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#03 父の遺産は北海道の原野でした! (盛岡→青函フェリー→函館夜景と飲み横丁)3000kmの車旅

相続の整理で見つかったのは、父がかつて購入した北海道の2つの土地(原野)でした。見たこともないその土地を確かめるため、愛車のワンボックスカーにクロスバイクを積み込み、一人北の大地へ。

首都圏から仙台・遠野・盛岡を経て、フェリーで北海道へ。釧路・桂恋の丘、そして厚岸の牧草地へ——。15年目の被災地や道東の風景を走り抜け、父のことを思い出した北海道10日間のドライブ旅。


※DAY3:盛岡を出発。一から九の数字の妙。津軽海峡を越え、いよいよ北海道・夕暮れの函館へ

旅の3日目。盛岡のホテルをチェックアウト。本日はフェリーに乗船するので、まずは本州の北端・青森を目指して走ります。

一から九までの数字の妙。歴史を思い国道4号を走る。

盛岡からは国道4号をひたすら北上します。「北緯40度のまち」として知られる「道の駅 石神の丘」で最初の休憩。午前の太陽はまだ穏やかで広々とした緑の芝生に目が癒されます。駐車場でゆったりと、この後のルートを確認します。

※道の駅 石神の丘

道の駅 石神の丘

*tips:「北緯40度」の標識が目印の道の駅。広々とした快適な駐車場や焼き立てパン、地元の新鮮な野菜が揃う産直が魅力です。名物の特産キャベツ「いわて春みどり」を使ったグルメやソフトクリームも人気で、北上ドライブの絶好の休憩スポットとなっています。


※石神の丘美術館

石神の丘美術館

*tips:道の駅 石神の丘に隣接する日本初の「屋外彫刻美術館(花と彫刻のミュージアム)」。緩やかな山肌を生かした屋外展示エリアには数々の彫刻作品が点在し、四季折々の花や野草を鑑賞しながらアート散策が楽しめます。特に初夏のラベンダーやブルーベリーの季節は美しい景色が広がります。


北上する数字の妙?

国道を走っていると「一戸」「二戸」と数字のついた地名が次々と現れます。「八戸」は知ってるのですが・・・。

「ひょっとすると一から八までの地名があるのかな?」

気になったので調べてみました。岩手から青森にかけて「一戸」から実は「九戸」までの地名がすべて実在していたそうです。
(※四戸のみ現在は地名としては残っていない。)

諸説あるようですが、鎌倉時代にこの地域を納めた南部氏が、馬の牧場を管理するための関所や門を「戸」として番号を振ったのが由来だそうです。

古くからある街道の並木道、ゆるやかなカーブとアップダウンを走りながら、車の中で「数字の妙だなぁ」と感心したり。ただひたすら車を走らせているのですが、その土地の地名の由来に興味を持つことでドライブが少し味わい深くなります。

さて、岩手を抜けて青森に入り「道の駅 さんのへ」、そして「道の駅 とわだ」で小休止します。

※道の駅さんのへ

      ※写真撮り忘れました・・・(涙)

* tips:県境を越えて青森県に入ってすぐの場所にある、お城のような外観が特徴の道の駅です。絵本『11ぴきのねこ』の作者・馬場のぼるさんの故郷であるため、町をあげて可愛いねこのキャラクターが出迎えてくれます。ここでちょうど中間地点です。

小さな道の駅なので、人の会話などがよく聞こえます。・・・・もうまったく標準語じゃなくなってる。思えば遠くへきたもんだ・・・。


※道の駅とわだ

道の駅とわだ

*tips:非常に大きな道の駅で、地元の農産物や「十和田バラ焼き」などのご当地グルメが充実しています。


いよいよ青函フェリーターミナル。そして海を越えて北海道・函館へ

フェリーの出航時間も気になるので、時間短縮のため野辺地からは「みちのく有料道路」を選びます。トンネルで山を一気に貫くこの道路は、一般道扱いですがほぼ高速道路のような快適さ。無事に予定時間通りに青森市街へ抜けることができました。

青森市内に入りフェリーターミナル近くのエネオスでこの旅初めての給油。笑顔が可愛いスタッフさんからのアプリ勧誘を「ここに寄るのは最初で最後かも?……」と思い丁寧にお断りします。
13時過ぎ、青函フェリーターミナルへ無事到着。

ターミナルには食堂などは無いようです。併設されていたコンビニでおにぎりなどを購入し、待合室で少し遅い昼食です。

14時35分発の青函フェリーに乗船。夏休み前のオフシーズンということもあり、ワンボックスカー1台で料金12,000円ほど、運転手の運賃が含まれていてお安めの運賃です。ちなみに愛車のクロスバイクは車内に載せてあるため追加料金なし・・・。


※青函フェリー

青函フェリーターミナル・青森

*tips:青森港と函館港を約4時間で結ぶ歴史あるフェリー航路。24時間運航しており、マイカーとともに津軽海峡を渡るドライバーや旅人に長年親しまれています。


船に揺られること約4時間。船酔いを避けつつ少し仮眠。目を開けてじっと甲板や海を眺めているうちに、船は函館港へ着岸します。愛車とともについに北海道の大地を踏みました!すでに夕暮れ時です。


※青函フェリーでの風景:
(クリックすると数秒のショート動画が流れます)


青函フェリー甲板から見る夕日



北海道に上陸

フェリーターミナルから函館市内に入ります。

まずは、まっすぐ今夜の宿「東横INN函館駅前朝市」へ向かいチェックイン。今夜も最安値のシングルですが、東横インは朝食が付いてます。近くにコンビニもあり便利な感じ。(グッド!)

※東横INN函館駅前朝市

一息ついたあと、さっそく「函館山」の夜景へ向かいます。ホテルのやさしいスタッフさんにおすすめされ、駅前からの路線バスを選択します。

夕暮れの函館駅

このバスが実は穴場で良かったです。すいてるので一人でゆっくりと座席に座ります。今夜はお天気も良く、山道を登る道中から車窓越しにチラチラと美しい夕焼けと綺麗な夜景が見え始め、移動時間そのものが贅沢なアトラクションみたいでした。

でも気が付いたのは、車内の助手席側に座っているのは自分一人だけ。他のお客さんは皆運転席側に座ってました。・・・皆さん良く知ってる・・・夜景がよく見える側なんですね。

函館山へは駅前発のバスを選択

山頂に到着し、目の前に広がる100万ドルの夜景。昔訪れた記憶はあるのですが、今はちょっと違っているような印象です。とにかく夜景が驚くほど近くに感じられ、先ほどチェックインした東横インの建物の明かりまで確認できました。

※函館山からの夜景

函館山からの夜景

※函館山の夜景:
(クリックすると数秒のショート動画が流れます)



函館の夜景は美しい・・けど混雑。大門横丁は良かった

天気が良いこともあり、函館山の展望台はかなりの人込みでした。一人で夜景を撮影でき満足したので、予定通りロープウェイ乗り場から下山しようと思ったのですが、そこには驚くほどの長蛇の列が……。

「あら!すごく混んでる。」
「それなら、予定を変更して、帰りもあのすいていたバスにしよう。」
とバス停へ向かいます。・・・でも・・・なんと5分前に最終バスが出発したばかりでした。帰りはロープウェイと思っていたので、バスの最終時間を確認してませんでした。

しかたがないので、当初の予定通り、地道にロープウェイ乗り場で長い列に並びます。ゴンドラも満員の中、なんとか下山。でもロープウェイ上空からもしっかり夜景が撮影できました。


※函館山ロープウェイ

ロープウェイのゴンドラから撮影した函館の夜景

*tisp:標頃334mの函館山山頂まで約3分で結ぶ大型ロープウェイ。一度に125人まで乗車できるゴンドラからは、上昇するにつれて函館の街並みや津軽海峡の景色がぐんぐん広がっていくダイナミックな車窓を楽しめます。山頂展望台は「100万ドルの夜景」を一望できる絶景の特等席となっています。


けっこう疲れましたが、「せっかく函館に来たのだから」ともう少し頑張ります。ロープウェイ山麓駅から夜の「金森赤レンガ倉庫」周辺を散歩します。

※金森赤レンガ倉庫

夜の金森赤レンガ倉庫周辺の風景

*tips:函館港のベイエリアに立ち並ぶ、明治時代の赤レンガ倉庫群の観光ショッピングモール。かつて営業用倉庫として栄えたノスタルジックな雰囲気を残しつつ、館内にはオシャレなショップやレストラン、カフェなどが並びます。夕暮れから夜にかけて赤レンガが暖色系のライトに照らし出される景観は非常に幻想的で、函館の夜の散策に欠かせない人気スポットです。


ホテルまで徒歩で移動しますが、東横インを通り過ぎて、もう少し足を伸ばしてみます。目的地は函館の居酒屋街「大門横丁」です。

※函館ひかりの屋台 大門横丁

大門横丁の風景

*tips:函館駅から徒歩約5分。26店舗の小さな屋台がひしめき合う飲み屋街。地元の新鮮な魚介類やラーメン、居酒屋メニューなどを楽しめ、店主や旅行者同士の温かい交流が生まれる人気のスポットです。


一人旅の夜は、カウンター越しにママさんと気軽におしゃべりできるようなお店が一番です。函館はやはり魚介類かな。美味しい新鮮なマグロやホタテなどを味わえました。

大門横丁・カウンター席で魚介類を注文

ひとつ残念だったのは、函館名物の「イカ」の品切れ。最近は函館でも手に入りずらいそうです。地球温暖化の波がこんな北の港町にまで押し寄せているのかな?でも店内のあたたかい雰囲気と美味しいお酒、旬の魚に心も体も満足です。ちょっと孤独のグルメっぽく楽しめるようになってきました。


明日は、いよいよ函館から道央・洞爺湖を通って一気に帯広まで向かいます!


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