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52歳の勇者、1泊3日の弾丸旅行① 余白のある旅が、ちょうどいい

今回の神戸・淡路島旅行は、かなり行き当たりばったりだ。

東京から夜行バスで神戸三宮へ。

でも、神戸に着いてからの工程は、ほとんど決めていない。

「朝飯を食べながら考えよう」

それくらいだ。

俺は調べ始めると、かなり調べる。

交通手段、料金、営業時間、ルート……。

やろうと思えば、旅行前に完璧な工程表も作れるつもり。

でも、がんじがらめは好きじゃない。

全部決めてしまうと、予定通りに進まなかった時にイライラするし、自分へのサプライズもなくなる。

だから、

計画を立てないのではなく、計画で余白を潰さない。

最低限の目的地と移動手段だけ決めて、あとは現地で考える。

最低限、淡路島と神戸中華街は行く予定だった。

現地で予定は変わる

神戸三宮に着いて、コメダ珈琲で女神と作戦会議。

ドラクエアイランドの当日券を確認すると、取れるのは16時から。

朝から淡路島へ行くつもりだったが、あっさり予定変更。

「じゃあ、それまで南京町を歩こう」

となった。

南京町を歩くと、横浜中華街とは少し雰囲気が違う。

タージーパイや占いの店は少なく、神戸ビーフを絡めた店が目立つ。

そして街を歩いていると、今度はブックオフを発見。

ブックオフ神戸三宮センター街店。

レトロゲームの棚を見ると……

スーパーマリオが約50本クラス。

なんだ、この物量は(笑)。

もちろん、これも旅行前には予定していなかった。

でも、こういう寄り道が楽しい。

予定外の体力消耗も旅の一部

ただし、余白のある旅には誤算もある。

神戸、思ったより蒸し暑い。

関東より湿気があるように感じて、かなり暑かった。

さらに三ノ宮バスセンターへ向かう途中、周辺工事の影響で経路が分かりにくく、二人でグルグル歩き回る。

これが地味に体力を削った。

そして淡路島へ向かう高速バスに乗ったら、二人とも爆睡。

目が覚めて、

「乗り過ごした?」

と一瞬心配になる。

ところが、乗り過ごしたわけではなかった。

シルバーウィーク序盤の高速道路が渋滞していて、バス自体が遅れていたのだ。

なんだ、そっちか(笑)。

これも後になれば、旅の思い出になる。

夜行バスも「時間の余白」を作る方法

今回、東京から関西へ夜行バスを選んだのも、時間を有効活用したかったから。

新幹線なら一人15,837円。

今回の夜行バスは8,000円に、要町から東京駅まで209円。

一人あたり約7,600円安い。

二人なら約15,000円の差になる。

しかも夜に移動して、寝ている間に関西へ。

朝から旅行を始められる。

もちろん、52歳の俺と47歳の女神にとっては体力との相談も必要だ。

安ければ何でもいいわけじゃない。

翌日がヘロヘロになるなら、新幹線のほうがいい。

その時の体力と状況に合わせればいい。

こんな旅ができるのも

俺一人なら、もっと無鉄砲な旅になっているかもしれない。

でも、女神が一緒に参加してくれる。

「神戸に着いてから考えよう」

という俺の提案にも、LINEで返ってきたのは、

「うん」

だった。

夜行バスでは会話禁止。

それでも女神は、俺の右腕を抱き枕にして眠っていた。

腕枕をするスペースはなかったけれど、右腕を抱えて安心して眠ってくれた。

俺も安心して眠れた。

子どもたちも、

「二人でデート旅行を楽しんできて」

という感じで送り出してくれている。

ありがたい。

楽しかったが半分を超えれば大成功

俺にとって旅行は、予定を全部消化できたかどうかではない。

帰ってきた時に、

「結局、楽しかったな」

と思えたら、それで大成功。

楽しかったことが半分以上あればいい。

暑かった。

歩き回った。

予定も変わった。

バスでは寝過ごしたかと焦った。

それでも、その一つ一つが今は旅のネタになっている。

だから旅には、

余白を残す。
余地を残す。
知らない部分を残す。

完璧な旅程を作るのではなく、

「次、どうする?」

と二人で決めながら歩く。

その途中で、南京町に出会い、ブックオフでスーパーマリオ約50本に遭遇し、思わぬ暑さにやられ、バスの中で二人そろって爆睡する。

そんな予定外まで含めて、旅の記憶になる。

予定通りに進んだから成功ではない。
予定外も含めて、最後に「楽しかった」と思えれば成功。

俺は、そんな余白のある旅行が好きなんだと思う。

そして何より、そんな旅に一緒に付き合ってくれる女神がいるからこそ、この旅ができている。

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