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【LIFE】自尊感情ほかほか状態

    栗野こーぎぃ

    このところの寒さで体が冷えて、風邪をひいてしまったみたい。

    朝から頭が痛くて、もう一度布団に潜ったのが大間違い。
    目が覚めたら出発予定の30分前。あわてて支度をして出発、高速道路に乗ったら工事中で渋滞。やばい、間に合うかな。

    今日は、前の勤務先のイベント。
    元同僚に会えるのが楽しみで、でもどこか気が重い日でもあった。

    自分は控えめな性格で、在職中もあまり積極的に話しかけるタイプではなかったからだ。
    イベントのような自由でにぎやかな場所では、気づけば一人で立っていることが多かった。

    そんな私を待ってくれていた人がいた。

    去年のイベントで「来年のイベントはきっとステージに立ちます」と言っていた。
    その彼女の出番に、間に合うかどうか、ぎりぎりになってしまったのだ。

    結果は、滑り込みセーフ。

    ステージが終わったあと声をかけたら、
    「昨日、『来てくれるかな』って、ふと思ったんです」
    と、笑顔で言ってくれた。

    その一言で、胸の奥がふわっとあたたかくなった。

    自分が誰かの記憶の中に生きていて、その誰かが自分を「待っていてくれた」という事実。
    それだけで、自己否定の層がすこしずつ溶けていく。

    実は、私は自分の過去を曇らせるクセがある。

    「あのとき、もっとできたのに」「あんな去り方でよかったのか」と、時間が経つほど後悔が濃くなる。

    でも今日は、私のそんな心配をよそに、みんながあたたかく迎えてくれた。
    誰も責めていなかった。
    自分だけが、自分を責めていたんだ。

    人と再会するというのは、
    私にとって、曇らせてしまった過去の自分のイメージを“書き直す”効果があるみたい。

    「がんばってた自分」「誰かの力になっていた自分」を、
    もう一度、正しい光の中に戻してあげる作業。

    今日の帰り道、
    心の中がほかほかしていた。

    名付けて「自尊感情ほかほか状態」

    できるだけこの「ほかほか」を覚えていて、自分の過去を曇らせたりしないで、大切にしたいと思った。

     
     
     
    季節を嗅ぎ、暮らしを整え、自分を楽しむ。 自分という人間を面白がりながら、小さな変化や気づきを綴っています。 かけがえのない365日を過ごしたい。

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