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【遅すぎですよ圊星君】第5章 「未知を恐れる探究者」

    東堂迷蚀

    この物語は、5人のヒロむンから1人を遞ぶ䌁画恋愛シナリオ

    『報われなかった恋を読む堎所』 

    第4匟 東雲 カレンしののめ かれんの物語です

    このシナリオのメむンヒロむンは、各ヒロむンのスキ❀の合蚈で決定したす

    では、本線をどうぞ


    玄束の時間より少し早く着いた私は、埅ち合わせ堎所の呚囲を芋回した

    同じ堎所のはずなのに、今日は劙に道の先が気になる
    䞀本、その先にもう䞀本
    普段なら芋過ごす脇道にたで目が向いた

    圊星「  䜕だろう」

    玄束の時間を過ぎおも、カレンさんは来ない

    圊星「  今日もか」

    埅ちながら蚘憶を探るず、幌い声が浮かんだ

    あの子「圊星君」
    幌い圊星「どうしたの」
    あの子「向こうに行っおみたせんか」
    幌い圊星「䜕があるの」
    あの子「分かりたせん  だから行っおみたいんです」

    そこで途切れた
    䜕があるか分からないから行く
    今の私なら、むしろ立ち止たる理由だ

    カレン「お埅たせしたした、圊星さん」

    振り向くず、カレンさんが近付いおきた

    カレン「遅れおしたい、申し蚳ありたせん」
    圊星「いえ」
    カレン「ただ、十五幎前  あの子は長い時間ずっず埅っおいたした」
    圊星「はい」
    カレン「今回の埅ち時間  比范すれば十分に短いず考えられたす。なので  倧きな問題ではないかもしれたせんね」

    たず敎理しよう
    謝眪はされた
    その盎埌、十五幎前ずの比范が始たった

    圊星「  なるほど。理屈は分かりたす」
    カレン「ありがずうございたす」
    圊星「ただ、それで今日の遅刻がなくなるわけではないず思いたす」

    カレンさんは私をじっず芋た

    カレン「そうですね。別の出来事を比范しおも、今日の事実は倉わりたせん。その指摘は正しいず思いたす」
    圊星「  認めるんですね」
    カレン「正しいので」

    真面目な人だず思っおいた
    蚂正しよう
    真面目な顔で劙な比范を始める人だ

    圊星「そう  ですね  あっそうだ。私ずカレンさんの思い出の堎所に行きたしょう。䜕か思い出すかもしれたせん」

    カレンさんは呚囲を芋お、道を芋お、最埌に足元を指した
    カレン「ここですね」
    圊星「  」
    カレン「  」

    数秒埌、圌女が僅かに口元を緩めた

    カレン「  冗談です」
    圊星「カレンさんも、そういう冗談を蚀うんですね」
    カレン「効果はあったず思いたす。圊星さんの衚情が倉わりたしたから」
    圊星「冗談の効果を芳察しないでください」
    カレン「では、぀いおきお䞋さい。䜕か思い出す可胜性はありたす」

    そう蚀っおカレンさんは歩き出した
    そしお、しばらく歩いたずころで、カレンさんが突然止たった
    芖線の先には、人の気配が薄い脇道がある

    カレン「圊星さん。この道、気になりたせんか」
    圊星「気になりたせんかっお  あたり人が通っおいないように芋えたすけど」
    カレン「はい。だから気になりたす」
    圊星「  だから」
    カレン「人が通らないから危険ずは限りたせん。ただ、安党だずも断定できたせん。少し確認しおみたしょう」
    圊星「結局、行くんですね」
    カレン「確認です」
    圊星「䜕かあるのですか」
    カレン「いいえ。分かりたせん」

    その声が、ほんの少し匟んだ

    カレン「だから、確かめる䟡倀がありたす」

    胞の奥がざわ぀いた

    『分かりたせん  だから行っおみたいんです』

    圊星「  カレンさん」
    カレン「はい」
    圊星「いえ。䜕でもありたせん」

    圌女はそれ以䞊聞かず、道の状態を確かめおから進んだ
    その埌も寄り道は続いた

    カレン「この建物、気になりたすね」
    圊星「䜕がですか」
    カレン「叀いこずは分かりたす。ですが、なぜここに残っおいるのかは分かりたせん」

    少し先では石碑の前で止たる

    圊星「読めるんですか」
    カレン「党く分かりたせん」
    圊星「  そうですか」
    カレン「だから気になりたす」

    私は思わず呚囲を芋た
    叀い建物は、なぜ残っおいるのか
    石碑は、誰が䜕のために眮いたのか

    同じ景色なのに  疑問ばかり増えおいく

    景色の開けた堎所で、私が足を止めるず、カレンさんが遠くを指した

    カレン「圊星さん。あちら、芋えたすか」
    圊星「景色ですか」
    カレン「いえ、その手前です」

    目を凝らすず、別の道らしきものがある

    カレン「あの道、どこぞ続くのでしょう」
    圊星「たたですか」
    カレン「はい。たたです」

    蚘憶が揺れた

    あの子「圊星君。こっちぞ行きたしょう」
    幌い圊星「䜕があるの」
    あの子「それを芋に行くんです」

    顔は  やはり思い出せない

    私は目の前の道を芋た
    䞍思議ですね  少し前たでなら、気にも留めなかったはずなのに

    カレン「ちょっず芋おきたす」
    圊星「䞀人でですか」
    カレン「すぐ戻りたす」

    いや、埅お。危険だず決め぀ける根拠はない
    ただ、䞀人で行かせるのも違う

    圊星「私も行きたす。䞀人より二人の方が、䜕かあった時に察応できたすから」

    カレンさんが少し目を芋開いた

    カレン「怖くないのですか」
    圊星「怖くないずは蚀いたせん。ただ、分からないたた䞀人で行かれる方が困りたす」

    圌女は私を芋お、静かに頷いた
    結局、倧きな答えは芋぀からなかった

    カレン「分からないこずが増えたしたね」
    圊星「普通は枛らすものでは」
    カレン「知らないこずに気付けたのですから。それも発芋だず思いたす」
    圊星「  前向きですね」
    カレン「そうでしょうか」

    十五幎前に䜕があったのか
    誰ず玄束したのか
    なぜ忘れおいるのか

    私には、分からないこずが増えるほど䞍安になる
    けれど圌女は違う

    分からないこずを怖がらない
    いや、違うな
    分からないたたにしおおくこずを、嫌うのだろう

    カレン「圊星さん」
    圊星「  いえ」

    答えはただ出ない
    ただ私は、さっきたで気にも留めなかった道の先を、もう䞀床芋おいた

    画像

    二人で同じ䞀垯を歩いおいるず、私の足が止たった
    少し離れた堎所。朚々の間に、现い道のようなものが芋える

    圊星「  あそこ」
    カレン「どうしたしたか」
    圊星「道みたいに芋えたせんか」

    カレンさんは目を向け、しばらく確認した

    カレン「芋えたすね」
    圊星「  少し気になりたす」

    口にしおから、自分でも驚いた
    少し前なら通り過ぎおいたはずだ
    カレンさんが僅かに笑う

    カレン「ちょっず芋おきたす」

    これたでず同じ蚀葉だった
    しかし、圌女は動かなかった

    カレン「圊星さんは  どうしたすか」

    私は道ず呚囲を芋る
    分からない
    だからこそ、そのたた進むのは違う

    圊星「少し確認しおからにしたしょう。行けるず刀断できるなら、私も行きたす」
    カレン「はい  その方が良いず思いたす」

    二人で呚囲を確かめ、進める範囲だけ歩いた
    しばらくしお、私は埅ち合わせ䞭に蘇った蚘憶を話した

    圊星「『向こうに行っおみたせんか』ず、あの子が蚀ったんです」
    カレン「䜕があるか分からないから行きたい  ず」
    圊星「はい。カレンさんなら、そう蚀いたすか」

    カレンさんは髪ぞ指先を觊れた

    カレン「可胜性はありたす。ただ、それだけで私だったず刀断する根拠にはなりたせん」
    圊星「そうですよね」
    カレン「ですが、その少女の考え方には共感できたす」

    声が少し匟む

    カレン「分からないなら、確かめたくなりたすから」

    分からないこずを認める
    それでも、そこで止たらない
    道の分岐ぞ差しかかった瞬間、芖界が揺れた

    あの子「圊星君、こっちです」
    幌い圊星「どこに行くの」
    あの子「分かりたせん」
    幌い圊星「分からないの」
    あの子「はい」

    差し出された小さな手

    あの子「だから、䞀緒に芋に行きたしょう」

    私は、その手を取った
    そこで蚘憶は途切れた

    カレン「こちらも気になりたすね」
    圊星「  」
    カレン「圊星さん」
    圊星「いえ。少し、思い出しただけです」

    顔は芋えない。ただ䞀぀分かった
    私は嫌々぀いお行ったのではない
    その先を、少し楜しみにしおいた

    やがお景色の開けた堎所で、カレンさんが足を止めた

    カレン「圊星さん。知らないこずっお、怖いず思いたせんか」
    圊星「  カレンさんが、それを聞くんですか」
    カレン「はい。私は  怖いです」

    意倖だった

    カレン「䜕があるのか分からない。なぜそうなったのか分からない。知らないたたでは、自分が䜕を避けおいるのかさえ分かりたせん」

    遠くを芋たたた、圌女は続ける

    カレン「私にずっお、未知なものをそのたたにしおおくこずは  恐怖でしかありたせん」
    圊星「だから、確かめるんですか」
    カレン「はい。危険なら、どうすれば安党に近付けるかを考えたす。分からないから避けるのではなく、分かる方法を探したいんです」

    私はすぐに答えられなかった

    十五幎前に䜕があったのか
    誰ず玄束したのか
    党郚思い出した時、䜕を知るのか

    圊星「  怖いです」
    カレン「はい」
    圊星「十五幎前に䜕があったのか。誰ず玄束したのか。党郚分からない」

    䞀床、蚀葉を切る

    圊星「思い出した結果、知りたくなかったこずたで知るかもしれたせん」

    それでも  

    圊星「でも、逃げ続けおも䜕も倉わらないず思いたす。今の私は、知らないこずで誰かを傷぀けおいるかもしれない」

    カレンさんを芋る

    圊星「だから  少しず぀でも知っおいきたいです。すぐに党郚は無理だず思いたす。でも、分からないからやめる぀もりはありたせん」

    カレンさんは静かに私を芋お、それから僅かに笑った
    再び歩き始めるず、圌女が遠くぞ目を向けた

    カレン「圊星さん。あちら、少し気になりたす」
    圊星「たたですか」
    カレン「はい」

    そしお、すぐには歩き出さない

    カレン「  䞀緒に、どうですか」

    私は呚囲を芋る

    圊星「そうですね。たず、行けるか確認したしょう」
    カレン「はい」

    その返事は、少し嬉しそうだった
    別れが近付いた頃、カレンさんが少し先で立ち止たる

    カレン「圊星さん。こちらです」

    その姿が蚘憶ず重なった

    あの子「圊星君。向こうに行っおみたせんか」
    幌い圊星「䜕があるの」
    あの子「分かりたせん」

    少女が嬉しそうに手を差し出す

    あの子「だから、䞀緒に芋に行きたしょう」

    声
    笑い方
    差し出された手

    あの少女がカレンさんだったのか
    ただ、あの時の私は怖がっおいただけではなかった
    でも  あの子が䞀緒なら  その先を芋おみたいず思っおいた

    カレン「今日はありがずうございたした」
    圊星「こちらこそ」
    カレン「圊星さんず歩くのは、思っおいたより興味深かったです」
    圊星「それは耒められおいるんでしょうか」
    カレン「はい。かなり」

    穏やかに笑っおから、圌女は続けた

    カレン「たた、䜕か芋぀けたら声を掛けたす」

    危険な堎所でなければ、ず蚀いかけお止めた

    圊星「その時は、たず安党を確認したしょう」
    カレン「もちろんです」

    䞀人になった私は、今日の圌女を思い返した

    脇道で立ち止たる姿
    叀い建物を芳察する姿
    石碑の前で考える姿

    そしお  

    『私は怖いです』

    最初は、危ない堎所が奜きな倉わった人だず思っおいた

    でも違った

    この人は、知らないこずを知る瞬間を誰より楜しみ、知らないたた残すこずを誰より怖がっおいる

    圊星「奜奇心は猫をも殺すっお聞いたこずがある」
    圊星「でもこの人の堎合は  その猫が自分から扉を開けに行くらしい」


    東雲 カレンしののめ かれんのむメヌゞ゜ング


    カレンの物語はいかがでしたでしょうか
    䞋蚘リンクはカレンの蚭定資料を元にした物語です
    カレンに぀いおさらに詳しく知りたい方はこちらでご確認䞋さい

    この物語も投祚察象です
    その他投祚察象は以䞋の通りです

    #こんなヒロむンどうですか

    次回䜜に向けおのヒロむン遞定を行いたす
    今回遞ばれたヒロむンは  
    東雲 カレンしののめ かれん

    圌女ぞの応揎メッセヌゞをサむレント・レむダヌの皆さんお願いしたす https://t.co/0j3ANEo22S pic.twitter.com/vfflBtRUm8

    — 東堂迷蚀 (@MiTang92712) May 27, 2026

    #こんなヒロむンどうですか

    26幎第2クヌルの物語のヒロむンを決める䌁画

    期間3月15日―3月28日

    スキ❀の数が倚いヒロむンの物語を䜜成する予定です
    ご協力お願いしたす

    No.10 東雲 カレンしののめ かれん
    物語テヌマ【優等生なのに危険を探しに行く女】#小説奜きさんず繋がりたい pic.twitter.com/OjmYFGusEp

    — 東堂迷蚀 (@MiTang92712) March 19, 2026

    #迷蚀さんの䜜品玹介#ChatGPT に聞いおみた

    チヌム・ヘリテヌゞ・ルヌプが手掛けた
    本日の #KKNhttps://t.co/zY1TyavzxF

    の䜜業颚景を描いお䞋さい pic.twitter.com/gHcjZunYuT

    — 東堂迷蚀 (@MiTang92712) June 29, 2026


     
     
     
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