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「月を目指したカメラと見送りしたレンズ」


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    NASA提供のアポロ11号の発射シーン1969


    この写真は、かつて発行された会報誌の1ページを撮影したものです。写っているのは、人類初の月面着陸を成功させたアポロ11号の発射シーン。
    子どもの頃からこのシーンはよく知っていましたし、世界中で最も有名な写真のひとつだと思います。

    でも、改めてそのページをよく見ると、下の方に小さくこう書かれていました。

    「フィッシュアイ タクマー 17ミリ F4」

    ええっ、そうだったの!?
    遅ればせながら、そのとき初めてこの歴史的写真が日本のレンズ「タクマー」で撮影されたことを知ったのです。

    月に行ったカメラがハッセルブラッドだという話は有名ですが、この世界的に知られる一枚が、タクマーレンズによるものだったとは…。知った瞬間、ものすごく興奮しました。

    僕は、アポロ計画を題材にした映画『ライトスタッフ』(1983年)が大好きです。宇宙飛行士たちだけでなく、彼らを支える多くの人々の姿を描いた長編映画です。
    そこに描かれているように、こうした偉業のヒーローは決して宇宙飛行士だけではありません。
    打ち上げの裏側には、無数のスタッフや技術者、関係者の努力があったからこそ、夢は実現できたのだと思います。

    ロケットが打ち上がる瞬間、スタッフ、仲間、観客、多くの人々がひとつの夢を追いかける。その光景を思うたびに、僕は強く感じます。
    “月に行ったカメラもあれば、その打ち上げを撮るカメラもある”  
    皆それぞれに役割があります。何が上で下などありません。そこに関わるすべての人のベクトルが一つになった時、夢が実現するのだと思います。

    大きな夢や目標に向かって、仲間と力を合わせて実現していく。そんな仕事が僕は好きです。

     
     
    乗り物と旅とカメラと食べることが大好き。カメラのデザインやプランニング好きの旅人。バイク、クルマ、大喰い、ネコ、イヌ、旧車、競泳、バックパッカー、映画、極度の甘党

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