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Photo bytikutaku

山童

    山童 蓬生談

     伏木村の村人三人が馬を売った帰り道、郡の境のさびしいあたりで一息ついていた。弁当を食べていると草むらから異形が現れた。

     背は高いが、裸体で、その体は渋紙のような皮膚になっていた。また、そのところどころには苔が生えている。

     異形は三人に近づいてくると以外にも優しい声で言った。
    「少し飯をわけてくれ」
     異形は飯を平らげては少しくれといい、気づけば三人の飯をすべて食べてしまっていた。
    「あんたがたはどこの人だ?」
     その問いに村の名をいうと異形は自分もそうだと話した。

     子供の時に夜泣きがうるさく「化け物にやるぞ」と外に出され、そのままこういう身の上になったという。そうして消えた子の話を三人も知っていた。


    「親にも一言いってやりたいが、なかなか行く機会がない。今もこれからつかいにいくところだ。もし父母が生きているなら、このことを話してくれ」といい。消えていった。

     おそらく天狗などに使われる山童というものだろうと思われた。

     
     
    妖怪を調べて、噂を聞いては駆け回っていますが遇えたことがない九十九屋さんた。一日一妖は今まで自分がその日まで知らなかった妖怪や伝説を話します。試験的に妖怪や神話、伝説関連のニュースを集めるようにしています。https://twitter.com/3tabu

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