
東野圭吾先生
R.I.P.
亡くなった推しを描いているときが、一番狂気に満ちているときのような気もする。
自◯した、私の仲間たち十数人に、私が郵送した小説が、まだ出版されたばかりの『秘密』だった。
当時図書司書のような仕事をしていて、とにかく仲間たちにもこの作品を広めたかったし、私がこんな風な仕事をして頑張っているよということを伝えたくて贈った作品だ。
仲間もみんないなくなってしまったし、お金もなくなったけれど、私は折々に先生の作品を購入して、ぽつり、ぽつりと読んでいた。
バイブルのようにしていたのは白夜行だ。
あんなにギャンブルに狂っていたのに、先生の本を読むときだけはそれに集中して、1頁、1頁と止まらず読み進んだ。
鬱も重くなり、他の文章を読むことがとても困難になったときも、先生の本はいつも私の本棚にあった。
描いた。
似ていないかもしれない。
これまで一度も描いたことがない、先生の似顔絵。
どうか、天国でも筆が進みますように。
