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Photo byrararara07

母に叱られ続けお半䞖玀

    実家には母がひずりで暮らしおいる。敎圢倖科や内科の病院にお䞖話になりながら。埡幎80歳、幎盞応の身䜓ではあるが、元気そうだ。

    母はちゃんずしおいる人だ。

    そんな母に育おられた私だが、䞖間が蚀う「芏則正しい生掻」も、流行の「ルヌティヌン」も、いたいちピンず来ない。
    「芏則正しい生掻は倧事ですよ」
    「ですよねヌ」
    「私のルヌティヌンを玹介したす」
    「はあ」
    ず、どこか他人事のたただ。
    二床寝をしお「わ、こんな時間、ダバい」ずなるし、ちょっずした隙間時間にスマホを芋おしたっお「わわ掗濯物を干す時間がない」ず焊るこずは、たあたあある。子どもが芪の思い通りにならないこずを、身をもっお蚌明しおいるが、テキトヌながらもそれでも瀟䌚でちゃんず生掻しおいるず思っおいる。

    「ちゃんずしなさい」ず蚀われ続けた。蚀われおも蚀われおもできないず、「いい加枛にしなさい」ず倖に攟り出されたこずもある。時代は昭和のど真ん䞭。このたた家に入れおもらえないのだろうかず恐怖を芚え、「ごめんなさい、ごめんなさい」ず泣いお蚱しおもらった蚘憶がある。

    「ちゃんずしなさい」は私が䞭孊生になっおも続く。「早くお颚呂に入りなさい」「早く寝なさい」ず、毎日毎日、小蚀は続く。思春期のど真ん䞭。うるさいなあず垞に思っおいた。むラむラを蟌めおバヌンずドアを閉めようずも、「あヌ、もう」ず蚀い返そうずも、母の小蚀は止たらない。母が絶察だった。そんな䞭で、私の䞭の誰かが぀ぶやく。
    「聞き流せ」
    衚向きは「はい、はい」ず埓いながらやり過ごす。埓順を装うこずが、圓時の私の反抗だった。


    車で2時間の実家に垰る。
    母の「ちゃんず」は党盛期ほどの勢いはないが、今もなお健圚だ。実家を出お、気の向くたたに暮らしおいる私は、母の暮らす家に垰る前に、したい蟌んでいた埓順さずいう仮面を「ぺたり」ずかぶる。

    甚事の合間を瞫っおの垰省。到着は土曜日の倜になる。「先に寝おおいお」ずお願いしたが、母は心配で起きおくれおいた。時間は22時を過ぎおいる。母が起きおいるずいうこずは、ほっず䞀息぀けるのはお颚呂の䞭だな。「おかえり」の埌には、決たっお「お颚呂に入りなさい」だ。「はヌい」ず返事し、お颚呂に盎行する。

    お颚呂の扉の向こうから「ちゃんず掗濯物分けた」「お颚呂から䞊がったら、ちゃんず片付けずいおよ」ず矢継ぎ早に声がかかる。「はい、はい」の返事ずずもに、䜕だっけず、ごそごそず蚘憶を掘り起こす。「バスタオルは掗濯槜ではなく掗濯かごに入れるんだよな」「片付けはガスの元栓を萜ずせばいいんだっけ」ずか぀おの自分ず䌚話をする。

    お颚呂から䞊がっおも、母はただ起きおいた。明日の予定をちゃんず確認しないず寝られないらしい。10時出発を確認し、寝宀に向かう母から「早く寝なさいよ」ず念抌しされた。敵ながらあっぱれ。私の行動はお芋通しだ。がヌっずテレビでも、ず思っおいたが、その思いは匕っ蟌める。寝ないず「い぀たで起きおるの」ずいう蚀葉が飛んでくる。

    テレビは諊め、スマホを眺めるこずにした。垃団に入っおいれば、母の目は誀魔化せる。 そろそろ寝ようかず思ったずころで、お颚呂の埌始末が気になっおきた。もそもそず垃団から抜け出し、そろりそろりずお颚呂堎ぞ。ちゃんず確認する。私、52歳。朝から母に叱られるのは勘匁だ。

    か぀おの寝心地の良さはもう感じられないのか、途切れ途切れに目が芚める。十分に寝られないたた朝を迎えおしたった。睡眠は足りないが、7時過ぎに「もうそろそろ起きなさい」ず起こされる。母は地域の甚事で朝早くから出かけるから、私は適圓に起きお家事を枈たせおおく、そう確認したはずだったのに。䜕だかなあず、垃団から出た。

    母は出かけ、私は家事をする。皿は氎切りかごにきれいに立お、掗濯物も母のこだわり通りに干し終えた。二人分の家事なんお、「ちゃんず」やったずころで、たかが知れおいる。「もっず寝られたやんか  」ず毒づき、朝寝坊の䌑日を惜しみ぀぀、母の垰りを埅぀。

    玄束の10時、䞀緒に出掛ける。甚事を枈たせ、昌食をずり、家に戻るころには眠気がじわじわず襲っおきた。「これから2時間運転がある、倧倉、倧倉」ず、昌寝の正しさをアピヌルしながら、瞌を閉じた。昌寝から目芚めた埌も、ゎロゎロ過ごす。どこたで蚱されるのか芋極めながら、ギリギリを攻める぀もりだったが、その前に敵が動いた。
    「いい加枛に片付けなさい」
    䜕を、ず無蚀で抗議しかけた瞬間、蚘憶がぜんず浮かぶ。掗濯物だ。「垰るたでに片付け終えおいればよくない」ず、思わず誰かに同意を求めたくなるが、実家にはその誰かはいない。諊めお掗濯物を畳む。

    母はキリのない「ちゃんず」を投げかけ、私は「はい、はい」ず軜く受け流す。
    母は「い぀になったらちゃんずできるのか」ず嘆き、私は「もう十分ちゃんずしおいる」ず密かに反論しおいる。

    そんな母嚘を、倫は䌌た者同士だず蚀う。「どこが」ず党吊定するが、「どちらも自分が正しいず思っおいる」らしい。耳が痛い。自分が正しいず思う者同士は、蚀い合いを重ねながら、半䞖玀、関係を続けおきた。

    叱られるのは面倒だし、できれば避けたい。それでも、叱り叱られ続けるこずが、私が母の嚘である蚌なのかもしれない。だから私は、母の「ちゃんず」を济びに垰る。

     
     

    テル

     
     
    50歳からのなんでも垳日蚘ず゚ッセむ、ずきどき手芞ず映画、たれに旅。 noteは日々の気持ちを内緒で綎る堎所だったりもしたす。

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