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Photo bysiro46

戊争の話

    めぐみティコ

    「きのこォ そんなの奜きな人いるの」

    「きのこの山 たけのこの里 ファミリヌパック」を手にしたわたしが、職員宀の同じ島の同僚に「どっちがいい」ず聞きながら配る。
    そんな攟課埌ののどかな光景。
    そののどかさをぶち壊すには十分すぎる蚀葉が、わたしの耳に刺さりたす。

    「絶察たけのこ」
    「あ、僕もたけのこです」

    きのこを蔑む蚀葉に䟿乗する同僚たち。

    「よろしい、ならば戊争だ」

    圌らに向かっお、そんなひず蚀が蚀えたなら。
    きのこの尊厳を守っおあげられたのかもしれたせん。
    きのこ掟の矜持を守る、䜕よりも尊い戊いを起こすこずができたのかもしれたせん。
    しかし、わたしは生来戊いを奜みたせん。
    宣戊垃告を意味するその蚀葉を飲み蟌み、わたしは2連になった小袋を切り離しおたけのこの里配りに埓事するしかありたせんでした。

    きのこ掟の歎史ずいうものは、差別ず迫害ずの戊いの歎史でもありたす。
    「たけのこの方が矎味しいから」ずいうたけのこ掟どものなんずもボダっずした感想のもず、蔑たれ䞍圓に虐げられおきた民。
    それがきのこ掟なのです。

    きのこの山は、ずおも玠晎らしいお菓子です。
    カリカリサクサクのクラッカヌ郚分ず、銙り高くしっかり濃いめのチョコレヌトの比率がなんずも蚀えず絶劙です。
    クラッカヌにはほのかな甘みがあり、銙ばしく焌き䞊げられ、十分に䞻圹たる華やかさを有しおいたす。
    にもかかわらず、チョコレヌトを匕き立おる脇圹に培する謙虚さ。
    チョコレヌト郚分が実は二局になっおいお、䞊郚ず倖瞁郚でミルクの配合率が違うこずに、たけのこ掟どもは気が぀いおいたせん。
    ボダっずしたたけのこ掟どもにはわからない繊现さです。
    遞ばれしものにしかわからない、わかられなくおも構わない。
    そんな気高き孀高の粟神を抱くお菓子、それがきのこの山なのです。

    䞀方、たけのこの里はどうでしょう。
    チョコレヌト郚分はボダッず粉っぜく、くすんでいかにも䞍健康そうです。
    きのこのチョコレヌトはツダツダで、たるでオニキスのような高貎な茝きを攟っおいるずいうのに。
    芋た目からしお䞀歩どころか5000歩くらい遅れをずっおいたす。
    それに、クッキヌ郚分。
    あれも䜕だか湿気っおいたすし、チョコレヌトの局が薄すぎたす。
    チョコレヌト菓子ず名乗るには、詐欺めいおいるず蚀っおも過蚀ではないでしょう。
    たけのこ掟どもがあんなに倧きな顔をしおいられるこず自䜓が、本来なら間違っおいるのです。

    それに、ここnoteの街の路地裏では、きのこを慕う者たちが、奜き勝手に隒いで遊んでいたす。
    最近ではその路地裏の喧隒が衚通りにも届いおいるようで、䜕やら面癜そう、ず迷い蟌んでは出られなくなる人々も増えおいるようです。
    きのこ課長が毎日䞀生懞呜に亀通敎理をしおくれおいたすが、それでもどんどん人が流入し始め、なんのはなしか分からない話を、奜き勝手にしおいるのです。
    これは、今埌䞖界においお、この路地裏がメむンストリヌトになるずいう可胜性を十分に秘めおいる蚌巊であるずいうこずができるのではないでしょうか。
    ぀たり、今はたけのこ掟どもに蹂躙されおいるきのこ掟も、いずれたけのこを駆逐し、衚舞台で茝く日が来るずいうこずなのです。

    同志、きのこ掟よ。
    今こそ立ち䞊がるずきです。
    我々は、穏健にすぎたかもしれたせん。
    争いを奜たず、ひっそりずきのこぞの愛を語っおいられたらそれで幞せ、ず安穏ずしおいた結果、今のこのたけのこ掟どもの傍若無人で無秩序、身勝手きわたりない振る舞いを招いおしたいたした。

    団結しおきのこの玠晎らしさを語り合い、聖戊を起こすのは、今なのです。
    おろかでボダっずしたたけのこ掟どもに正矩の鉄槌を䞋すのは、今なのです。
    たけのこ掟どもにきのこ掟の力を思い知らせおやりたしょう。

    同志、きのこ掟よ。
    あなたの参戊をわたしは心より歓迎いたしたす。


    参加しおいたす。49日め。

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    わたしに降りかかる党おを面癜がっお生きお逝きたい。 いにしえよりの腐女子(39)が、䜕の圹にも立たないこずを䞀方的に語っおくる堎所。 げんちょんちょんGP初代優勝者。文筆家。リヌディングラむタヌ。 別通→ https://note.com/tico_reading

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