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「一人」 #2

    孤独、というそのもの自体は、
    生きても死んでもいないと思った。

    孤独は、感情でもあるが、
    無常に現れる。

    それは、現実という名のパズルが流動的に動いた、
    からだとも思った。

    大抵の人は、物事や、人にも、何かを期待して生きているようだった。

    期待とは、一つ一つのパズルの輪郭の部分のようではないかと思った。

    次の物事への、段階の移り変わりの時に、その輪郭が、一つの期待になっているというように。


    期待しているから、ちょっとの失敗で、人にも、
    物事にも、落胆する。

    ちょっとの失敗で、何かを裏切りたくなる。

    皆、森を見ようとしすぎて、木をじっと見ることに慣れていない気がした。

    木(個人)の話が進んでいくと、大抵、森(大勢)の話にすり替わっていく。



    (続く)


    #創作大賞2026 #エッセイ部門


     
     
    ここでは主に、平和について考えていきます。

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