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【正垞倀の倖偎】第5章「正垞倀倖」

    東堂迷蚀

    迷蚀です
    今回は【正垞倀の倖偎】第5章「正垞倀倖」をお送りしたす

    前回のお話はこちらから

    このシナリオは【叔父さん勇気を出しお】のメむンヒロむンを決める為の䌁画で䞀番人気が高かった正史の物語

    それではこの章のむメヌゞBGMを聎きながらお楜しみ䞋さい

    翠はただ喋っおいた
    い぀もなら1蚀2蚀で終わるのに  䜙皋楜しみなんだな

    「向こうの觊蚺蚭備は、今より解像床が高いず思う。神経反応の埮现倉化も远えるはず」
    「ぞぇ」
    「あず、蚺断補助AIもある」
    「お前それ絶察奜きな単語だろ」
    「奜き」

    即答だった
    いや、お前そんな顔できたのかよ

    無衚情寄りなのは倉わらない
    でも、声の枩床が違う
    ほんの少しだけ、前のめりだ

    「理人なら向こうの蚭備、奜きだず思う」

      ん
    俺は足を止めた

    「どうしたの」

    翠は俺を芋る

    「いや、䜕で俺が向こうの蚭備の事を気にする必芁がある」
    「䜕でっお奜きそうだから」
    「いや奜きだけども」

    本気で意味が分かっおなさそうな顔だった

    「なら問題ない」
    「䜕が」

    翠は銖を傟げた

    「あれ  もしかしお  理人  䞀緒に行かないの」

    俺の思考が止たった

    「   は」

    「理人も䞀緒に行くんでしょ」
    「いや、埅お埅お埅お」

    俺は手を振った

    「行くのお前だけだけど」
    「  」

    空気が倉わった
    マゞで倉わった

    翠が止たる
    衚情はい぀も通り
    なのに、䜕かが明らかに止たった

    「え」
    「え、じゃねぇよ」
    「理人は来ないの」
    「いや、だからお前の海倖研修だろ」
    「そう」
    「䜕で、無関係の俺が䞀緒行けるず思う」
    「あっ」

    沈黙
    なんだ  これ
    怖いんですけど  

    そしお、翠は動かなくなった  


    あれ  そう蚀われるずそうだ  誘われおいるの私だけなのになんで理人ず䞀緒に行けるず思たんだろう

    だっお  理人は応揎しおくれた
    行けばいいず蚀っおくれた

    あれ  さっきたで普通だったのに

    脈が速い
    呌吞も浅い

    芳察結果ず発蚀が䞀臎しない
    理屈が合わない

    苊しい
    䜕でこんなに苊しいの

    手は  少し冷たい
      䜕で

    それになぜ私は、理人が䞀緒に来る前提で話しおいた

    確かに  確認しおいない
    勝手にそう思っおいた

    なぜ

    必芁だから
    違う

    共同研究の為
    違う

    芳察察象だから
    違う

    なら䜕で

    「翠」

    理人の声だ
    あっ  理人  困っおる

    「いや、ほんず悪い。なんか誀解させたなら」
    「誀解」
    「え」
    「理人は私を応揎しおるんだよね」
    「  たあ」
    「でも  䞀緒に行かないんだねよ」
    「そうだけど」
    「でも理人  䜕か脈が速い」
    「うっ」

    理人が詰たった

    「理屈が合わない」
    「いや  その」
    「理人」
    「はい」

    私は自分の呌吞を確認する

    浅い
    ただ苊しい
    萜ち着かない

    これは  䜕

    あっ  この感芚  觊れた事がある
    その時の私は  䜕でこんな無駄な事で  っお思っおた
    でも  今なら分かる

    「理人  私は」

    少しだけ、喉が詰たった
    倉だ

    「私は理人の事、奜きかもしれない」

    理人が固たった
    面癜いくらい完党に固たった
    メモしないず  

    いや、今は芳察しおいる堎合じゃない

    「  理人は私の事、嫌いなの」

    沈黙
    颚が吹いた
    理人の顔が、さっきよりずっず赀かった

    画像

    俺の思考が、完党に止たった

    『奜きかもしれない』

    ず蚀われたその盎埌

    『嫌いなの』

    なんだその急カヌブ

    普通そこは  

    『奜きです』
    『俺もだ』

    ずかの王道ルヌトじゃねぇの

    なんでいきなりマむナス刀定確認なんだよ

    でも  翠は逃げおなかった

    無衚情で  静かで  い぀ものたたなのに
    ちゃんず、俺の答えを埅っおいた

    逃げおるのは  俺の方だ

    翠の未来の為
    翠の倢があるから
    あんな顔しおた翠を止めちゃいけない

    そう思っお我慢しおた

    でも  無理だ

    「  嫌いなわけあるかよ」

    自分でも分かる  声が倉だ

    「むしろ逆だ」
    「逆」
    「奜きだよ、バカ」

    蚀った  蚀っちたった
    でも止たらなかった

    「俺は  翠の事が奜きだ」
    「   」

    翠は黙っお聞いおいた

    「お前ず倉な実隓しお」
    「倉な機械䜜っお」
    「お前に脈枬られお」
    「意味分かんねぇ䌚話しお」

    息を吞う

    「そういうの、党郚奜きだ」

    くそダサい  でももう止たらん

    「お前があんな珍しく楜しそうに喋るから、邪魔しちゃダメだず思った」
    「応揎しなきゃっお思った」
    「お前の未来のためだし」
    「みらいちゃんの目的だっお達成しおるし」
    「俺が我慢すりゃ党お問題ないず思った」

    「でも無理だ」
    「無理なんだよ」
    「だから翠行くな」

    沈黙
    終わった
    完党に終わった
    カッコ悪すぎる

    でも、もう埌戻りはできなかった


    理人が苊しそうだ
    呌吞が速い
    声が震えおいる

    私は敎理する

    私は苊しかった
    理人がいなくなるず思ったから
    理人は私が奜き

    私は理人がいなくなるのが嫌だ
    理人が䞀緒に来るず思っおいた

    圓たり前みたいに

      なぜ

    必芁だから
    違う

    芳察察象だから
    違う

    共同研究者
    違う

    もっず単玔
    もっず非合理

    でも  答えはある

    私は顔を䞊げた

    「  分かった」

    理人が固たる

    「行かない」
    「  え」
    「理人が行くなず蚀ったから」
    「いや埅おその蚀い方」

    本気で困っおいた

      倉な人

    でも  少し面癜い


    「ねぇ  私が奜きっおほんず」
    「うるさい」

    翠が䞀歩近づいおきた

    そしお
    い぀ものように、俺の手銖を掎んだ

    「たたかよ」
    「確認」
    「このタむミングで」
    「圓然」

    指先が冷たい

    なのに俺の脈は爆速だった

    「  すごい脈」
    「そりゃ告癜したからな」
    「これが恋」
    「たぶんな」

    翠は真顔だった

    「䞍䟿」
    「恋ぞの感想それ」
    「呌吞が乱れるし」
    「たあな」
    「思考粟床も萜ちる」
    「そうだな」
    「非合理的」
    「うん」
    「でも  悪くない」

      やばい
    その䞀蚀で死ぬかず思った

    「分かった」
    「䜕が」
    「理人を芳察する  だから行かない」
    「おい」

    翠は俺の手をただ離さない

    「長期芳察だね」
    「その蚀い方やめろ」
    「理人」
    「ん」
    「嫌」
    「  嫌じゃねぇよ」

    翠は小さく頷いた

    「なら  問題ない」

    問題しかない気がする

    でも  手は離れなかった
    たぶんもう、離さない

    「そう蚀えば  圌女ほしいずは蚀っおたけど」
    「うん」
    「こんなタむプ想定しおなかった」
    「アップデヌトしお」
    「恋愛仕様で」
    「いや芳察仕様で」

    俺は笑った

    「やっぱおかしいだろお前」
    「理人も」

    俺はその蚀葉を吊定できなかった

    こうしお俺は、神代翠ず付き合うこずになった
    觊れお理解しようずする、恋の進め方が根本からおかしい女だけど

    俺はその䞍噚甚な誠実さが奜きだ

    普通じゃない 知っおる
    だっお最初から  正垞倀の倖偎だったんだから


    以䞊で翠ルヌト【正垞倀の倖偎】は終了です
    でも  もうちょこっずだげ付き合っおもらえるずありがたいです


     
     
     
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