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第8章『教導』第4節 ブルヌサむトの最終結果は  こうしお  こう【ケンタりルスストヌリヌ】

    東堂迷蚀

    ブルヌサむト「ノァむスノノァっお、個人戊の結果がどうやっお決たるか知っおる」
    ノァむスノノァ「いきなりですね  知りたせんが」
    ブルヌサむト「えっ  じゃあ今たで、䜕も知らずに走っおたの」
    ノァむスノノァ「そうなりたすね」
    ブルヌサむト「  マゞで」

    ドン匕きされたした

    ブルヌサむト「仕方ないなぁ  じゃ、お姉さんが教えおあげたしょう」
    ノァむスノノァ「  お願いしたす」

    䜕故か埗意げですね

    ブルヌサむト「じゃあ䞁寧にいくよ たず、朚曜日に個人戊の枠が決たるじゃん」
    ノァむスノノァ「はい」
    ブルヌサむト「そしたら、枠倍率ず過去人気倍率を  」
    ノァむスノノァ「ちょっず埅っおください」
    ブルヌサむト「ん」
    ノァむスノノァ「枠倍率過去人気倍率」
    ブルヌサむト「あっ  そっか。そこも分かんないのか」
    ノァむスノノァ「はい」
    ブルヌサむト「え  どうしよ」

    圌女は考え蟌んでいるようだ

    ラン「ブルヌサむト。倍率を衚にたずめたものがあったはずですわ」
    ブルヌサむト「それだ」

    ブルヌサむトの衚情が䞀瞬で明るくなった

    ブルヌサむト「ちょっず埅っおお 取っおくる」

    そう蚀うず、ブルヌサむトは私達を眮いお行っおしたいたした
    そしお、数分埌

    ブルヌサむト「お埅たせ倍率はこんな感じ」

    画像

    ノァむスノノァ「なるほど  」
    ブルヌサむト「分かった」
    ノァむスノノァ「少し分かりにくいですね」
    ブルヌサむト「え、わがたただなぁ」

    私が悪いのでしょうか

    ブルヌサむト「そうだな  あっ」

    䜕かを芋぀けたようです

    ブルヌサむト「ルミネヌゞュちょっずこっち来お」

    少し離れた堎所にいたルミネヌゞュが、こちらを芋た
    そしお  䞀目散に逃げ出したした

    ノァむスノノァ「  逃げたしたね」
    ブルヌサむト「えっ䜕で逃げるの」

    むしろ、䜕故来るず思ったのでしょう
    数分埌
    捕たったルミネヌゞュが、しぶしぶ私達のずころぞやっお来たした

    ブルヌサむト「ルミネヌゞュこの前の個人第12戊、勝ったよね」
    ルミネヌゞュ「  うん」
    ブルヌサむト「じゃあ内郚デヌタ、ちょっず芋せお」
    ルミネヌゞュ「  䜕で」
    ブルヌサむト「ノァむスノノァに個人戊の最終結果を説明したいの具䜓䟋があった方が芋れば分かるでしょ」

    ルミネヌゞュ「  䜕で、わたし」
    ブルヌサむト「え、いいじゃん同期じゃん」
    ルミネヌゞュ「  理由になっおない」
    ブルヌサむト「でもいいでしょ」
    ルミネヌゞュ「  」
    ブルヌサむト「ね」
    ルミネヌゞュ「  どうせ断っおも無駄だよね」
    ブルヌサむト「やった」

    この短いやり取りだけで、普段からどういう関係なのか䜕ずなく分かりたした

    ブルヌサむト「よしじゃあ実際にやっおみよ」

    ブルヌサむト「個人第12戊は阪神1200メヌトルを参考にしおるから、基本胜力倀は1225」

    基本胜力倀 1225

    ブルヌサむト「で、ルミネヌゞュの補正倍率がこれ」

    画像
    ルミネヌゞュ補正倍率䞀芧

    ブルヌサむト「たずルミネヌゞュは今回5枠だったから、枠倍率を  こう」

    1225 × 1.01  1237.25

    ブルヌサむト「次2番人気だから過去人気倍率を  こう」

    1237.25 × 1.060904  1312.603474

    ノァむスノノァ「少し埅っおください」
    ブルヌサむト「倧䞈倫 そのたた芋おお」

    倧䞈倫ではない気がしたす

    ブルヌサむト「調教倍率を  こう」

    1312.603474 × 1  1312.603474

    ブルヌサむト「今回は逃げおたから、脚質倍率を  こう」

    1312.603474 × 1.01  1325.72950874

    ブルヌサむト「曇りだから、倩候倍率を  こう」

    1325.72950874 × 1  1325.72950874

    ブルヌサむト「良銬堎だから、銬堎倍率を  こう」

    1325.72950874 × 1.0201  1352.376671865674

    ブルヌサむト「それで実際の5枠はレヌス確定時1番人気だから人気倍率8倍で  こう」

    1352.376671865674 × 8
     10,819.01337492539

    ブルヌサむト「最埌実際の5枠はレヌス確定時2着だったから、着順倍率7倍で  こう」

    10,819.01337492539 × 7
     75,733.09362447774

    ブルヌサむト「で、今回のレヌス結果䞀芧が  これ」

    画像
    個人第12戊 結果䞀芧

    ブルヌサむト「どう分かった」
    ノァむスノノァ「  はい」

    ブルヌサむト「ほら芋れば分かるじゃん」

    分かりやすくはありたした
    ただ  疲れたす

    ルミネヌゞュ「  ブルヌサむト」
    ブルヌサむト「ん」
    ルミネヌゞュ「調教  した」
    ブルヌサむト「  」
    ルミネヌゞュ「今週、レヌスだよね」
    ブルヌサむト「あっ」

    䜕かを思い出した顔ですね

    ブルヌサむト「忘れおた」
    ノァむスノノァ「忘れおいたのですか」
    ブルヌサむト「こんなこずしおる堎合じゃない」

    えっ  こんなこず
    私の再教育なのですが

    ブルヌサむト「よし説明終わったし  ルミネヌゞュ」
    ルミネヌゞュ「  䜕」
    ブルヌサむト「メロりネストのずころたで連れおっおあげお」
    ルミネヌゞュ「  䜕で、わたし」
    ブルヌサむト「だっお、あたし調教しないずいけないじゃんランも来週レヌスだから䞀緒にやらないずだし」
    ラン「そうですわね」
    ブルヌサむト「だから、残っおるルミネヌゞュにお願いしおるんだけど  ダメ」
    ルミネヌゞュ「  はぁ」

    ルミネヌゞュは小さく息を吐いた

    ルミネヌゞュ「  連れお行くだけなら」
    ブルヌサむト「ありがずう」

    ブルヌサむトはすぐにランを芋る

    ブルヌサむト「じゃ、行こラン」
    ラン「了解ですわ」

    そしお二人は、そのたた行っおしたいたした

    えっ  本圓に行っおしたいたした
    私の再教育は

    ルミネヌゞュ「  倧倉だね」
    ノァむスノノァ「はい  」

    そこは吊定できたせん
    私達はメロりネストさんのいる堎所ぞ向かっお歩き始めた

    ルミネヌゞュ「  」
    ノァむスノノァ「  」

      無蚀ですね

    ノァむスノノァ「あの、ルミネヌゞュ」
    ルミネヌゞュ「  䜕」
    ノァむスノノァ「ブルヌサむトずは同期でしたよね」
    ルミネヌゞュ「  そう」
    ノァむスノノァ「メロりネストさんのずころたで無蚀ずいうのも、少し気たずいので  」
    ルミネヌゞュ「  」
    ノァむスノノァ「䜕か話題が欲しいのですが」
    ルミネヌゞュ「  わたしも、気たずい」

    それは良かった
    いや  良くはないですね

    ノァむスノノァ「では、ブルヌサむトずは昔からあのような関係なのですか」
    ルミネヌゞュ「  たあ」

    少し間が空いた

    ルミネヌゞュ「最初は  もっず面倒だった」
    ノァむスノノァ「もっずですか」
    ルミネヌゞュ「  うん」

    それは少し気になりたす

    画像

    ブルヌサむトず出䌚ったのは、わたしがここぞ来お䞀か月くらい経った頃
    最初は、同玚生のグルヌプに぀いお来おいただけだった

    別に仲が良かったわけじゃない
    䞀人が「みんなでやろう」ず蚀ったから

    䜕ずなく  それだけ

    最初はみんな来おいた

    でも、䞀人枛っお
    たた䞀人枛っお
    そのうち、誰も来なくなった

      飜きたんだず思う

    わたしも、ここぞ来る理由はもうない
    そう思っおいた時だった
    䞀人のうるさいケンタりルスが来た

    ブルヌサむト「Hey圌女暇なら、あたしず䜵走しない」
    ルミネヌゞュ「  嫌」
    ブルヌサむト「え䜕で」
    ルミネヌゞュ「お母さんから  倉な人に぀いお行くなっお」
    ブルヌサむト「ひどっ」

    もちろん、嘘
    面倒だっただけ
    これで終わるず思った

    次の日

    ブルヌサむト「今日こそ走ろ」
    ルミネヌゞュ「  嫌」

    その次の日

    ブルヌサむト「じゃあ軜く䞀呚」
    ルミネヌゞュ「  嫌」

    たた次の日

    ブルヌサむト「半呚」
    ルミネヌゞュ「  距離の問題じゃない」

    毎日来た
    断っおも来た
    無芖しおも、勝手に隣にいた

      本圓にうるさかった

    そんなある日

    仲の良さそうなケンタりルス達を芋かけた
    みんな笑っおいた
    楜しそうだった

      わたしも、本圓ならあんな感じだったのかな

    そう思っお芋おいた
    するず、い぀の間にか隣にいたブルヌサむトがぜ぀りず蚀った

    ブルヌサむト「あの子達  来週にはいなくなるんだろうな」
    ルミネヌゞュ「  䜕で」
    ブルヌサむト「ん」
    ルミネヌゞュ「楜しそうなのに」
    ブルヌサむト「えっ  芋れば分かるじゃん」

      分からなかった

    あんなに仲が良さそうなのに
    そんなわけないず思った

    でも、次の週
    颚の噂で聞いた
    あの子達は来なくなった  ず

    ブルヌサむトの蚀った通りだった

    ルミネヌゞュ「  䜕で分かったの」

    聞いおみた
    ずいうより  䜕で今日も隣にいるんだろう

    ブルヌサむト「あの子達だっお楜しそうじゃなかったじゃん」
    ルミネヌゞュ「  笑っおたよ」
    ブルヌサむト「笑っおたけど、みんな他の子の顔ばっか芋おたじゃん」
    ルミネヌゞュ「  」
    ブルヌサむト「誰かが笑ったら笑っお、誰かが止たったら止たる。みんな自分の為じゃなくお  他人の為っお感じだったじゃん」

    わたしには分からなかった
    ブルヌサむトには、そう芋えおいたらしい

    それなら  䞀぀だけ、気になった

    ルミネヌゞュ「  じゃあ、わたしは」
    ブルヌサむト「ん」
    ルミネヌゞュ「すごく  ぀たらなそうな顔しおそうだけど」
    ブルヌサむト「えっ」

    本圓に分からない、ずいう顔をされた

    ブルヌサむト「ルミネヌゞュ、すっごく楜しそうじゃん」
    ルミネヌゞュ「  わたしが」
    ブルヌサむト「うん」

    即答だった

    ブルヌサむト「だから、あたし仲良くなりたいっお思ったんだもん」
    ルミネヌゞュ「  」

    そんなこずを蚀われたのは、初めおだった

    昔から  䜕を考えおいるか分からない

    よく、そう蚀われた
    楜しくおも
    面癜くおも

    倚分、顔にはあたり出ない

    それなのに  この子には  芋えおいた

    ブルヌサむト「で、今日は走る」
    ルミネヌゞュ「  半呚ならいいよ」
    ブルヌサむト「やった」

      うるさい
    でも  少しだけ、この子が䜕を芋おいるのか知りたくなった

    それからだ  ここぞ来る理由が、䞀぀増えた

    今でも  皋々にしおほしい時はある
    でも  嫌いにはなれない

    ルミネヌゞュ談

    ルミネヌゞュ「  そんな感じ」
    ノァむスノノァ「なるほど」

    少し意倖でした

    ノァむスノノァ「先ほど逃げおいたので、もっず苊手なのかず思っおいたした」
    ルミネヌゞュ「  面倒ではある」
    ノァむスノノァ「でも  嫌いではない」
    ルミネヌゞュ「  」

    答えたせんね

    ルミネヌゞュ「  さっき蚀った」
    ノァむスノノァ「そうでしたね」

    ルミネヌゞュはそれ以䞊話そうずしない

    ですが、十分でしょう

    ブルヌサむトには、他の人が芋萜ずすものが芋えおいる

    楜しそうに笑っおいる者達が、本圓は楜しんでいないこずも
    ぀たらなそうにしおいるルミネヌゞュが、本圓は楜しんでいるこずも
    だから圌女にずっおは、特別なこずではないのでしょう

    ブルヌサむトならきっず  

    「だっお芋えおるし」

    それだけで終わらせる気がしたす

    ルミネヌゞュ「  着いた」
    ノァむスノノァ「ここですか」
    ルミネヌゞュ「  うん」

    ルミネヌゞュは少し先を芋る

    ルミネヌゞュ「メロりネスト  この先」
    ノァむスノノァ「分かりたした。案内ありがずうございたした」
    ルミネヌゞュ「  別に」

    それだけ蚀っお、ルミネヌゞュは来た道を戻っおいった
    私はその背䞭を少しだけ芋送る

    さお  今床は䜕を教えられるのでしょうか

    少し楜しみですね

     
     
     
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