
📝 【番外編コラム】 暇人の中には、Imagineが隠れていた。——ペンネーム「He-まZINE(ひまじん)」の作り方
定年退職後、38年間勤めた会社を離れ、私は突然「時間だけはたっぷりある人間」になった。 世間一般で言えば、完全なる暇人である。

だったら、いっそそのまんま名乗ってしまおう——。
そんな半分本気、半分冗談の思いつきから、このペンネームの構想は始まった。
ローマ字で書くと「HIMAJIN」。
その後半の「IMAJIN」を声に出してみる。
すると、どこか「Imagine」に聞こえてくる。

頭にすぐに浮かんだのは、ジョン・レノンの名曲『Imagine』だった。
国家や宗教による分断をいったん脇に置き、人間同士が争わずに生きる世界を想像する歌だ。 若い頃はただの美しいメロディーだと思っていたその歌が、年齢を重ねるにつれて、だんだんと深く心に響くようになっていた。
そしてビットコインもまた、国家や通貨を絶対の前提とせず、世界を見直すきっかけを与えてくれる。

もちろん、「今すぐ買え」という投機的な話ではない。
私が惹かれているのは、特定の国家だけに依存しない価値のあり方を考えさせる、その思想の部分である。
詳しくは、別のコラムで書きたい。
何気ない「暇人」という言葉の中に、Imagineが隠れていた。
最初はただのダジャレだったはずの名前が、気づけば自分自身のテーマと重なっていった。
実はその前に、もう一つ有力なペンネーム候補があった。
「HE-MAN(ヒーマン)」だ。
映画『マスターズ・オブ・ユニバース』に登場する、あのストレートすぎるマッチョなヒーローの名前である。

確かに、世間的にはB級映画として扱われることも多い。
しかし、私にとっては忘れがたい一本だ。
私が強く印象に残しているのは、最終的な対決の前にも、
力だけではなく対話の可能性を捨てない姿勢だった。
力で相手を倒すことより、理解し合うことの方が難しい。
私はそこに、この映画の意外な誠実さを感じた。

そしてある日、ふと気付いた。
HE-MAN + HIMAJIN + Imagine + ZINE= He-まZINE
「He-まZINE」という表記は、ただの遊び心ではない。
自虐的なユーモアとしての「暇人」。
大好きな映画から借りた「HE-MAN」。
ジョン・レノンが歌った「想像する力=Imagine」。
そして、個人が自分の関心や思想を自由にまとめる自主制作物「ZINE」。
会社でも出版社でもなく、一人の暇人が、自分の感性で映画と投資を綴る。そう考えると、これ以上ふさわしい名前はなかった。
暇人、HE-MAN、Imagine、そしてZINE。
この四つが、都合よく一つの名前の中へ収まった。

その通りかもしれない。
たった一つのペンネームに、映画があり、遊び心があり、
少しだけ未来への願いが込められている。
これから私はこの名前で、「映画館学」を続けていく。
定年後に生まれた「暇人」という自虐的な名前。
しかし、その中には映画があり、Imagineがあり、
既存の境界線を少し離れて世界を見るという願いがあった。
暇になったから、考える時間ができた。
考える時間ができたから、映画館学が始まった。
だから私は、この名前を気に入っている。
He-まZINE(ひまじん)。
暇人が、映画館から世界を想像するための名前である。
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【🎥 現在の「映画館学」観測データ】
(※2026年7月23日現在・なお記録更新中)
■ 累計鑑賞本数:823本(2023年〜)
■ 2026年 年間鑑賞数:187本
├ 7月追加分:16本
├ 複数回リピート鑑賞:69本(36%)
└ 旧作(古典)鑑賞:23本
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