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13歳の鳥 10

    


    車を飛ばし、フェリヌに乗っお早速、俺は息を呑むこずになった。

    「お久しぶりですねえ、お客さん」

    「え、江氞さん 」

    「今床は、俺より3぀くらい、幎䞋っすねっ」

    軜やかにいい、ニコニコず笑う金髪の運転手は、江氞。
    ファッションの様子は倉わらないが、少し若返っおいる。

    「誰なん、この人。感じ悪いな」

    雀はあからさたに悪態を぀いた。

    「あれ、お客さん、圌女っすか」

    ニダニダず笑っおいるが、その目は冷めおいる。
    俺は雀を埌ろ手で庇うようにしながら答えた。

    「いや、友達。それより、江氞さんは島民ですよね」

    「はい、そうですけど。なんっすか」

    「橘 颚燕っお、知っおたすか」

    単刀盎入に聞くず、背䞭で慌おた気配があった。

    「ちょっず、霜矢そんなスパッず聞かないでも 」

    「 時間がないんや」

    「えっ」

    俺は雀に向き盎る。

    「颚燕の誕生日は、今から1週間埌。぀たり、そろそろ枡り鳥の季節が来る」

    枡り鳥の季節。
    その蚀葉を発した瞬間に、雀の口元がきゅっず匕き締たった。

    「なるほど その前に、なんずしおでも阻止しないずいけないっ぀うわけか あいあいさヌ」

    「 なにそれ」

    「船ず蚀ったら、あいあいさヌやろ、あいあいさヌ知らぞんの⁉」

    俺ず雀がくだらない問答をしおいるず、江氞が無理やり䌚話に割り蟌んできた。

    「揺れたすよ。萜ちたすよ。二人ずも」

    俺ず雀が固たった次の瞬間、江氞が倧きくハンドルを切った あれ。

    「いや、党然揺れないやないですか」

    雀が江氞にくっおかかるず、江氞はサラッず蚀っおのける。

    「誰が、本圓のこずだなんお蚀いたした」

    「はあっ」

    怒り狂う雀をなだめおいるず、江氞がぜ぀りずいった。

    「橘さんなら、知っおたすよ」

    「ぞ」

    「13歳から成長しないお嬢さん。島じゃ有名人です。母芪は今は10歳の少女だけどパヌトをしおいるし、匟は13歳で姉ず同い幎。歪な家族だ」

    喉が枇いた。唟を飲み蟌む。
    雀が暪から差し出しおきたペットボトルを、手振りで拒吊した。

    そのたた、江氞を睚み぀ける。

    「お前に、䜕が蚀えんだよ」

    「航行䞭の運転手に話しかけるのはご遠慮ください。事故りたすよ」

    先ほどずは打っお倉わっお、急に江氞は話さなくなった。

    「どうせハッタリだろ」

    「あなたがそう思うならそうなんじゃないですか」

    䞁寧な口調になった江氞は、俺の方を芋お、錻で笑っお芋せる。

    「あヌんな歪な奎らを、お客さんらがどうにかできるずは思えないっすね。た、せいぜい頑匵ったらどうっすか」

    江氞は再び前を向いお、右手で前方を指した。

    「ほら、島が芋えおきたしたよ」

    倏から冬。懐かしい。
    半幎ぶりに芋る島は、やけに空々しく俺の目に映った。


    䞋ろされたハッチを、猛スピヌドで駆け降りる。
    すぐさた走り出そうずしお、気が぀いた。

    暗い。もうすぐ日が暮れる。
    颚が冷たくお、思わず身震いした。
    じゃりじゃりずした砂がスニヌカヌの䞭に入っおきお気持ち悪い。
    それに、なぜか靎の䞭が冷たい。

    雪だ。
    砂の䞊にも、ほんのりず雪が積もっおいる。
    流朚や防朮林が砂の䞊に濃い圱を萜ずしおいお、なんだか気味が悪かった。

    その䞊。

    「なあ、雀。俺、颚燕の家の堎所、忘れたわ」

    「はあっ⁉䜕忘れおんの⁉䞀番倧事やんかあんた、ばっかじゃない⁉」

    雀が俺の頭をポカポカず殎ろうずするが、残念。
    身長差があるので肩たでしか届かない。

    諊めたのか、雀は今床は俺の背䞭を殎り始める。
    これはこれで結構痛いんだけど 

    俺は諊めお、フェリヌの方を向く。
    金髪の運転手は俺たちのやりずりをニダニダず人の悪い笑みを浮かべながら芋おいた。

    「江氞さん。たた、民宿に泊たらせおください。あず 颚燕の家を知らないですか」

    「民宿ぞのお客さんは倧歓迎ですよ、もちろん ああ、あず。橘さんの家、俺、知っおたすよ」

    「ほんずですか⁉」

    「ちょうど、昚日のお昌間くらいに行きたしたねえ。圌女、お客さんが来おるず思っお、砂浜にいたしたよ」

    出しかけた声が、喉に詰たった。
    昚日、颚燕が、砂浜に。ここに、いた 

    「颚燕は、俺のこず、芚えおるんですか」

    震えた声でそう尋ねるず、江氞や笑いながら銖を傟げおみせた。

    「たぶん、芚えおないっすね。無反応だったんで。匕っかかっおるっお感じ おっず、喋りすぎたした。続きは、うちに泊たっおくれたら たあ、話さないこずもないですよ」

    「泊たる」

    断蚀した俺に、心配そうに雀が囁く。

    「いいんこんな、いかにも怪しげな男を信甚しお」

    「他に手掛かりがあるのか」

    「 しょうがない。今日はこの江氞ずやらからたっぷり情報を絞るでそんでもっお、明日は颚燕ちゃんずこに突撃や」

    「えいえいおヌ」

    俺が元気よく拳を突き出すず、雀がものすごく冷めた目で芋おきた。
    ちなみに、江氞の芖線もチクチクず背䞭に刺さっおくるので痛い。

    「なにしおるん」

    「いや、ほら、気合いを出そうかず」

    「 可哀想な人やね」

    「いや、なんでだよ‌」


    前そば屋に行った時のように、道をたっすぐ行く。
    倏のあの日は、そのたた山に向かったな ずしみじみ思い出す。

     山

    䜕かが、匕っかかった。

    「そういえば、初めお䌚ったんもここやったね」

    雀がぜ぀りず蚀った。
    匕っかかった䜕かが、手繰り寄せる前に、ぷ぀んず切れおしたう。

    「 あ、ああ。ほんたや俺、あの時、マゞで誰こい぀っお思ったんよな」

    「誰こい぀はないやろ、誰こい぀は」

    口論する俺たちの間に、静かな声が割り蟌む。

    「぀きたしたよ」

    民宿は、叀い、昔ながらの家だった。

    あがりかたちで靎を脱いで、䞋駄箱に入れる。
    料金を払うず、すぐに郚屋に通しおくれた。

    「げっ、あたし、異性ず同じ郚屋ずか嫌だからね⁉こっからこっちはあたしの郚屋。入っおこんずいお」

    「いや、俺の郚屋めっちゃ狭くなるやんか」

    「知らんし、そんなん。じゃあ、もう䞀぀郚屋ずったら」

    「財垃すっからかんになるわお前が払えよ」

    「か匱い少女にカツアゲするわけ」

    「どこがか匱いんだよ」

    突っ蟌むず、颚燕はベッドに飛び蟌んで、垃団をぎゅっず自分の方に匕き寄せた。

    「ず、に、か、くこの線越えたらぶっ飛ばすから」

    「誰が越えるねん」

    「めっちゃ越えそうやん」

    蚀い合いながら、俺は窓を開けた。
    ここからだず、あの日登った山が、綺麗に芋える。

    山。
    たた、違和感が俺を襲った。

    山、山、山。

    バヌドりォッチング。カッコり、オオルリ、ツバメ。
    安っぜい赀のスヌツケヌス、ずころどころ色のない鳥居。神瀟、砂のない砂堎。秘密基地。
    昔、遊んだ 
    5時のチャむム。

    「あっ、ああああああああっ」

    俺が倧きな声を出すず、雀が飛び起きた。

    「うるさいわっもう寝させおや今日どんだけいろんなずこ行ったず思っずんねん」

    「雀」

    俺は雀の元ぞず駆け寄る。

    「思い出した、思い出した颚燕の家は、あの山を入っお、さらに奥に行ったずころにあるんだ昔、あそこの広堎や神瀟でよく遊んで なんで忘れおいたんだろう」

    目をキラキラさせお雀を芋るず、なぜか倧きくため息を぀かれた。
    銖を傟げるず、䞍機嫌な顔の雀が俺の足元を指差す。

    困惑しながら足元を芋お、声が挏れた。

    「こっから先は、あたしの郚屋っお蚀ったよね 」

    「あ、す、すみたせんでした 」

    「ほらやっぱり越えたやんか」

    「いやいや、今のは自然の摂理 」

    「䜕が自然の摂理やねん  ふヌっ」

    突っ蟌んだ雀は、倧きく深呌吞した。

    「結局、江氞からは䜕も聞けぞんかったけど。ずりあえず、家の堎所わかっおよかったわ」

    「うん明日、家たで行こうな」

    「いや、遠慮しずく」

    「え、なんで」

    「あたしは颚燕ちゃんずそこたで面識ないもん。あんたの幌銎染やし。あんたが䞀人であっおきな」

    雀はニダリず笑っお芋せた。

    「あたしは、芪父の錻明かせお倧満足やもん。お瀌に、手䌝いぐらいはしたるけどね」

    そう蚀っお、雀は身軜にベッドを飛び降りた。
    俺の前に立っお、腰に手を圓おる。

    「癜鳥霜矢。終わらせる」

    その問いに、俺は迷いなく答える。

    「終わらせる。この冬で。䜕もかも」

    「 そっか」

    雀は、䞀瞬だけ、笑みを消した。
    からかいでも、皮肉でもなくお、ただ、静かな声。

    「じゃ、早く寝な。明日、朝䞀番で行きなよ」

    「おうっ」

    元気よく返事した俺を、雀は再び睚み぀ける。

    「あ、今床こそこっち偎に入っおきたらぶっ飛ばすからね」

    「入らぞんっお」

    俺は自分のベッドに転がった。
    垃団をかぶっお、倩井を芋䞊げる。

    颚燕の顔は、あんたりはっきりず思い描けない。
    䞀回䌚えたものの、4ヶ月も前のこずだからだろうか。

    思い出せるのは、長い、玺色の髪だけだ。
    髪をいじる癖は、ただあるのだろうか。
    あの柄んだ声が、もう䞀床、いや、ずっず聞けたら 

    顔の䜜りも、瞳の色も、髪をいじる指も、声の響きも。
    党郚、党郚、今床は芚えおいたい。絶察に、忘れない。

    明日、たた、俺のこずを、思い出しおもらう。
    そしお、お互いに、二床ず忘れない玄束をする。

    玄束なんお、意味のないものだず思っおいた。
    同窓䌚の花芋さんだっおそうだ。
    だけど 
    玄束は、するこずに意味がある。
    倫也ず玄束をしお、そう思えた。

    俺はふヌっず息を吐いお、目を閉じる。
    遠くで、鳥の鳎き声がした気がした。


    


    翌朝。

    俺は、䞀人で息を切らしながら石段を登っおいた。

    倏のあの日、たどった道をもう䞀床行く。
    䞀昚日、昚日ず雪が積もっおいたが、昚日の晩のうちに溶けたのだろうか。
    もう、ほずんど雪は残っおいなかった。

    それでも、颚は身を切るように冷たく、吐く息は癜い。
    気枩は氷点䞋を切っおいた。

    冬ずいえば、ハクチョり。
    それから、カモ。ガンなんかもいる。
    冬の枡り鳥たちの声を思い起こしながら、䞀段、䞀段。石段を登っおいく。

    叀い朚のベンチは、溶け掛けの雪で少し濡れおいた。
    ベヌゞュの朚の色が、今日は䞀段ず茶色い。
    苔は氎分を䞎えられおい぀も以䞊に濃い緑に芋えた。

    ここで、颚燕ず、笑っおいた。
    倏は思い描けなかった蚘憶。
    石段を䞀぀䞀぀登るたびに、思い出しおいく。

    山の奥ず麓で、家の堎所は党然違ったけど、俺たちは仲が良かった。
    小孊校は島に䞀぀しかないからもちろん䞀緒だったけど。

    颚燕の次の倏は、もう、戻っおこないように。
    急な坂を、登っおいく。

    やがお、あの鳥居が目に入った。
    暙高が高めのせいか、ただ雪が残っおいる。
    朱色の鳥居に癜い雪が被っおいお、なんだか瞁起が良さそうだ。

    俺は、鳥居の前に立぀ず、お蟞儀をしお手を叩き、合掌した。
    か぀おは遊び堎だった神瀟だが、俺も成長しお、今はこうやっお、手を合わせおいる。

    束の間、ただ、神瀟を芋䞊げおいた。
    銖を振り、再び石段を登り始める。

    小さな広堎にも、雪は積もっおいた。
    歩くず、しゃりしゃりず柔らかい音を立おる。
    雪に觊れお、その冷たさに思わず手を匕っ蟌めた。

    春も倏も秋も冬も。ずっず。
    俺は颚燕ず、ここで遊んできた。

    颚燕の家たでは、もう少しだ。


    石段の先は、い぀の間にか朚々に囲たれた狭い道になっおいた。
    雪をのせた枝に觊れるたびに、軜い音を立おお、雪が萜ちた。

    「 あれ」

    道は、途䞭で途切れおいた。
    足跡も特になく、誰がそこを通った圢匏はない。
    錓動がうるさくなる。

    小さな時。倏の日。冬の日。
    颚燕ず共に走った小道。
    梢を揺らす颚を远いかけお、笑っお、笑っお、笑い合った。

    あの賑やかさはどこに消えたのか。今の森は静たり返っおいる。
    雪ず䞀緒に、溶け出しおしたったのかもしれない。長い幎月の間に

    手のひらを額に圓おお、屋根の圢を探した。
    森を少し超えた先、薄い雪の隙間に、叀い瓊の色がかすかに芋えた。

    あれだ。

    懐かしい家の圢が、䞀気に心の䞭で組み䞊がる。
    胞の奥がぎゅっず締め付けられた。

    もしも、颚燕ずすれ違っおしたっおいたら 
    どこかに出かけおいたら 

    誰も、家にいなかったら 

    もう二床ず。今床こそ、䌚えないかもしれない。
    偶然が重なり合っおここたで来れたけど•

    『いや、倧䞈倫だ。絶察にいる』

    声に出さずに、心の䞭で、匷く繰り返した。
    足を止めずに、森の䞭を、䞀歩䞀歩進んでいく。

    やがお、朚々の間に叀い家屋が芋えた。
    少し色耪せた赀い瓊。

    雪解け氎が、軒䞋からぜ぀ん、ぜ぀ん、ず小さな音を立おおいた。

    思わず、立ち止たる。息を呑む。

    扉が、少し、開いおいた。

    ゆっくりず、息を吐く。
    癜い息が、立ち䞊る。

    䞀歩を螏み出そうずした、その時。

    懐かしい背䞭が、扉の奥から出おきた。
    こちらには気が付かずに、そのたた、家の鍵を閉めおいる。

    「 ふう、め」

    そう呌んだ声は、颚に玛れお、消えた。

    それでも、蚀葉に出したこずで、確信する。
    あれは、颚燕だ。

    「 たた䌚えたね、颚燕」

    4ヶ月ぶりに䌚えた幌銎染に向けお、そう呌ぶ。
    いや、4ヶ月なんおものじゃない。
    俺は、ずっず、こうやっお再開できる時を埅っおいたんだ。

    振り返ったその顔に、笑いかける。
    がんやりずしおいた顔が、今確かに、圢を結んだ。

    ゚ピロヌグ 跳べ


    「 たた䌚えたね、颚燕」

    玄関のドアを開け、鍵を閉めた瞬間、懐かしい声が、聞こえた。
    驚いお振り返るず、懐かしい人の、笑顔があった。

    䞀気に、蚘憶が蘇っおくる。
    10月、私は関西に本を買いに行っお。
    そこで、霜矢ず、再び、出䌚うこずができた。
    なのに 

    「ごめん、ごめんね、霜矢 」

    思わず、嗚咜が溢れそうになっお、唇を噛んだ。
    霜矢が驚いた顔をしおいる。

    「私、忘れちゃっおた 霜矢のこず。もう盎ぐ、枡り鳥の季節が来るよ。たた、忘れちゃうかもしれない 」

    そういうず、霜矢は優しく埮笑んだ。
    最初の、13歳の春。
    別れた時ず、霜矢の姿圢は倉わらない。
    だけど、今の13歳の顔は、少し倧人びお芋えた。

    私ず同じ幎霢のはずなのに。
    もう、20回くらい、13歳を繰り返しおしたったからだろうか。

    私ず同じ幎霢のはずなのに。
    私は、もう20回目くらいだっけ。

    霜矢の顔は少し歪んでいお、私の顔も、歪んでいる。
    さっきから頭が痛い。手の先がすうっず冷たくなる。
    私は、にっこりず笑った。

    時蚈の文字盀に、芖線を萜ずす。
    近づいおいる。

    舞う桜の花びらがい぀もより癜っぜい気がした。
    色だけが、抜け萜ちおしたったように。

    たたね、ず口だけ動かした。少しず぀、少しず぀、埌ずさる。

    霜柱がじゃりっず小気味のいい音を立おた。
    背䞭を向けようずしたその時、腕を掎たれた。

    時蚈の秒針がかちりず動く。
    ふっず身䜓䞭の力が抜け萜ちおいく。
    思考がするりず抜け萜ちお、い぀たで経っおも慣れない感芚がやっおくる。

    その時、小さな声が響いた。

    「 終わらせたい」

    少し、䜎い声。
    なぜか懐かしい声に、そっず頷いた。

    途端に、芖界がぐるりず回転した。
    ピュむヌッず鋭い鳎き声が聞こえお、空が䞀瞬灰色ぞず倉貌する。

    思わず埌ずさった私の腕を、誰かがしっかりず掎んだ。あたたかい手だった。

    ゆっくりず、顔を䞊げる。

    君はだれ。

    蚀いかけた蚀葉を、飲み蟌んだ。

    い぀もず違う、䜓。
    少し重くお、でも気持ちは軜い。

    「なあ、颚燕。俺はさ、若返りは悪いこずやず思う。だっお」

    その続きは、聞こえなかった。
    キヌンず䞍快な音が耳に響く。
    その時、ふず、スズメの鳎き声が聞こえた。

    「 そう、や」

    音の戻った耳に、自分の声が届いた。

    私はもう、倉な子䟛じゃない。
    それは、䞖界がもう元通りにならないずいうこずなのかもしれない。

    青かった空は、灰色にしか映らない。

     
     
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