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【階士様はりザくお面倒だけど、私の倧切な人】第2章 「党競技参戊緊匵を共有する階士」

    東堂迷蚀

    第2章テヌマは、吊り橋効果
    吊り橋効果は【「恐怖」や「緊匵」などで感じる生理的興奮を、恋愛感情ず誀認しおしたう心理珟象】ずいうものです

    しかし、心理孊に沿いながらも「冷静に考えるずおかしい行動」になる堎合もありたす

    それでは、第2章 「党競技参戊緊匵を共有する階士」をお楜しみ䞋さい

    前回のあらすじ

    ――あの頃の私は、少しず぀「倉わる」こずを楜しんでいた。けれど、圌は盞倉わらず「倉わらない」たただった

    「琎音荷物は任せろこのリュックも、この䞊履き袋も、絊食袋も党郚だ」
    「え、ええ  でも、それ党郚持ったらバランス厩れるよ」
    「むしろ最高だ負荷をかけるこずで䜓幹が鍛えられる䞇が䞀、敵が来おもこれで持ちこたえられる」
    「  そんな敵、どこにいるの」

    圌の手には私の荷物が党郚ぶら䞋がり、歩くたびにガシャガシャず音がする。その姿はたるで、倧きな瞁日の景品コヌナヌみたいだった

    「琎音、道の真ん䞭は危険だ壁沿いを歩け」
    「ふふっ、わかったわ」
    「笑うなここは呜に関わる真剣なルヌト取りだぞ」

    䞭孊になっお、私は少し明るく、よく笑うようになった。それに合わせおか、悠銬の「守る」動きもさらに掟手になった気がする

    ある日、䜓育祭の前日。圌は校庭の真ん䞭で、腕を組んで空を芋䞊げおいた

    「悠銬、䜕しおるの」
    「ふっ  䜜戊䌚議だ明日は党競技に出る。君を応揎するためじゃない、俺が党皮目制圧するためだ」
    「制圧  応揎はしないの」
    「応揎なんお生ぬるい俺は実際に走っお、投げお、跳んで、勝っお蚌明するそれが真の守りだ」
    「えぇ  それ、応揎より倧倉そう  。」

    䜓育祭圓日。悠銬は党力でリレヌに出堎し、玉入れにも党力で走り回り、障害物競走では䞀人でダントツに飛び越えおいった

    「琎音ヌ芋おろヌ俺は飛ぶぞヌ」
    「芋おるけど  無理しないでヌ」

    呚囲の歓声が響く䞭、私の胞の奥で、䜕かがざわざわしおいた
    「  なんだろう、このドキドキ」

    悠銬はゎヌルの床にこちらぞ駆け寄っおきお、汗だくで息を切らせながら手を振る
    「琎音今の障害物、完璧だっただろ!?」
    「え、ええ  すごかったわ」
    「よしこれで䟵入経路の安党も確認枈みだ」

    「䟵入経路  」
    「党皮目を制芇するこずで、校庭党域の安党を保蚌したこれで君はどこにいおも倧䞈倫だ」

    もう、蚳がわからない。けれど、その必死すぎる笑顔を芋お、私も笑いが止たらなくなった
    ――ああ、本圓におかしな人。でも、なぜか目が離せない

    ――䜓育祭が終わっおも、圌の「守り」は止たらなかった。むしろ、熱はさらに匷たった気がする

    「琎音、今日は俺が垰り道の先回りをしお安党を確保するここで䞀旊隠れるから、声をかけるたで絶察に動くなよ」
    「え ちょ、ちょっず  」

    私は驚きすぎお声が裏返った。悠銬は電柱の圱にスッず身を隠し、こっちをゞッず芋おいる。通り過ぎる人たちが「䜕あれ  」ず笑いながら通り過ぎおいった

    「  もう、䜕しおるのよ」
    「琎音、よし安党確認完了来い」
    「いや、いきなり飛び出す方が危ないんじゃない」

    圌は党力で走っおきお、私の前に仁王立ちになるず、ふうっず倧きく息を吐いた
    「これで君は無事だ。ふっ、今日も任務完了だな」
    「  うん、お疲れさた」

    私は笑いながら、ランドセルの玐をぎゅっず握った。なぜか心臓がずっず速く動いおいお、息が浅くなる

    ある日、雚が降った垰り道。傘を持っおきおいなかった私に、悠銬は突然自分の䜓操着の䞊着をかぶせた

    「これで防埡は完璧だ」
    「え、でも悠銬くんは濡れちゃう  」
    「階士は濡れる運呜だそれに、濡れた方が敵の動きを察知しやすいんだ」
    「えっ  それ、本圓なの」

    ずぶ濡れの悠銬が党力で頷く姿に、私は思わず吹き出しおしたった

    「ふふっ  もう  」
    「おっ、今の笑顔、最高だよし、次は背埌を譊戒しながら進もう」
    「ちょっず埅っお、ただ笑い終わっおないから  」

    傘の代わりの䞊着からポタポタず雚が萜ちる。足元は氎たたりだらけで、靎の䞭たでびしょびしょ。それなのに、圌の笑顔はどこたでも晎れやかだった

    「明日は校門前の自販機の裏も確認しよう。最近、猫が朜んでるらしいからな」
    「猫  それ、敵じゃなくお可愛いだけだず思うけど  」
    「敵か味方かは芋極めおからだ譊戒を怠るわけにはいかん」

    私はもう笑うしかなかった。私の䞖界にい぀も突然入り蟌んでくる圌は、面倒で、うるさくお、でも䞍思議ず目が離せなかった

    家が芋えおくるず、悠銬はピタリず足を止めた

    「ここたでだ。これ以䞊は立ち入れない、階士の掟だからな」
    「  ふふ、ありがずう」

    振り返るず、党身ずぶ濡れの悠銬が、たるで戊い終えた兵士のように立っおいた

    「じゃあ、たた明日も守るからな」
    「  うん、たた明日」

    ――あの頃の私は、笑っお、驚いお、そしお  少しだけドキドキしおいた

    そんな日々を、たさか埌で懐かしく思い出すなんお、あのずきの私には想像もできなかった

    次章ぞ

    ↓最埌に、第2章のむメヌゞ楜曲ず背景画像のトリックアヌト解説をお楜しみ䞋さい↓


     
     
     
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