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Photo byshinsukesugie

「キャラソンの父」・須賀正人の事績と評価について。

    ちょうどそれは「ビハーレンの頃」に亡くなられたの
    でしたっけ(J1をゼイワンと言うのは、長崎的に圧倒的に
    正しいと思ってる(オランダ語の「海」は「ゼー」って
    発音するし))。

    今回は「キャラソンの父」・須賀正人氏について
    キチンと纏まった記事になったのを観たことがないので、
    ならばしてみんとしてするなり、しようかと。

    個人的にはまず作詞家としてのスガちゃんのベストは
    これなんだけど。

    芸術的に達者な林原めぐみが音を外す匠の技を披露して
    いる「夢のBallon」といふカップリングも評判では
    あるのですが、乱馬的歌劇団文芸部名義での仕事としては
    これがベスト曲かなと。昔からよくローテーションで
    聴いてました。

    ちなみに1980年代から1990年代にかけてのポニー
    キャニオンに関して言うと(ポニーレコードとキャニオン
    レコードが合併した相乗効果的な部分もあって、いろいろと
    駄菓子屋で置いてある食玩にも似たさまざまなジャケットと
    形態アレンジが施された須賀正人プロデュースの作品が
    多く発売されていました。初めて買ったのはおそらく
    レコード用のジャケットに入ったCDで「ルナ・ヴァルガー」
    のキャラソンアルバム)。


    1990年代の初めにはまだ権威があった頃のレコード大賞で
    企画賞を受賞。これを以て須賀正人氏を「キャラソンの父」
    であると提唱してはいるのですが(類例はさまざまにある
    けど、企画性の高さも含めて場数も多く「テニプリ」より
    10年も早いのは充分価値が高いのかと)、授賞したのは
    「らんま1/2」の12ヶ月連続キャラソンCDで「November
    Rain」は11月のお題曲になります。

    初期はメルダックがCDドラマ作ってた『ああっ女神さまっ』
    はその後現キャストになってからポニーキャニオンが担当。
    須賀正人は長谷川空名義で作詞担当。OPにも採用されるなどの
    事績はあり、菊池正美の「仏滅」や「闘え!ばんぺいくんRX」の
    作詞をしたのもそうなんですが、やはり特徴的なのはこの曲に
    なるでしょうか。

    まあ本多知恵子が亡くなった時に「本田千恵子(それはホントに
    『ああっ女神さまっ』に出て来たキャラの名前)」とか平気で
    間違う御仁がいたので、これらはセットで覚えておくべきもの
    なのかと。

    まあ1990年代後半は例のフリッカー使いが女神さまっスピンオフ
    の演出もやって、それもかなり危うかったのですが、アニメ
    コンプレックス関連の作品にもたびたび顔を出したのがスガちゃん。
    [アンドロイアナMAICO 2010]では音楽プロデューサーで
    クレジットされると共に放送作家スガちゃん◆成田 剣[BAO
    (当時)→(現在は)フリー]のモデルとしても知られるように。
    (まあこの頃の個性的なキャラを持った人とは、そんなもんです)

    まあ数少ないレビューなんかが見つかりましたが、まさしく
    ゼロ年代に近づいても危機感の少ないニッポン放送ならではの
    コンテンツで、なおかつますなりこうじ監督の作品だから
    やりたい放題はちゃんとエスカレート。スガちゃんが作中で
    死ぬのについては「スガちゃん、(このキャラ)殺して良い?」
    と須賀氏に聞いた上で承認されて殺された、って話でしたけど。

    ま、考えて観ればますなり監督で黒田洋介脚本だから、それは
    仕方の無い話(このメンツでスライドしたのは『ココロ図書館』)。

    参考まで主題歌データをなんとなく置いておきます。
    (ここではSora名義が須賀正人氏であるようで)
    [MAICO]
    OP{MAICOは踊る}うた:MAICO(PONY CANION)
       作詞●Sora 作・編曲●船山基紀
       絵コンテ・演出●菅沼栄治
       作画●岸田隆宏 久保政彦 村田俊治 岩田幸大 菊地洋子
    *5話から冒頭のナレーション(垣花 正[クールK])の
    バージョン変更。
    *いつの間にかナレーションバージョンと歌詞ちゃんとつきの
    2番にバージョン変更してるんですが、何話から?(18話で
    まず確認。追って追跡)→ナレーションは11話から毎回変更。
    →歌詞が2番になったのは16話から(24話まで)。
    *24話(最終話)ED画面はエピローグ画面を用いた特別版。
    曲は「MAICO」の1番。

    ED{デフォルトの笑顔}うた:MAICO
       (PONY CANION)(1~23話)
       作詞●Sora 作・編曲●船山基紀
       演出●ますなりこうじ 作画●鈴木博文

    その後は独立してオニピーこと有限会社オニオンピーマン
    カンパニーを設立(2000年か)。

    企画力と作詞能力を兼ね備えた音楽プロデューサーとして
    1980年代のアイドルソングをカセットテープで独自に
    起こす研究とか、ともかく先進的だった印象が強い人でした。

    その一方でaikoを頑なにさせる愚を犯したポニー
    キャニオンは「ポニキャニ」であることですら覚束無く
    なるほど。「ポニキャン」は一応オフィシャルな略称とか
    ぬかし出し、いち早くCCCDに手を出して(2002年導入)
    玉砕方向へまっしぐらしたこともあったわけで。

    『ああっ女神さまっ』で久川綾をしっかり掴んでいたのと
    久川綾が赤坂BRITZでコンサートをしていた経験、かつ
    そのコンマスが百石元だったことが重なり、遺産を食い潰し、
    エイベックスと似たような地盤沈下を繰り返していた
    ポニーキャニオンは「けいおん!」ブームのド真ん中を
    掴むと。辛抱と頑ななスタイルを貫いてきたaikoまでが
    「milk」(25thシングル)でオリコン1位になるのは
    2009年のこと、ってポニキャニ史もここから語ることは
    出来るのですが。
    (その素地がやがてaiko好きのofficial髭男dismと、
    ラジオで「カブトムシ」をフルコーラス歌ってハモる
    king-gnu井口を統御するaikoになる、とまで行けば
    2022年までのポニーキャニオンまで語れるわけですが
    (なので『火ノ丸相撲』OP「Fire Ground」の頃から
    ヒゲダンはポニーキャニオン、なわけで))


    スガちゃんが亡くなったのは肺炎で享年59。2018年12月11日没。

    といふことで、積年の課題ではあった須賀正人氏に
    関して一通り纏めてみました。

     
     

    torov

     
     
    寅年の流浪人として年男から始めたnoteも幾星霜。 歳を重ねて、「人生は五十一から」を意識しなくてはと。 ちゃんとアウトプットがしたくてやろうとする人はフォロー するようにしてます。元図書館司書の一家言持ち。 座右の銘は「ツッコミは時に、人の心を救う」(by ナンシー関)。