DIATONEとハービー山口さん
2026年8月30日(日)、午後から出かけたのだが特に目的はなく、とりあえず中野のフジヤカメラに向かった。たまにカメラやレンズの中古価格を調査するためである。
JR中野駅前では参政党が演説会をしていて、反対派?の人々と参政党の方々が小競り合いをしていて、しばらくそれを眺めてから、吉祥寺に引き返した。

無目的に井の頭公園を歩く…。

井の頭公園から玉川上水沿いの風の散歩道という道を三鷹駅に向かって歩きながら、喉も乾いたしどこかでアイスコーヒーでも飲みたいな、なんて思っていたら、三鷹駅に着いてしまった。
どこのカフェに入ろうかと考えたのだが、以前行ったことのある玉川上水沿いにあった日本茶専門店が確かカフェに変わっていたはずだ、ということを思い出し、行って見ることにした。
入店してみると、確かに日本茶専門店ではなく、COFFEE ROASTERYになっていた。

今となってはあまり見かけない大きさのスピーカーから、いい音でJAZZがかかっていた。スピーカーには「DIATONE」とあり、子供の頃にオーディオのTVCMで宣伝されていた記憶がある。で調べてなるほどと思ったのだが、ダイヤトーンって三菱電機がかつてオーディオ機器に用いられていた登録商標だったのね…。

アイスコーヒーの冷たさと苦みで火照った体を落ち着かせる…。
ちょうど帰るお客さんがマスターとDIATONEのスピーカーについて話をしていた。マスターが中学生の時にラジオの音楽番組の懸賞で当選した時の賞品らしい。
しかし商品はスピーカーだけだったらしく、中学生にとっては超高級スピーカーなわけだが、「アンプがない」という困った状況になったという話であった。
音源はタブレットであったが、小型の真空管のアンプと通常のアンプを経由して音が出ていて、なんかワイヤレスイヤホンばかりで音楽を聴いている昨今、こういういいスピーカーで音楽を聴くのはずいぶん久しぶりであることに気付いた。

他の常連と思しきお客さんと談笑する形になっていたのだが、何とマスターはかつてカメラマンというか写真家をやっていたというではないか。そこでとても印象的な話話を聞かせてくれた。
マスターがおもむろに出してきた写真は、写真家のハービー山口さんとマスターが写った昔の写真であった。
マスターが20代の頃、ハービー山口さんの写真展に行った時にご本人と撮影した写真を見せていただいた。おそらく90年代の話である。その写真展は、ハービー山口さんが福山雅治さんを撮影した写真展であった。
その時に一緒に撮影してもらった写真をバライタ紙に焼いて、その後のハービーさんの写真展に持参したという。その時はハービー山口さんと話をすることはできず、以前の写真展で一緒に写真を撮ってもらったことや、自分が個展をやっていることを記帳してきたとのことだった。
すると、それを読んだハービーさんはバイクに乗って個展を観に来てくれたという。「君が写真展をやっているというから観に来たよ」と言われたそうである。何という人間力だろうか…。
ハービー山口さんらしいエピソードを、三鷹で聞くことができるとは…。
そんな話を聞いてしまうと、マスターは何者なのかと思い、調べてしまった。
ロケーションは三鷹駅から徒歩1分である。またコーヒーを飲みに伺いたいところである…。
カメラ/レンズ:ライカM11-P / SUMMICRON-M f2.0/35mm ASPH.
