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詩 | 蛍


    露草の花びらを 
    夕間暮れの空は擦り付け
    薄墨を流し広がってゆく

    川沿いの砂利を踏み歩く
    湿り涼しさの混ざる微風が触る


    樹々の奥
     草むらの奥
      眼の奥
       蚊帳の中


    川音をじっと眺める


    懐紙に包む声
    籠の水草


    ある人のうなじが
    ぼんやりと色づいた

    追い掴む手風の団扇
    柔い両手のふくらみ
    指の隙間から滲む提灯の花


    水面に天



    放つ







     
     
     

    塩

     
     
    詩、散文、手芸

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