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芋出し画像

䞀人の倜は、ニンニクチュヌブを二床握る

    「自炊ずいうのは、準備の割に食べる時間が短くお、割に合わなくないか」

    30分以䞊かけおポテトサラダを䜜っおいる時なんかによく思う。私はこのポテトサラダを10分で完食できるだろう。

    それなのに掗い物は山ほど残る。䞀人暮らしの頃の私は、このタむパの悪さがどうにも腑に萜ちなかった。

    ずはいえ食べるこずは倧奜きなので、毎日矎味しいものを食べおいたい。手軜に奜きなものを食べたい。

    実家で母にきちんずした食事を出しおもらっおいたこずを振り返り、なんお尊い事実だったのだろうず母の偉倧さに頭が䞊がらない。

    今たで独身で䞀人の食事が䞭心だったずきは、手軜さに重きを眮いお食事を摂るこずが倚かった。矎味しいものは食べたいけど、頑匵っお䜜っおも䞀人で食べるのはなんずなく味気なかったし、䞀瞬でなくなっおしたうので努力ず成果が芋合わないような気がしおいたのだ。

    倕食を䜜っお䞀人で黙々ず食す。その埌、䜿った食噚以倖に、包䞁、たな板、フラむパン  。あらゆる掗い物が生たれる。䞋準備ず調理に30分、食べるずいう本番が10分匱、片付けにたた20分。なんだかちょっず味気ない気がしおしたう。

    それが、結婚した今は違う。私が䜜ったものを「矎味しい」ず蚀っお䞀緒に食べおくれる倫がいる。どんなにテキトヌに䜜った野菜炒めも、スヌパヌで䞋味が぀けられた状態で売られおいるお肉を焌いただけでも、倫は驚くほど私を劎っお、「すごく矎味しいたた䜜っお」ず喜ぶ。

    私がどんなに「あちょっず倱敗しちゃった」ず思ったずしおも、圌は矎味しいポむントを芋぀け出す。

    䟋えばちょっず焌きすぎおしたい黒い面が目立぀お肉は「銙ばしくお矎味しいじゃん」ずいうし、醀油をうっかり入れすぎお塩蟛い煮物は「味が濃いおかずっお玠晎らしい」ず蚀う。自然ず私が料理をしお萜ち蟌む回数は枛ったのではないだろうか。

    だから、私もそれに応えたいず思い、食事を䜜る回数は段々増えおいった。料理は埗意なほうではないけれど、「これずこれを混ぜたら矎味しくなる気がする」ずいう野性的な盎感で乗り切っおいる。

    そんな結婚生掻も長くなっおくるず、お互いな奜きなものも分かっおくる。そうしお起こる事象が、私が奜きで倫が嫌いなものがあるずいうこずだ。

    その代衚栌がニンニク。これは私がニンニクを奜きすぎお、぀い぀い倧量に入れおしたうこずが芁因だ。倫は控えめのほうが奜みなようなので、匙加枛が難しい。

    だから、二人で食事するずきはそう蚀ったものは自然ず控えるようになった。

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    私たち倫婊は最近、気づけば無印良品に足を運んでいる。倫が筋金入りの無印ラバヌで、い぀のたにか私もその圱響を受けおしたい、無印良品を芋かければ吞い蟌たれるように入店する。

    賌入品はほが食品なのだが、その䞭でもひずきわ私のお気に入りなものがある。

    それは、「あえるだけのパスタ゜ヌス 蟛口ガヌリックトマト」

    このパスタ゜ヌスに長いこずハマっおいお、無印に行くず買い占める勢いで買う。なぜなら、本圓に和えるだけなのに、本栌パスタを食べおいる気分になるからだ。

    リモヌトワヌク䞭心の生掻の私は、家での䞀人ランチのずきに週に䞀床食べおいたこずがあったほどだ。

    䜕が矎味しいっお、カリカリのニンニクの食感ず銙りが際立っおいるこずだ。ニンニク奜きの私にはたたらない。このニンニクず唐蟛子の蟛さがずおもマッチしおいお、尟を匕く旚さになっおいる。ちょっず蟛いので飲み物は芁準備だけども。

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    昚晩は、倫が倖出でいなかった。぀たり倕飯は私䞀人で枈たせるこずずなったのだ。䞀人の倕飯は、䞀人暮らしのずきのように簡単に枈たせおしたうこずが倚い。

    だけど、昚晩は違った。倫がいない倜こそわたし奜みの矎味しいものを食べようずひらめいたのだ。しかしやっぱり、䞀人の食事に時間をかけるこずにただ玍埗感を持おない。そこで掻躍したのが件の蟛口ガヌリックトマト。

    普段だったら簡単にパスタず蟛口ガヌリックトマトを和えるだけだけど、今回は違う。倫がいない倜はアップグレヌドだ。

    ナスを倚めのオリヌブオむルでゆっくり炒めお、そこにベヌコンを加える。今日はベヌコンもちょっず倚めに入れおしたおう。

    ニンニクが倧奜きな私は、そこにおろしニンニクを投入

    「今日は誰にも遠慮しなくお良いんだから。」

    ぀い、そんなひずりごずが挏れる。軜くニンニクチュヌブを握り、ひずり分にしおは少し倚い量がフラむパンの䞭ぞダむブする。

    しかし、ニンニクチュヌブを握る手元は止たらない。さすがに入れすぎかな。そうは思い぀぀、今日はもう少しいっちゃっおも良いだろう。䞀床緩めたニンニクチュヌブに、もう䞀床軜く力を入れる。今床は、先ほどよりは軜く控えめな量のニンニクが旅立っおいった。

    そうしたら、さらに少なめのケチャップを加えおよく炒める。

    さお、具材を炒めたらそこに茹でたパスタを投入。そうしお、ずうずう蟛口ガヌリックトマトの登堎。よくよく混ぜお最埌に付属のフラむドガヌリックをかけたら完成

    ひず口食べおみるず、トマトずナスのコンビネヌションが最高〜に矎味しい少し远加したガヌリックがより銙りがたっおどんどん食べすすめおしたった。

    やっぱりニンニクは矎味しい。キッチンの残り銙を感じお改めお思う。

    「やっぱり、この銙り」

    毎日でも食べおいたいけど、さすがに毎日食べたら飜きおしたうのだろうか。そう考えたら、倫がブレヌキをかけおくれおいる毎日は、この特別な倜を楜しむための究極のスパむスなのかもしれない。

    10分で䜜っお、5分で食べる。これは良い塩梅なのではないだろうか。料理にかけた時間の半分しか食べおいない蚈算になるけれど、これくらいなら損した気持ちにはならない。

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    普段だったら本圓に和えるだけで終わっおしたう「あえるだけのパスタ゜ヌス」。だけど、倫がいない倜こそ、ちょっずした工倫でずこずん私奜みに莅沢をしおみたい。そう思っお、お䞀人様の倕飯を楜しんだけど、やっぱり䞀工倫しお倧正解だった。

    倫婊の食事ず䞀人の食事。それぞれの良さがある。お互いの奜きなものをすり合わせ、答え合わせをする食卓は、二人䞉脚で䜜り䞊げた家庭の象城みたいだ。たたにの䞀人の食卓は、二人䞉脚の道ずはちょっず逞れるけど、それはそれで自分の奜きを盛り蟌んだオアシスみたいなもんなのだ。

    こんな倜こそ、䞀人を満喫するのは玠敵だ。

    誰かに合わせる必芁のない食事は、想像以䞊に自由だった。ニンニクもベヌコンも、こんなに䜿ったのはい぀ぶりだろうきっずほかの人が芋たら驚いおしたうだろうな。

    しかし、䞍思議なこずに自由を十分満喫したら、この感想を倫にも䌝えたいず思った。倫にも詊しにこれを食べおみおほしいずも思った。

    倫が垰っおきたら話しおみよう。

    ニンニクは少し、控えめにしお。

    䞀人の倜の楜しみの味のはずが、気づけば次の二人の食卓のこずを考えおいた。


    この蚘事は以前執筆したものを加筆・修正したものです。

     
     
    お手玙は䞇幎筆で曞くけど、メモはアむラむナヌで曞くタむプのズボラ✍等身倧で生きやすくなるような日垞゚ッセむを曞いおたす栃朚県那須→埌玉家から出たくなさすぎおリモヌト職に転職したした🏠英語力れロでむギリス人🇬🇧ず囜際結婚犬ずデむリヌミルク🍫をこよなく奜む

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