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Photo byankou_onna

【音楽(ロマミュージック)】 東欧諸国のロマミュージックを聴いてみようかな

    tkj

    ロマミュージックのなんたるかを知ろうとするボクの試みは、依然として継続しているのだけれど、「これこそロマミュージックの核心であるというもの」が依然として掴めていない。

    ジャンゴ・ラインハルトやジプシー・キングスなどの西ヨーロッパのロマがメジャーな音楽領域において成功を収めているのに対して、東ヨーロッパのロマ・ミュージックは、あまり知られていないというのが実情だろうと思う。

    そこで、その現状を知るために、東欧のそれぞれの国ごとに代表的なロマミュージシャンの演奏を聴いてみよう、というのが本稿の趣向です。

    ちなみに、個別の視聴に入る前に、まずは概要ですが、音楽というエンターテインメントも、その国の経済的な発展段階に応じてかなり様相が変わってきます。

    その結果、東欧諸国のうち、比較的経済的に豊かなトルコやハンガリーにおいては、ロマミュージシャンの演奏活動も、それなりのものになっており、バーやレストランでの契約に基づいた定期的演奏、テレビやラジオへの出演やコンサートの開催、メジャーな音楽レーベルを通じたCDの販売など、高度なものになっていますが、経済的に恵まれていないバルカン半島諸国のロマの場合には、地域の子供の誕生、結婚、出兵、成人の祝い、葬式など祝いの席の添え物としての流しの活動が主となっているようですね。

    ・トルコ

    経済がそれなりの発展段階を経ているトルコにおいては、ロマミュージシャンの活動の場は、主にはバーやレストランでの契約による演奏である。そういうトルコのロマミュージシャンの象徴的存在であるバルバロース・エルキョセの演奏を聴いてみましょう。

    Barbaros Erköse クラリネット奏者

    Rumba Minör
    https://www.youtube.com/watch?v=TmyK2P7xKrY&list=RDTmyK2P7xKrY&start_radio=1

    ・ブルガリア

    バルカンの小国ブルガリアのロマミュージシャンの活躍の場は、結婚式などの冠婚葬祭の祝いの席での演奏が主な活動領域となっており、コンサートなどの活動は、ほぼ存在していません。バルカン全域にその名前が轟いているというクラリネットの巨人イヴォ・パパソフの演奏を聴いてみましょうか。

    Ivo Papazov クラリネット奏者

    1. Uluslararası Klarnet Festivali, Ivo Papazov & Trakia Band Konseri
      https://www.youtube.com/watch?v=uCDaG6pf0Go&list=RDuCDaG6pf0Go&start_radio=1

    ・ルーマニア

    ルーマニアでは、19世紀の半ばまでロマの奴隷制が四百年以上にもわたって継続していました。そういう意味では、彼らは、最も過酷な状況に長期にわたって置かれていたロマということになるのかもしれません。ルーマニアでも、ロマミュージシャンの活動の場は、冠婚葬祭などの祝いの席の添え物としての活動が主となっています。そういうロマバンドの代表的な存在であるタラフ・ドゥ・ハイドゥークスの演奏を聴いてみましょう。

    Taraf de Haïdouks ロマバンド

    Taraf De Haidouks - Turceasca
    https://www.youtube.com/watch?v=xnNCidccbG8&list=RDxnNCidccbG8&start_radio=1

    ・マケドニア

    マケドニアにおいてもロマミュージシャンの活動の場は、ルーマニアと似たり寄ったりの状況ですが、そういうなか、マケドニアのロマのみならずバルカンのロマ全体を代表するディーヴァ(歌姫)と呼ばれている女性歌手エスマ・レジェボーヴァの歌声を聴いてみましょう。

    Esma Redžepova 歌手

    Esma Redzepova - Caje sukarije
    https://www.youtube.com/watch?v=x4-MORq8LTs&list=RDx4-MORq8LTs&start_radio=1

    ・ハンガリー

    おそらく、ハンガリーは、東欧において最も経済的に豊かな国のひとつなのでしょう。その結果、音楽需要もそれなりに旺盛であり、ロマミュージシャンの活動レベルもそれなりに高度なものになっており、彼らにはそれなりの「ステージ」が用意されています(観衆の前で演奏して稼ぐにはライセンスを取得することが義務付けられています)。そういうロマミュージシャンのなかの代表的な存在であるバイオリニストのロビー・ラカトスの演奏を聴いてみましょうか。

    Roby Lakatos バイオリン奏者

    Roby Lakatos - Niska Banja
    https://www.youtube.com/watch?v=3LigXAwus4A&list=RD3LigXAwus4A&start_radio=1

    ・セルビア

    セルビアは、「ジプシーブラス」の故郷として知られており、ロマミュージシャンの活動もブラスバンドとしてのものが主となっています。その代表的な存在であるバキジャ・バキカの演奏を聴いてみましょう。

    Bakija Bakića 金管楽器奏者

    Orkestar Bakija Bakića musica
    https://www.youtube.com/watch?v=OgWGJmJdix0&list=RDOgWGJmJdix0&start_radio=1

    *** *** ***

    ということですが、彼らの演奏から「なにか共通するもの」を抽出することができますか? う~む、困ったなあ。

     
     
     

    tkj

     
     
    目をとめて頂いてありがとうございます。人生をほぼほぼ終えた高齢者です。残された時間のなかで、気になっているトピックについて書いていきたいと思います。さて、十分に書き終えて死ねるかな?

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