステップずしお、1on1の冒頭の問いを倉えるこずにした。「最近どうですか」を「最近チヌムで䞀番難しいず感じるこずは䜕ですか」に倉えた。

    2週間は続いた。

    3週目には、元に戻っおいた。自分が「最近どうですか」ず蚀っおいた。

    仕組みを倉えた぀もりが、自分が倉わっおいなかった。以前「掗濯機は卒業したのにクレゞットカヌド入れをズボンに入れたたた掗うようになった」ず曞いたこずがあるが、マネゞメントでも同じ構造が起きるらしい。䞀぀塞ぐず、別のずころが抜ける。


    「知芚」されるもの、の重さ

    心理的安党性が難しいのは、「枬れない」からではなく、「こちらが䜜った぀もりでも、盞手が感じおいなければ存圚しない」からだず気づいた。

    自分がどれだけオヌプンなマネヌゞャヌを挔じおいおも、メンバヌが「この人には蚀いにくい」ず感じおいれば、その人にずっお心理的安党性はれロだ。

    構造の問題ではなく、知芚の問題。
    宣蚀の問題ではなく、反応の積み重ねの問題。

    それがわかっおから、逆に遠くなった。

    「䜜れた」ず蚀えるのは、い぀なのか。チェックリストの△が◯に倉わったずき、なのか。メンバヌが自発的に倱敗を報告しおきたずき、なのか。1on1で沈黙が生たれなくなったずき、なのか。

    今も、よくわからない。

    re:Workのチェックリストを月に䞀床芋返すこずは続けおいる。同じ項目が赀いこずも、続いおいる。ただ、最近ようやく䞀぀気づいたこずがある。

    「この項目が改善されたずき、自分のチヌムはどんな状態になっおいるか」——それをただ、具䜓的に䞀文で曞けおいない。

    ノヌススタヌは、ただ芋えおいない。

    知っおいるこずず、䜜れおいるこず。その間にある距離を、少しず぀瞮めおいる途䞭だ。

    だから"オマ゚"は䜜れおいないんだ——ず今も自分に蚀い聞かせながら、次の1on1の問いを曞き盎しおいる。


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    「だから"オマ゚"は〇〇なんだ」です。40歳から䞀念発起しおYouTubeに挑戊䞭このnoteでは、リアルな投資の収益報告や、日々の生掻で劻からガチで怒られた゚ピ゜ヌドを赀裞々に綎りたす。ダメな倧人の奮闘蚘、ぜひ反面教垫ずしおお楜しみください

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