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ー 日本は修行、海外は評価 ーパリで一番話題のパン屋が、日本人だった話

    — Le Japon pour la formation, l'étranger pour la reconnaissance — L'histoire de la boulangerie la plus en vue de Paris, tenue par un Japonais

    フランスには約3万3千軒のパン屋がある。

    パンの本場であり、
    世界中の職人が集まる場所だ。

    その中で今、
    最も話題になっているパン屋がある。

    それが――フランス🇫🇷パリ近郊にある

    👉 Aki Boulangerie / アキ・ブーランジェリー

    日本人が経営するパン屋である。

    看板商品はメロンパン。

    1日500〜700個を売り上げ、
    客の多くはフランス人だという。

    ーーー

    この話を聞いて、
    驚く人もいるかもしれない。

    しかし私には、
    特別なことには思えない。

    ーーー

    日本のパン職人は、極めて繊細だ。

    発酵、温度、水分、食感。

    そのすべてを緻密にコントロールする。

    ここまで細部にこだわる文化は、
    世界でも多くはない。

    ーーー

    さらに、日本のパンは主食ではなく、
    一つの商品として設計されている。

    メロンパン、カレーパン、焼きそばパン。

    発想そのものが異なる。

    ーーー

    ヨーロッパのパンは、文化として完成されている。

    一方で、柔らかさや甘さの設計においては、
    日本のパンが優れている部分もある。

    だから評価される。

    それだけのことだ。

    ーーー

    ただし、

    ここで一つ、誤解してはならない。

    海外に行けば成功する、
    という話ではない。

    ーーー

    この店は、オペラ座周辺という立地にある。

    日本食文化が根付いたエリアであり、
    人の流れがすでに出来ている場所だ。

    また、このような店は、
    職人だけで成り立っているわけではない。

    必ず、商売として成立させる仕組みがある。

    ーーー

    私は日本で35年間、パン屋を経営してきた。

    量販店の中で、
    家賃、人件費、競争のすべてを背負いながら、
    40店舗まで展開した。

    ーーー

    率直に言えば、

    日本でパン屋を継続することの方が、
    はるかに難しい。

    ーーー

    だから、

    日本で鍛えられた職人は強い。

    ーーー

    日本は、修行の国である。

    海外は、評価される場所である。

    ーーー

    日本で積み上げたものがあるからこそ、
    海外で評価される。

    順序は逆ではない。

    ーーー

    結論はシンプルだ。

    海外に出ることではない。

    まず、日本でしっかりと積み上げること。

    ーーー

    その先に、
    海外という選択肢がある。


    ※ Aki Boulangerie / アキ・ブーランジェリーは、パン以外に、お弁当、
    おにぎり🍙、和菓子、ミニケーキ類も豊富。^_^

    ーーーーーーーーーー
    私も、今から行きたいくらいだ。😆

    参考までに言えば、

    同じような現象は、パリだけではない。

    ロサンゼルスでも日本式のパン屋は定着し、
    ハワイ・アラモアナの催事では、メロンパンが1日で1000個以上売れたという話もある。

    ーーー

    場所が変わっても結果は変わらない。

    それだけ、日本のパンは世界で通用しているということだ。

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    年商20億迄辿り着いた、35年続けたパン屋を譲渡し 今は第二の人生をスタートした途中です。 自分の好きなパンやBARの紹介記事を交えながら、 35年の経験をもとに、経営・商売・食・社会について、 日々考えたことを記録しています。^_^

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