メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo byinagakijunya

# 正直になってよかったこと(7) 信号はただの赤青ではなかった。67歳、足元を見て思うこと


    信号は三色だと思っていた。

    赤、青、そして黄色。
    止まるか進むか、それだけである。

    だが違った。

    草薙へ通う17キロの道で、私は信号を見始めた。

    感応式。
    時差式。
    右折専用矢印。
    歩行者専用の二灯式。

    交差点ごとに設計が違う。

    交通量の多い国道には連動式。
    生活道路には押しボタン式。
    直射日光を防ぐフード付きの灯器。
    省エネのLED。

    同じ赤でも、色味が違う。

    私は何十年もその下を通ってきたのに、
    見ていなかった。

    守られていることにも気づかなかった。

    信号は単純ではなかった。
    事故を減らすための工夫が積み重なっている。

    それを最近になって知った。

    少し恥ずかしい。
    だが面白い。

    知らなかったことを、知らなかったと認める。

    正直になってよかった。

    私たちは、気づかない仕組みの中で生きている。

    信号を見る目が、少し変わったのである。


    だが、ある日。

    段差に前輪を取られ、大きく跳ねた。

    転ばなかった。
    だが背後から激しいクラクションが鳴った。

    怒りではない。
    ただ、怖かった。

    信号はここまで進化しているのに、
    足元の道はどうだろう。

    高校生が三列で走る。
    同じ道を高齢者が手押し車で通る。

    これでいいのだろうか。

    私は67歳である。
    社会を変える力はない。

    だからせめて、
    自分の足元だけは見ていようと思う。

    信号を見る目は変わった。
    そして、道を見る目も変わったのである。



    #正直になってよかったこと
    #信号の仕組み
    #感応式信号
    #時差式信号
    #右折矢印
    #LED信号
    #知らなかったこと
    #日常の発見

     
     

    Kanon

     
     
    神戸大学大学院教育学研究科英語教育修士修了 アメリカ マルトノーマ 聖書学院 Grad Course 修了 日本語教育能力検定第一回合格 鍼灸師国家資格合格 51歳 教員退職後、鍼灸/ 英会話サロン 開業 2026年 5月より 松山エデンの園 に転居予定

    あなたへのおすすめ