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【連作詩:東の翼望】 その二 商い

    聖は古い本に囲まれた
    地面から天井まで続く棚が連なる店舗にて
    古い本を買い取って
    新たな読者に譲ってやった
     
    書物を取り扱うことは
    聖にとっては悦びであった
     
    ほころびた本は聖の両の手で挟んで
    愛を込めて慈しんでやった
    傷を負った本は聖の涙を注ぎ
    愛を込めて癒やしてやった
    そのさまは
    イスラフェルが共に痛みを分かちたいと欲するほどで
    アズラエルが呆れるほどであった

     
     
     
    坂本瞳子と申します。星文舎に所属してます。 そもそもはPASSAGEにて棚主になったことがきっかけでマイ棚の記録のためだったんですが、棚が増えたり(減ったり)、創作始めたり…、まぁ、いろんなことしてます。

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