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1日1伝説 うちのひとしくん。(詐欺電話編)

    現代はいろいろな巧妙な詐欺が飛び交っているが、

    いつの間にやら「オレオレ詐欺」という電話の詐欺が横行し始めていた。
    もちろん、自分も実家も例外ではなくかかってくる。
    「俺」はいないのだが。

    そして私たち姉妹が学生だった頃にも
    詐欺の電話はよくかかってきた。


    若い男性からかかってきて
    「おれおれ、元カレの◎◎だけど!」
    「こんばんは!娘さんの元カレですけど!」と話し出す手口。
    誘い先は塾だか高いものを買わせるデートに誘うだとか聞いたが
    自分はほとんど対応せずに切ったのでなんだかよくわからない。

    まだ携帯電話が流通していないころ。
    実家の家電に電話がかかってきた。

    基本的には相手にしないのだが、
    たまたま電話の前に家族が揃っているときに詐欺電話に出てしまい
    家族全員で電話の対応をすることに。

    まずは自分。
    「誰?元カレ自体が存在しないんですけど」(交際したことがない)
    電話を切る。
    対応してしまったがために再度電話が鳴る。
    次に母。
    「知らない人だと言っていますが?」
    電話を切る。
    対応してしまったがために面白くなってきた相手は再度電話を鳴らす。

    再度母が出る。
    「いい加減にしてください。何の目的ですか?」
    相手は自分に変われと言い続けているようだ。

    そこでふと受話器を取り
    「はい、わたくしがひとしですが?」
    と、ひとしが娘として対応し始めた。

    野太い声に相手もひるむかと思いきや、
    まさかの話し続けること5分。
    相手が作成した物語を全部聞き出し、
    娘の元カレだという設定で電話して
    デートしてお金を使わせようという手口らしい。
    最後まで興味津々に話を聞き、
    電話を切らせないように頑張るひとし。

    最後の最後に根負けしたのはもちろん相手。

    長くかかり続けてきていた様々な迷惑電話は
    これで一掃された。


    詐欺の電話対策に
    自分のことを絶対に話さないのはもちろん、
    しつこい相手には
    引いてだめなら押してみろ、ということらしい。




    #スーパーひとし
    #スーパーひとし伝説
    #創作大賞2026 #エッセイ部門


     
     
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