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親が死ぬ準備

    かずみ


    今、私は44歳で親は70代です。
    
両親は健在です。

    
先日、ふと、
    「親が死ぬ(心の)準備ができた」という思いがわきあがってきました。
    
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私は、「葛藤の多い家族」「緊張の高い家庭」で育ちました。


    特に母に対して大きな葛藤を持ち続けていました。

    
本当は母と本音で分かり合いたい、
    通じ合いたいと思いながら、
    
母自身も私自身も、自分の本音が分からずに、
    うわべだけのやり取りを続けていました。

    
だから、
    母との会話はいつも虚しさを感じていました。


    そんな母を好きになれなかったし、
    大切にできなかったのです。


    愛せなかった。

    大きな葛藤があるときは、

    ・母が幸せに生きてくれないから私が幸せになれない
    
・母の心のケアを私に押し付けてくる

    

そんな思いがありました。

    

この頃、年々、親が年老いていくのを見て、
    親の死を考えた時、とても怖い気持ちになっていました。

    
怖い気持ちとは、
    母が死んで最後のお見送りをするシーンを想像したとき、
    母に心からの感謝できない自分がいることでした。

    
私が愛せない母のままで旅立つことに感謝どころか、
    余計に腹立たしい気持ちになるのではないか、と思いました。

    
そんな自分が怖くて、情けなくて、恥じていました。

    
母へ大きな葛藤を持った、このままの自分では、きっと後悔する!と
    確信を持ちました。

    それは、
    
私は、母が死んだとき、心から感謝できる自分でいることを望んでいる、ということでした。


    それが本当の私らしい母への愛で、
    命を与えてくれたこと自体への感謝に繋がっていくと思いました。

    
もっと言うと、
    自分が生まれてきたことに自分で感謝できるようになる、ということです。


    つまり、

    自分の存在に感謝できるようになるには、
    親への心からの感謝が私には欠かせない、と思ったのです。

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私は、長年、カウンセリングを継続して受けています。
    

    受け続けることで、母への葛藤が少なくなっている実感はありましたが、
    
大きな根っこのようなものは抜けきれなくて、向き合い続けてきました。

    そして、昨年、
    「私は母を愛したい」という私の本当の望みに
    たどりつくことができました。


    この望みが自分の中で腑に落ちたとき、
    大きな葛藤が消えていきました。

    そして、
    直感的に「親が死ぬ準備ができた」と思ったのです。

    

    葛藤が消えると、
    本当の望みの「母を愛したい」私で居られるのです。

    
母は何も変わっていません。
    
変わったのは、私の内側だけです。

    
内側が変わると世界が変わります。

    
その新たな世界で、母が死んだときをイメージすると、
    心から感謝している自分でした。

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もっと母と一緒にいたかった。
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もっと母と幸せな時間を共有したかった。

    
そんな思いがわきあがってきたのです。

    
そのとき私は、”私はもう大丈夫だ!” と思ったのです。

    

自分の葛藤に振り回される自分ではなく、

    自分の幸せを自分の力で創っていける。


    私の幸せを母に頼らない。

    自分の命に、自分の存在に、愛を感じながら生きていける。


    
そう思ったのです。


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