
当時の手遊び、難しくない?おもちゃ絵|歴史館コレクション
先日行ってきた
「歴史館コレクション おもちゃ絵」。
前回の記事に続いてもう一つ興味深かったのが、
切って遊べるタイプのおもちゃ絵のコーナー。
眺めるだけの絵ではなく、手を加えることで遊びになる。
その完成度に、思わず「当時の手遊び、難しくない?」と思ってしまいました。

右が組み立て前、左が完成図
平面の絵を切り取り、折って、
立体的にして遊ぶ組上絵。
描かれている題材は、将棋の駒や花札。
子どもが遊ぶためのおもちゃでありながら、
一つひとつの絵柄には風情があって、
眺めているだけでも楽しい。
でも、やっぱり遊んでみたい気持ちにさせられる。
色々な楽しみかたができる作品。
そんなおもちゃが、
当時の子どもたちのそばにあったのかもしれない。


衣装着せのおもちゃ絵。
作り方の説明がないとなかなか難しそう
そして、遊べるタイプのおもちゃ絵コーナーを見たときに思ったのは、どの作品も組み立て前、組み立て後も完成度が高いこと。

奥行きも感じられるおもちゃ
遊ぶ人を楽しませようとする気配がある
作り手の気持ちが伝わってくる。
また、中には棒状の支えを使って
完成させるおもちゃ絵もありました。


一回で終えるおもちゃというよりは鑑賞物に見える
おもちゃ絵と聞くと、
もっと気軽でライトなものを想像していた。
けれど実際に完成した形を見ると、
遊びだけではなく、色の美しさや絵柄の面白さ、
作り手の工夫まで詰まっていた。
切る前から楽しくて、組み立てたあとも楽しい。
そして時を経て今は、遊ばずに眺めていても楽しい。
当時の紙のおもちゃは、思っていたよりずっと本気だった。そんなことを感じた展示だった。