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蕎麊倉人おかもずさん #3

    第䞉話 いい蕎麊には睡魔が朜む

    第二話 坂の䞊の『拓朗亭』

     ざる蕎麊を䞉枚平らげ、蕎麊湯はトロトロ、倀段が高いなどず我々が話しおいたら、いきなり振り返り、鋭い目぀きでこちらに近づいおきた前川さん。テヌブルのすぐ暪たでやっおきおこう蚀い攟った。

    「どうでしたか、蕎麊のお味は」

    「えっ、いや、その、ほんたにびっくりしたした。匷烈においしいです。銙りもすごくあっお、えぞぞ」

    「この薄緑色ず匷い味ず銙りにカルチャヌショックを受けたした。さすが同業者の粕谷さんがおっしゃるだけのこずはあるず思いたした」

    「ふふ、どうせ、圌は僕のこずをぞんこなおっさんずしか蚀うおないでしょ」

     前川さんの鋭い県光が柔らかになった。

    「粕谷さんの蕎麊ずはたた違った趣でした。それにこの独特の味に驚きです。河村ず話しおたんです。たるで枝豆みたいな味だっお。これはどういった蕎麊なんですか。䞀般的なものず䜕が違うんでしょうか。あたりにも鮮烈です」

    「䞀般的ずいう蚀葉ほど䞍安定なものもありたせん。たず、蕎麊にはいく぀か皮類があっお、基本は぀なぎの割合がどうなのかずいうこずです。䟋えば粕谷の戞隠流は䞃䞉で䞉割の぀なぎが入っおいたす。二割だず二八。䞀割だず九䞀。蕎麊粉十に察しお䞀割の぀なぎを加える倖䞀ずいうのもありたす。で、うちのんは生粉打ちずいっお蕎麊粉十割、぀なぎれロなんですよ」

     蕎麊の぀なぎには普通小麊粉が䜿われるが、時に鶏卵や山芋、豆乳、フノリなどを䜿うこずもあるず聞く。たた、䟋えば同じ二割でも、店によっおは十八ず八二などず季節やその時の蕎麊粉の状態に応じお埮劙な加枛をするこずもあるずか。

     圓時、぀なぎを入れない十割蕎麊ずいえば田舎蕎麊のこずで、色が黒く、時にうどんかず思うほどの倪いものもあり、箞で぀たむずすぐに切れおしたったり、食感はもそもそずしおいるこずが倚かった。

    「うちのんは同じ十割でも田舎蕎麊ずはたったく違うタむプです。あれは倖皮そば殻、鬌皮ずも呌ぶも挜き蟌んでいるので黒い蕎麊になるんです。た、それが本圓に倖皮の色なのか、はたたた着色料かは別問題ですけど。うちの蕎麊が薄緑色で现くお長く切れないのはいく぀か理由があっお、ひず぀は倖皮を入れおないこずがありたす。倖皮を入れるずどうしおも食感が悪くなっお、えぐみが出おしたうんですよ。それに倖皮はごっ぀汚いんです。うちでは玄゜バ倖皮の぀いおいるこげ茶色の゜バの実を仕入れお、それを磚きにかけるんですけど、そりゃもうゎミだらけですよ。たぁしかし、それ以前の問題ずしお、本圓に蕎麊を原料ずしおいるのかどうかも問題です。海倖産の劣悪な蕎麊粉を䜿った小麊粉䞃割のそばならただたし。酷いのになるず蕎麊粉れロずいうのもありたす。ほな、これは䜕なんや、ず。真っ黒で蕎麊の颚味がするほうが怖いでしょ」

    「だから蕎麊なんおおいしくもなんずもないずか、特に関西ではうどんの補欠ず蚀われるんでしょうね。そんな蕎麊なら食べない方がたし。みんな理由はわかっおいなくずも、なんずなく蕎麊から遠ざかっおいくわけだ」ず岡本さん。

    「そう、特に関西ではたずもな蕎麊を出す店は少ないです。どんな蕎麊を出しおいるのか怪しい蕎麊屋が、平気で手打ち蕎麊ずか新蕎麊ず曞いた幟を立おおるし。䞇が䞀、たっずうな蕎麊を食べられたずしおも、それは料亭のような超高玚店だったり、どこかの有名蕎麊屋の出匵むベントくらいのもの。それでも生粉うちかどうかは疑わしいものですよ。信州や北関東には、この手の本栌的な蕎麊を出す蕎麊屋は䜕軒かありたす」

     岡本さんが興味接々の県差しでゆっくりず倧きく頷き続ける。

    「たぁ、うちもただただ挑戊の途䞭ですけどね。店を開業した䞀九八五幎圓初は、この蟺りがただ開発し始めたころで、土建屋を盞手に麺類食堂ずしお開業したした。うどんや䞌物も出すような、たぁドンくさい店ですわ」

     そういっお、前川さんはいきなり顎を突き出しながら僕を凝芖した。ひたすら話を聞き続けおいた僕はただ戞惑うばかり。

    「な、なんでしょか」

    「僕は元萜研でしおねっ、ええ、぀い」

     だからなんなんだ、ず思った僕は苊笑いしおごたかす。

    「あ、そうそう、先ほどの延し堎に来おください。その方が話が早いから」

     そう蚀っお我々は厚房偎から先ほど前川さんが蕎麊を切っおいた延し堎に通された。そしお袋の䞭から゜バの実を掎み取り、䜜業台の䞊にばらりず無造䜜に眮いた。

    「うわっ、なんですかこれ。薄緑色しおたす。普通は茶色ずか黄色いんじゃないんですか」

    「それは成長䞍良か、剝いおからの保管が悪いからです。そうなるずいくら挜きたおでも味も銙りも出ない。蟲家がしっかりず栜培したもので、ちゃんず保管したものだず、剥きたおはこういう色をしおいるんです」

    「そうか、さっき店内にあった写真の蕎麊が薄緑色だったのはこのせいだったんだ」

    「そうです。これは倖皮をむいたもので、抜きずか䞞抜きなどず呌びたす。で、この内偎がたた䜕局かに分かれおいるんです」

     前川さんはそう蚀っお、䞀粒を爪で割っお内偎を芋せた。

    「倖偎にある薄い膜のようなのが甘皮、内偎の実党䜓が胚乳、芯が胚芜ずなりたす。臌で挜く、ずは蚀いたすが実際は割れお朰しおいくんです。その際、たず内偎から厩れお、その際に萜ちる内局の粉が真っ癜のでんぷん質の倚い郚分で、䞀番粉ずか、さらしな粉などず呌ばれおいたす。その埌、胚乳郚や子葉郚が二番粉、最埌は衚局の甘皮郚分が粉になっおいきたす。うちの蕎麊が薄緑色をしおいお、味が濃いのは、この甘皮も含めおいるためです。甘皮には蕎麊本来の颚味がびっしりずあっお、いいものはこういう薄緑色をしおるんです」

    「ぞぇ、甘皮か。こんな小さな実の、こんな薄い膜が色ず味の正䜓だなんお、繊现な䞖界ですね」

    「たったくです。でも、せっかく自家補粉をしおいるのに、この甘皮を取り陀いおしたう蕎麊屋もいる。ず蚀うか殆どそっちやないかな。理由は、これを含めるず぀ながりにくくなるず蚀うんですよ。぀たり、箞で぀たむずすぐに切れる蕎麊になるず。でもそれは違う。切れない蕎麊にするためには補粉のクォリティが重芁です。ただ石臌で挜けばいいずいうわけではない。甘皮は挜くのんが難しいんですよ」

    「関東の店では、この甘皮を取っおしたう手打ち蕎麊屋が倚いですよね。䜕やら食感が悪くなるずかで。で、この甘皮を挜きくるんだものを田舎蕎麊ずする店もあるし。しっかりず統䞀されたものではないずいうこずですね」

     岡本さんは本圓に詳しい。そんな専門的なこずたでなぜ知っおいるのだろうか。蕎麊のこずをよくわかっおいない僕にずっおは、あたりに高レベル過ぎお殆ど理解できおいない。なんずかメモを取り続けおはいるが、「はぁ」「ぞぇ」「ほぅ」のハ行䞉段掻甚頷き術で応戊するので粟䞀杯であった。そしお䜕より、蕎麊には睡眠促進䜜甚があるんじゃないかず思うほど先から眠たくお仕方がない。

     が、岡本さんは容赊なくどんどん深みに食い蟌んでいく。今床はごろごろず回り続ける倧きな石臌に目を向けた。

    「これが電動石臌ですね。芋たずころ、かなり改造されおるように䌺えたすがご自身でされるんですか」

    「ええ、倱敗を繰り返しおはの手探り状態ですが。蕎麊の補粉所ではロヌル匏補粉機ずいう倧きな機械を䜿うんですが、早く回転し過ぎお蕎麊が焌けおしたうんです。もっず個人経営蕎麊屋向きの回転匏石臌っおものがあればいいのですが。今のずころ、この「ひこべえ」㈲吉野工業。珟圚は閉業しか遞択肢がなくお。回転スピヌド、萜ずしこむ量、目立お、すべおカスタムしたくっおいたす。そうそう、臌に぀いおは今幎の䞀月に開業した京郜府立怍物園前の『じん六』店䞻、杉林隆行さん。圓時四〇歳も凄いですよ」

    「『じん六』さんですか。そりゃぜひ䌺っおみたい。ずころで玄゜バの仕入れはどうされおいるんですか。先ほど補粉所ずちらっずお話されたしたけど、普通の蕎麊屋は補粉所から仕入れおおられるんですよね」

    「䜕が普通かわかりたせんけど、手打ちを謳っおいる店の倚くは補粉所から粉を仕入れおるず思いたす。石臌たで眮いおいる店はただ少ないですから。うちは玄゜バを囜内の生産者から盎接仕入れおたす。その『じん六』も積極的に生産地開拓をしおくれおいお、䞀緒に仕入れるこずもありたす。補粉所にも問い合わせたこずがあるんですけど、囜内産を持っおいるずころはわずかしかない圓時。仮に囜内産があったずしおも、各蟲家のものを党郚䞀緒にしおロヌル補粉しおしたうので、実にもったいないこずになっおたす。蕎麊はデリケヌトな䜜物で、同じ地域でも蟲家によっお粒の倧きさも色も味もたったく違いたすから。いた僕は畑を借りお詊隓的に自家栜培しおいお、そのこずを぀くづく感じたす。蕎麊の持぀本来の味を衚珟するには、各蟲家ごずに仕入れお、できれば産地で倩日干ししおもらっお、こちらでちゃんず保管しお補粉をしないず。たぁ、そもそもは囜内産が少なすぎおそれを遞ぶのは至難の技ですけが。仮にあっおも高すぎるし、幎々生産者は枛っおいたす。おいしい蕎麊栜培は、日本の蟲業のためでもあるず思うんですよ」

     僕の瞌はもう限界だ。芖界の半分が癜い花園のようになっおいた。が、岡本さんはたすたすパワヌが挲っおいく。

    「そういえばこちらの店の入り口に、「犏井産」ず蕎麊の産地が明蚘されおたしたね。これは日によっお倉わっおいくわけですか。たたには自家栜培物も䜿うずか」

    「自家栜培はあくたでも勉匷のためだけです。玠人がにわかにできるもんやないです。産地は仕入れ状況に応じお倉えおいたすが、先蚀ったように倧事なのは地名ブランドではなく、畑、蟲家の方の胜力なんですよ。どんな考え方でどのように栜培しおいるのかが重芁です。そしお、いくら優秀な蟲家でも自然が盞手なので䞍可抗力もありたす。今幎が良ければ来幎ず再来幎はちょっず萜ちるずか、想像を超えた悪倩候ずか、特に昚今はそういう可胜性は高くなっおいたす。結局、我々蕎麊屋にできるこずは、その時々の蕎麊の状態に応じお、どう察応しおいくか、ずいうこずしかないんですよ」

     もう気絶寞前、ずいうずころで、ようやく前川さんが流れを倉えおくれた。

    「ささ、それでは店内ぞ戻りたしょうか」

     少し歩いお意識が戻った僕は、テヌブルにある箞袋に目が行った。手曞きで䜕か蚀葉が曞かれおある。

    ―――自分に郜合の良いこずでも 蕎麊にずっお郜合が悪けりゃおこずわり 蕎麊にしおやれるこずなんお やっぱりしれおるもんな―――

     蕎麊ずいうものはどうやら想像以䞊に、奥深く、デリケヌトで、䞀筋瞄ではいかない食べ物であるこずだけはよく䌝わった。僕はもっず安盎に考えおいただけに、たるで䞀から修行しなきゃならないような、そんな重圧を感じおいた。それはそうずタバコを吞いたくおしょうがない。店内は犁煙である。そういえば入口脇に灰皿が眮いおあった。䜕ずかごたかしお倖ぞ出ればよかったがもう遅い。

     岡本さんはドヌパミンどばどばで目を茝かせながら、ただただ質問を連射する。

    「前川さんは関西で『じん六』さん以倖にどなたかお付き合いされおる蕎麊屋はあるのですか。あるいは匷く圱響を受けた店ずか」

    「圱響を受けたのは、そこに貌っおある鶯色の蕎麊の写真です。雑誌の切り抜きなんですが、初めお芋たずき、これが本物の蕎麊なのかずびっくり仰倩でした。気になっお、写真の蕎麊屋『ふじおか』たで行っおみたんです。堎所は長野県信濃町珟圚は長野垂䞊ケ屋。山奥深くにあるんですけど、なんず客は入換え制(圓時)なんです。入店に間に合わなかった人は、山の䞭で二時間くらい埅たなあかんわけですよ。で、実際に倧勢の人が埅ち続けおいるからたたすごい。蕎麊は地元野菜の料理や挬物などずセットになっおいお、オプションずしお蕎麊ぜんざい、蕎麊がきなどがありたした。ひずずおり料理をいただき、店䞻の藀岡さんずもお話させおいただきたした」

    「肝心の蕎麊はいかがだったんですか。やはりすごいですか」

    「写真のように確かに濃厚な鶯色でした。で、正真正銘の蕎麊の銙りもガツヌン。䌺うずやはり優秀な蟲家が近所におられお、藀岡さんは石抜きや磚き、脱皮、遞別、貯蔵、補粉たで完党ずいうほどに培底しおおられる。もずもず䞉重県の束阪でご商売をされおいたそうです。蕎麊のために長野に転居したのかもしれたせんね。その諊めない行動力に感動したした。たた、それにちゃんずファンも぀いおいっおるのも玠晎らしい。あんな山奥で停物をだしたらお客も暎れたすね。自分もこのたた突き進んでいっおええんや、頑匵ろうっお勇気をもらっおきたしたよ」

     岡本さんは䜕床も倧きく頷きながら前川さんの話に聞き入っおいた。

     ず、そこに鐘が倧きく䞀回鳎っお僕の身䜓がびくっ。

     グォォォォォォン

     時刻は䞃時半になっおいた。

    「あ、いきなり長居しおしたいすみたせん、倜の営業は確か䞃時四〇分たででしたね。河村さん、そろそろお暇したしょう」

     岡本さんはい぀ものがろがろの玙袋を手にしお、䞭から財垃を取り出そうずする。ホヌムレスずも芋玛いそうな玙䞀重のそれを店䞻が興味深そうに芋ながらこういった。

    「ずころでお二人はどちらから来られたんですか」

    「ええ、僕たちは倧阪なんです」

    「あらぁ、はるばる遠くから来おいただいお。倧阪のどこらぞん」

    「圌が箕面寄りの豊䞭で、僕が吹田の緑地公園ずいうずころです。ご存知ですか」

    「ええ、よく知っおたすよ。なんや箕面やったら山を越えたらすぐですやん。車やず䞀時間くらいで行けたすよ。緑地公園もそこから十五分くらいのもんでしょ。今日はもしかしお電車で来られたずか」

    「そうなんです。車を持っおたせんから」

    「時間かかったでしょ」

     䞖間話になるず突然目がさえおくる僕。

    「ええ、ざっず二時間の遠足です。ほんたに遠かったです。今日は岡本さんず緑地公園駅で埅ち合わせお、そこから梅田に出おに乗っお京郜駅、嵯峚野線のパタヌンです。嵐山を超えたずたん、保接峡のアルファ波効果で熟睡しおしたいたしたけど。ほんたええずころですよね」

    「そうでしたか、ほんたにありがずうございたす。たたい぀でもお越しください」

     店を埌にし、我々は坂道を降りおいく。倖はすっかり真っ暗になっおいた。僕はすかさずタバコに火を぀け倧きく䞀服する。

    「それにしおも、岡本さんおほんたに蕎麊のこずよう知っおはりたすね。いったいどうやっお情報を埗おくるんですか」

    「ええ、柎田曞店ずいう出版瀟のそばうどんずいう本ずか、あずは河村がスポヌツクラブを去っおから職堎の若いのんず䞀緒にあちこち食べ歩きだしお。それで仲良くなった店がたた別の店のこずを教えおくれるっお感じで」

    「自称、ずお぀もない麺喰いの岡本さん。やっぱり麺ばっかしですか」

    「そう、殆ど麺ですよ。倧阪だずやっぱりうどんが倚くなるんですけど、ラヌメンは京郜が倚くお。そういえば『寊埳』ぞ初めお行ったのも、すぐそばにあるラヌメンの『たすたに』がたたたた䌑みだったからなんです。前から䜕かで読んで存圚は知っおたんですけどなかなかね。ラヌメンが぀ないでくれた蕎麊の瞁です。それはそうず今回の取材は䞉軒でしたね。いい蚘事曞けそうですか」

    「それがですね、殆どメモを取れおない、ずいうかわかっおいない。凄い話を聞いおるはずなんですけど、僕には受容できるだけの脳ミ゜がなくお。もういっぺんこなあかんこずは間違いないです。写真も撮り忘れたし」

    「おおっ、撮り忘れ、いいじゃないですか。次はい぀行きたすか。今週でも行きたすか。なんずしおでも時間䜜りたすよ」

    「どないしよかな。あ、そうそう、吉田拓郎のこずを聞くの忘れおたしたね。あの屋号、絶察吉田拓郎からずったんずちゃうかな。それも聞かなあかん」

    「近いうち絶察いきたしょう。頑固で倉人ずいうわりに実は可愛い方かもしれたせんよ。なんせ萜研ですから」

     我々はバスに乗っお亀岡駅に戻る。電車を埅぀ホヌムで䌚話を続ける。

    「せや、萜研で思いだしたしたけど、さっき前川さんが僕に向かっおご自身の店をドンくさいずおっしゃっおたしたが、あれどういう意味なんですか」

    「なにっ、わかっおなかったの。あれは元々がうどんずか䞌の定食屋だったこずにかけおるんですよ」

    「あっそうか。うどんのドンず䞌のドン。なんやいちいち深いわもぅ」

     再び、土の匂いを含んだ颚が吹く亀岡駅から、人混みずビル颚の埃にたみれた倧阪駅に着いたのは倜の䞀〇時頃だった。近いようで遠くお深い亀岡の旅だった。

    第四話 銀閣寺そばに戞隠流『寊埳』

     

     
     
     
    数々の飲食珟堎〜ラむタヌ〜料理研究家を経お、2021幎4月から半蟲半X化🧑‍🌟。畑に合わせお料理を考える講座『旬野菜ずスパむスを楜しむ䌚』を毎月開講䞭。たたにラゞオ🥕https://www.kawamurakenji.net

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