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ハイスタが掘り起こそうとしているっぽい Mr. T Experience を聴いてみてほしい

    9/24の夜に約6万人が同接して見守ったHi-STANDARDのYouTube生配信。

    いやぁ震えました。シビれました。

    ※ ↑難波くん&健くんのWジャンプというハイスタのシグネイチャームーブをアーカイブのサムネに持ってきてるの、流石わかってらっしゃる。

    配信の具体的な内容や、どのような発表があったか等は、こんな記事をわざわざ開いちゃってくれるような方々には改めて説明するまでもないと思うのでバッサリ割愛しちゃう。

    新感覚の映像体験

    とりあえず生配信でひとしきり興奮させられた後に一旦冷静になってよく考えみると、この生配信って今までに他で見たことがない、新感覚の映像表現と映像体験だったなと思っていて。

    当日始まってみるまで何か起きるのか一切わからない。大枠の流れや構成は周到に構築されてるんだけど、そこで実際に語られる言葉はその場の心の揺らぎも含めてリアルタイムで真摯に吐き出されて行く。ドキュメンタリックでありながら、1年も前から仕込んでいたド級のサプライズがいくつもある。そしてこっちのボルテージをマキシマムに上げ切ったこところで、文脈と意味を踏まえてチョイスされた3曲の生演奏 LIVEもブチかまされる。

    今まで行われてきたハイスタ作品のゲリラ発売や難波くんの新潟ローカルのラジオ番組、健くんのYouTubeラジオやインスタライブ、KEN YOKOYAMAでの LIVE生配信などの経験って、全部この日のためにあったんじゃないかと思うぐらい、長年彼らの発信してきた手法やコンテンツの集大成だったよね。

    受け手のこっちに最大級のワクワク感とインパクトを喰らわせてくれる周到な一打。それでいてこの配信がハイスタにとってここ3年ほどの辛かった時期と折り合いをつけるための、セルフケアの観点からも切実なまでに必要なプロセスであったことが画面の端々から伝わってきた。

    リアルタイムドキュメンタリーかと思えばそうではなく、かといって生ライブだけでもなく、映画のようでもあるけどやっぱりぜんぜん違う。
    そんなわけのかわらないものをドーンと喰らったら、情緒や感情のキャパシティがまるで追いつかないじゃないか…。こんな映像体験って、ちょっと他で考えつかないでしょ。

    やっぱハイスタってただのバンドじゃないんだわ。徹頭徹尾「道作る」なんです。いつだって彼らにしか成し得ない伝説を見せてくれる。

    言うまでもなく、一生ついていきますよそんなもん。

    でね、ここまでつらつらと書いてきといて何なんですが、この記事の本題はぜんぜんそこじゃないw ここからがようやく本題ですw

    ミニアルバム収録のカバー曲について

    今回11/26のリリースが発表された新作ミニアルバムScreaming Newborn Baby。

    1. Song About Fat Mike
    2. Our Song
    3. Moon
    4. A Ha Ha
    5. Book Of Revelation(Cover)
    6. Stand By Me

    収録曲のリスト見ていたら、目に飛び込んできたのは5曲目の「Book Of Revelation(Cover)」というタイトル。

    え、もしかしてコレ、
    Mr. T Experience………!!!?
    (ミスターティーエクスペリンスと読みます)

    それはヤバいってハイスタ!!!

    Mr. T Experience を聴いてみてほしい

    THE Mr. T Experienceはカリフォルニア州バークレー出身の知る人ぞ知る3ピースPOP PUNKバンドで、同じくバークレーに拠点を構えていたレーベルLOOK OUT Recordsに在籍していた。

    結成は1984年だけど、特に90年代に佳作アルバムを放ち続けて90's PUNKムーブメントの一角を担ったバンドである(ちなみに2000年代以降追ってなかったから全く知らなかったけど、2020年にもアルバム出してる現役のバンドなんだね)。

    尚、これまた同郷のバークレー出身であるGREEN DAYがキャリア初期に音源をリリースしていたのもLOOK OUTで、DOOKIEのリリース以降GREEN DAYは移籍してしまうんだけど、その後もMr. T ExperienceはずっとLOOK OUTを支え続けた、いわばGREEN DAYが行かなかった道を突き進んだバンドなのだ。

    ※余談だけど、GREEN DAYのビリー・ジョーのサイドプロジェクトバンド、PINHEAD GUNPOWDERのほうは、その後もLOOK OUTから作品をリリースし続けていた。

    Book Of Revelationという曲は彼らのMilk Milk Lemonadeと題したアルバムの1曲目に収録されており、おそらくハイスタが今回カバーするのはこの曲だと思われる。

    90年代当時、EAT MAGAZINEのようなコアな雑誌などを通じて海外のアンダーグラウンドなバンドもかろうじて国内でも紹介されたりしていたのに、なぜかMr. T ExperienceはEAT MAGAZINEでも取り上げられることがあまりなく、マジで音源を聴く以外に実態を掴むことができなかったバンドだったのである。だからもうハイスタ、すげぇとこ掘り起こしてきたな…と。

    情報はなかなか得られないが、その存在に触れられる唯一のチャネルであった音源そのものが、まぁ実に最高だった。

    Book Of Revelationが収録されているアルバムMilk Milk Lemonadeは、Book Of Revelationが良すぎて他の曲がまるで印象に残らないという現象が起きてしまってるのだけど、つまりそれぐらいこの曲は珠玉の名曲なのだ。

    もうね、ハイスタバージョン聴く前から健くんのギターの輝きが際立ちすぎてとんでもないことになるだろうな…って容易にイメージできるし、ハイスタのアンサンブルによってブラッシュアップされたこの曲を聴けるって想像するだけで、既に残尿漏れそうな勢いでして。

    それからMr. T Experience入門向けのアルバムとしておすすめなのはこちらの1枚。96年リリースのLOVE IS DEAD。これ高校生の時、マジでハイスタ、グリーンデイと共にフラットにガンガン聴いてた思い入れのあるアルバムで、90's PUNKの名盤リストに加えたい1枚だと思っている。

    インパクトのある青みがかったレディの顔ジャケ。そこに1曲目からMr. T Experience特有のいなたくてイモっぽいメロディ(褒めてます)が炸裂しまくっていて、むしろエモコア以上にエモい。

    お勧め曲は#1.Sackcloth and Ashesに、「BA〜BA BA BA BA〜」って絶対口ずさみたくなること間違いなしな中毒性のある#2.BA BA BA BA BA、これぞポップパンクなキャッチーさに満ち溢れている#5.Thank You (For Not Being One of Them)、フォークのような牧歌的な雰囲気をまといながらもサビのメロディでキュンってなる#10.Deep Deep Downあたり。

    尚、ハイスタとMr. T Experienceの接点でいうと、オムニバス作品のコレ。

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    FAT WRECK CHORDSより99年にリリースされているSHORT MUSIC FOR SHORT PEOPLEというパンク・コンピ。総勢101バンドが参加していて、それぞれ30秒前後のショートチューンだけを収めている圧巻な1枚。この作品に両バンドが名を連ねております。以前この記事でも言及しましたが、改めてこのコンピ偉大だわ…。

    ぜひともハイスタのミニアルバムがリリースされるまでの2ヶ月間の暇つぶしに、一度Mr. T Experience を聴いてみてほしい。

    90's PUNKの当事者ど真ん中

    90's PUNKのカバーといえば、KEN YOKOYAMAが90's PUNKの啓蒙の意図を込めて2024年にリリースしたThe Golden Age Of Punk Rockというカバーアルバムが記憶に新しい。90's PUNKの当事者であったハイスタのギタリストが、同世代のPUNKバンドを啓蒙する心意気で作り上げた作品ね。

    これまでオールディーズを中心にカバーしてきたハイスタも、今後はKEN YOKOYAMAと同様の路線を踏襲していくのかもしれない(I'M A RATでNOFXのカバーやってるけど、これは2020年代の曲だもんね)。90's PUNKの当事者ど真ん中なハイスタが遂にリミッター外しちゃったよ。

    4人体制(難波くん、健くん、ZAX with ツネちゃん)の新生ハイスタが手がける90's PUNKのカバーが今後もまだまだ聴けるのかも…と思うと、例えばあんな曲ならどうか…?こんな曲もいいじゃないか…?と勝手な妄想が止まらないのである…。

    最後にまた余談だけど、Screaming Newborn Babyの2曲目にはOur Songというタイトルが確認できる。

    これって難波くんと大沢伸一のコラボで2007年にリリースされたOur Song(難波くんが歌詞とボーカルを手がけている曲)だったりしないよね…?多分違うとは思うけど、タイトルだけ見ているとどうしても連想しちゃうわ。

    リリースまであと2ヶ月間。とりあえず曲のタイトルからの妄想だけで耐えられるなw

     
     
    好きなものは音楽(嗜好がPUNK、ROCKとかうるさいほう寄り)、映画(嗜好がコメディとかB級スリラーとかバカ映画寄り)、読書(嗜好がサブカルとか文学とかボンクラ寄り)。

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