見出し画像

30代女がフィンランドへひとり旅に出た① | 海外旅行


2020年にコロナが流行してから、
私はまるっきり海外に行かなくなった。

それまではなんだかんだ年に1回は海外に行っていて、
学生の頃から振り返ると、カナダへの短期留学、オーストラリアでのワーホリ、
タイの山奥にある民族の村でのボランティアなどを経験してきた。

そんな私が初めて海外へ行ったのは、14歳のとき。

こうして並べてみると、うちの家族はさぞ“海外への理解がある家庭”と思われそうだけど、
実際はその逆だった。

家族で海外旅行をしたことは一度もないし、
両親も新婚旅行でスイスとフランスに行ったきり。


それでも14歳の私は出会ってしまった。

「ハリーポッター」という映画の世界に。

当時洋画なんて全然見たことなかった。
(たぶんジブリとディズニーくらいしか見たことない)

でも、祖父が読んでいた「ハリーポッター」とタイトルが書かれた本が妙に気になって、
どんな経緯だったかは忘れたけど、
私は親にお願いして映画館へ見に連れて行ってもらった。


そこで初めて体験した、大スクリーンの迫力。
そして、魔法を題材にした壮大な世界観。
その瞬間、私は一気にその世界に引き込まれた。


この一本の映画との出会いをきっかけに、
私は“海外”というものに強く興味を持つようになった。

そして猛烈にハリポタロケ地のイギリスへ行ってみたいと思うようになった。

もうこの抑えられない気持ちを胸に、
私は14歳で“イギリスへ行かせてほしい”と両親に懇願。

最初、父には「危ないから」と猛反対されたけど、母の説得と私の熱意に負けてついにイギリス行きを許可してくれた。

そして私はイギリス10日間のホームステイを叶えた。

これが私の初めての海外旅行。


子供ながらに当時からすでに人付き合いのめんどくささや、
生きづらさを感じていた私にとって、

“外国”は唯一全てから解放されて“自分”に戻れる場所に感じた。
飾らなくていいし、誰かに気を遣う必要もない。
私が私でいられる。

それから大人になってからも、機会を見ては海外へ出かけた。

社会人になってお給料は旅行のために貯めていたようなものだ。

そしてついにあいつがやってくる。



コロナ。

世界的パンデミック。

ステイホーム。

3つの密。


日本国内でも身動きをとるのが難しくなった。

当然、海外なんて行けない。


それからめっきり海外とは疎遠になってしまった。

そして今年2025年、
もう私の中の私が限界を迎えていた。

“海外にそろそろ行かせてくれよ”

そう叫んでるのが聞こえた気がした。

大袈裟だけど、そう思った。

無意識にYouTubeでは海外旅行vlogばかり見ていた。

好きなYouTuberさんたちがたまたまみんなフィンランドに行っていたことや、

フィンランド発のブランド・マリメッコや、北欧インテリアが好きなこともあり、
ただぼーっと旅行動画を見てるだけで楽しかった。

毎日のようにフィンランド動画を見ていることにある日気づいた私は、
ようやく観念した。

「私はどうやら心底フィンランドに行きたいらしい」

もう7年近く韓国以外の海外には行ってない。
(韓国はなんとなく国内旅行の延長線上にある)


「よし、行くか。」

そうと決まれば、早く動かないとまためんどくさくなって自分の願望を無視してしまう。

そう思った私は、すぐさまチケットを調べ、
その1週間後には航空券と宿を押さえていた。


チケットは繁忙期なのか片道20万円くらいしたけど、
幸い、今年の初めにクレカを使ってポイントを貯めていた。

そのポイントをマイルに換えればチケット代はまかなえる。
初マイル旅だ。


なんでもっと早く作らなかったんだろって後悔したアメックスのクレカ


普通に買うと往復50万円くらいするチケットを手出し5万円くらいで買えた。(衝撃)


今回はプレミアムエコノミーに。普通に買うとこの値段。むり。



マイルを使ったことなんてこれまでなかったので、正直チケットの取り方もわからずてんやわんやだった。

でも行くと決めたら引き下がれない。
心の中の自分がめちゃくちゃ期待して待ってるからだ。
もしここで辞めたらすね散らかしてしまう。


あと、これは持論だけど、
「行きたい」と思う場所には「行きたい気持ちの鮮度が高い時」に行くのが良いと思ってる。

そのタイミングで行った旅は、
そうでないときよりもずっと、
身体で吸収できるものや心が感じ取るものが多い。

「来年行こう」とか「いつか行けたらいいな」なんて言っていたら、
その“行きたい気持ち”の温度はどんどん下がってしまう。

だから私は、自分にこう言い聞かせた。
「今、行きたいなら 今、行こう。」

そうして気づけば、「行きたい」と思ってから
実際にフィンランドへ旅立つまで、
たった1ヶ月ほどしか経っていなかった。

まわりに言うとめちゃくちゃ驚かれる。

行動力すごいねwと

もちろん勢いだけで決めてしまったから、
誰かと予定を合わせることもなく
結果的に、初の海外ひとり旅となった。


航空券取った後に、何人かに「一緒に行かない?」とは聞いてみたけど、

全員から「急すぎる」と断られた。

ごもっともだ。

私はまだフリーランスという時間配分や休日を自分で決められる働き方をしているからいいけど、
私の友人のほとんどは会社勤めだったり、家庭がある。

そんな急に長期の休みを取るなんて難しい。

彼(不定休サラリーマン)も誘ったところ、
一応フライトを調べてはくれてみたらしいが、
どうやら0泊2日という超強行スケジュールになってしまうらしい。

せっかくのフィンランドをほぼ日帰りはもったいなさすぎる。(企画的にはおもしろいけど)


というわけで、
やっぱり今回はひとりで行くことが確定。

初めての海外ひとり旅に
ワクワクとドキドキ不安な気持ちが入り混じって少し興奮状態だった。

こんな冒険気分は、あの14歳の時のイギリス行きが決まった時の気持ちを思い出す。


久しぶりすぎて、
大きいサイズのスーツケースもないので新しく買って、
ありとあらゆるトラベルグッズを揃えた。

フィンランドは物価が鬼高いと聞いていたので日本食も大量に持っていく。
(カップラーメンのすごさに改めて感服)

詰め込まれた大量のインスタント飯たち



なんと、出国日には母がわざわざ空港まで見送りにきてくれたのは笑った。

なんだか大事である。

保安検査を通過する私をギリギリまで撮ろうとする母

飛行機の座席はプレミアムエコノミーにした。

エコノミークラスより席と席の間のスペースが広く、快適に機内でも過ごせる。
体感4時間のフライトだった。(本当は13時間)


広々としたプレミアムエコノミー


今回フィンエアーで行ったので、アメニティは大好きな“マリメッコ”

見たことない柄?でマリメッコ感はなかったけど(爆)、これも良い思い出の品として持ち帰らせてもらった。


マリメッコポーチとアメニティ




そして名古屋-フィンランド13時間のフライトの途中には、北極の上を通るので、
北極通過証明書ももらえた。

なんだか嬉しい。

“北極通過証明書”


そしてさらに嬉しかったのが、
機内からオーロラが見れたこと。

今年は何十年に一度のオーロラ爆発期と言われていて、よく見えるらしいが
私はフィンランドでオーロラを見に行く予定は入れていなかったので、
機内から見れてラッキーだった。

(なんなら数年前にカナダへオーロラを見に行った時よりも綺麗に見れた)

真ん中に映る緑色の光がオーロラ


行きの便で進行方向に向かって左側の席に座るとオーロラが見れた。おすすめ。

ただ特に機内アナウンスはないので、モニターのマップを確認しながら北極-フィンランドあたりに来たら外を眺めておくのがおすすめ。



そんなこんなで、フィンランドへ到着。

空港に降り立った瞬間、
全私が大歓喜なのを身体で感じた。


フィンランドのヴァンター空港


高鳴る胸の鼓動と、
これから何が起こるんだろう、!
という高揚感。

“もうこの旅は大満足だ。来て本当に良かった!!!”
と到着5分で思っていた。
気が早い。


こうして私のフィンランド旅が幕を開けた。

いいなと思ったら応援しよう!