【ハッピーライティングマラソン #8】『チ。』が教えてくれた、“違和感”という名の気づき
今回のハッピーライティングマラソン8回目のテーマはこちら。
「最近読んで、とってもよかったなぁと思う本は?」
最近読んで、とってもよかったなぁ……と思えた本。
わたしにとって印象的だったのは、漫画『チ。-地球の運動について-』でした。
この作品、以前にもnoteで紹介したことがあるのですが、
改めて思い返すと、読後もしばらく気づきが残り続けているんです。
とくに、今のわたしにとって「読んでよかったな」と感じるポイントは、3つありました。
① 辞書じゃわからない、「地動説・天動説」の根っこに触れられたこと
歴史の授業で耳にした「地動説」や「天動説」って、
当時はなんとなく用語として覚えて終わり……だった気がします。
でも『チ。』を読んで、
そもそも「なぜ天動説が当たり前だったのか?」
「地動説はどうやって生まれたのか?」
という根本の部分にようやく目を向けることができました。
わたしは、これまでその“当たり前”に、疑問を持つことすらなかったんだな……と、
静かに気づかされました。
② フィクションとノンフィクションがつながる展開の深さ
この物語はほとんどがフィクションで構成されていますが、
最終章ではノンフィクションの人物へとつながっていきます。
読み終えたあとにじわじわと残ったのは、
「今、地動説という“正しさ”を信じているわたしたちも、
本当は“当時の常識”の中にいたらどうだったんだろう?」
という問いでした。
まさに物語を通して「当たり前がひっくり返る瞬間」を体感できる構成になっていて、
地動説が誕生するまでに必要だったキーワードが、
まさしく“チ”だったんだな、と。
③ 最後の“違和感”が、わたしの思考を動かした
この本がとてもよかったと感じる最大の理由は、
読み終わったあとにも“思考”が止まらなかったこと。
物語のラストには、少しだけ違和感がありました。
でもその違和感があったからこそ、考え続けることができたんです。
「世の中の“当たり前”に、わたしは違和感を持てているだろうか?」
見ないふりもできる。
否定もできる。
でも、目の前に起きている“事実”は、それでも存在し続ける。
それは、ガリレオ・ガリレイが宗教裁判で有罪を受けながらも
静かに語ったとされるあの言葉のように――
それでも地球は回っている。
この作品が出版されたのは、ちょうどコロナ禍まっただなか。
あの混沌とした時代に、よくこのテーマを描けたな……と感じました。
でも、もしかしたら“あの時代”だったからこそ、生まれた物語なのかもしれません。
違和感は、きっと「問い」が生まれる入口。
今のわたしにとって『チ。』は、そんな“問いを持ち続けること”の大切さを
思い出させてくれる一冊です。
いいなと思ったら応援しよう!
あなたの旅の途中で、
一緒に歩いてくれてありがとう🌿
この文章が、あなたの旅の小さな灯りになっていたなら──
そっとチップで応援してもらえると、次の一歩の力になります🕯️