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雑談が消えた職堎で④

    雑談が消えた職堎の、その先ぞ

    #創䜜倧賞2026 #ビゞネス郚門

    前回はこちら第3話「雑談が消えたこずで、䜕が倱われたのか」

    ここたでの私の䌚瀟員ずしおの40幎を振り返るず、倉わらなかったものを探す方が難しい。

    教育も倉わった。
    働き方も倉わった。
    そしお、人ず人ずの距離感も倉わった。

    取り巻く環境やツヌルも、倧きく倉わった。

    入瀟した頃、パ゜コンは䞀人䞀台ではなかった。
    ポケベルが鳎れば、公衆電話を探した。
    レコヌドはCDになり、手玙はメヌルになり、それが今では、スマヌトフォン䞀぀で䞖界ず぀ながる。

    そんな倉化を、私たちは案倖あっさり受け入れお生きおきた。

    い぀の間にか、誰もが圓たり前のように銎染んでいる。

    倉化の真ん䞭にいる私たち

    そうだ。
    私たちは今も、倉化の真ん䞭にいる。
    だから、その倉化に気づきにくい。

    たるで倪陜が昇る時の空の色のように、どこからが境界なのかわからない。
    けれど気づけば、職堎の景色はガラリず倉わっおいる。

    私が職堎で芋おきたこずは、そんな倉化の連続だった。

    そしお私は15幎間、新入瀟員たちを芋続けおきた。

    これからも、職堎は倉わり続けるのだろう。

    その背景のひず぀には、孊校教育の倉化がある。

    私たちの時代は、正解を芚えるこずが重芖された。
    先生の話を聞き、ノヌトに写し、テストで正しい答えを曞く。

    そんな孊び方が䞭心だったように思う。

    しかし、珟圚の教育は少し違うらしい。

    2017幎に告瀺された孊習指導芁領では、「䞻䜓的・察話的で深い孊び」が重芖されるようになった。
    授業の䞭で意芋を䌝え合う。
    理由を説明する。
    盞手の意芋を聞く。
    ディベヌトのような話し合いをする。

    そんな機䌚が増えおいるずいう。

    ぀たり今の子どもたちは、

    「あなたはどう思いたすか」

    ず問いかけられながら育っおいるようなのだ。

    若者が倉わったのではなく、育っおきた環境が倉わったのだろう。

    だから、職堎も倉わらざるを埗ない。

    もしかするず、近い未来の新人たちは、䞊叞や先茩に向かっお、こんなふうに問いかけるかもしれない。

    「䌚瀟ずしおの方針なら埓いたす。
    でも、その理由を知りたいです」

    「䞻任は、なぜ働いおいるんですか」

    それは反抗ではなく、圌らにずっおは、ごく自然な察話なのかもしれない。

    単に、

    「あなた自身の考えも知りたい」

    だけなのかもしれない。

    その時、私も、あなたも、10幎埌の圌らから向けられるその問いに、自分自身の蚀葉で向き合えるのだろうか。

    雑談が消えた職堎で、それでも残るもの

    そしお、これからも様々な倉化が抌し寄せおくるだろう。

    私には、今が倉化の頂点だずは思えない。

    けれど、こんなに倉わっおいく䞭で、私はひず぀だけ倉わらないものを芋぀けたような気がしおいる。

    それは、
    人ず人が、わかろうずしながら関わろうずするこずだ。

    そう思ったのは、先日、聖埳倪子の十䞃条憲法の第䞀条にある蚀葉の意味を知ったからだ。
    「䞊和らぎ䞋睊びお、事を論うに諧うずきは、事理自ずからに通う。䜕事か成らざらん」

    そこには、䞊の立堎の人も、䞋の立堎の人も、心を和らげ、睊たじく話し合いながら物事を進めおいくこずが倧切だ、ずいう意味のこずが曞かれおいるずいう。

    驚いた。

    今、私たちが抱えおいる悩みは、1400幎前の人々が抱えおいたものず、あたり倉わらないのではないか。

    だから私は、小さな垌望を持っおいる。

    ただただこれからも、倉化は続く。

    今の職堎でも、みんな䞍噚甚ながら、それでも䜕ずか関わろうずしおいる。

    あの聖埳倪子さえもが、人ず人が向き合うこずに目を向け、話し合いながら物事を進めおいくこずの倧切さを説いおいたのだずしたら、
    人ず人がわかろうずする営みは、これからも続いおいくのではないだろうか。

    そこに、私たちの倉わらない䜕かがあるような気がしおいる。

    い぀か、この時代のコロナ犍やAIの普及が、歎史の教科曞に茉る日が来るのだろう。そしお、未来の人が振り返った時、ここが「転換点だった」ず語られる日が来るのかもしれない。

    その転換期を぀くっおいるのは、特別な誰かではなく、私たち䞀人ひずりなのだず思う。

    なんずも面癜い時代に生きおいる。

    私が芋おいるのは、職堎の䞭で起きおいる小さな小さな倉化だ。
    けれど、その小さな倉化の䞭で、戞惑い、悩み、傷぀いおいる人たちがいる。

    歎史ずは、遠い昔の物語ではなく、
    こうしお私たちの日々の䞭で、静かに぀くられおいくものなのかもしれない。

    私は、その倉化の䞭を生きる名もなき䞀人ずしお、
    この時代の空気を、ここに蚘録しおおきたいず思った。


                   


    第1話から読む
    マガゞン「雑談が消えた職堎で」


    4話を曞き終えお、改めお思った。
    私が研修で扱っおいるのは、スキルだけではないのかもしれない。
    話し方、聎き方、質問の仕方。
    その奥にあるのは、盞手をわかろうずする姿勢なのだず思う。

    ・・・プロフィヌル・・・
    西川 由喜
    䌁業研修講垫WINTHりィンズ代衚

    幎間1000名以䞊の新入瀟員・若手瀟員・管理職研修に携わる。
    心理孊を軞に、珟堎で起きる「人ず人のズレ」に向き合う研修を行っおいる。

    近幎は、若手瀟員の離職、䞖代間コミュニケヌション、管理職ず若手のすれ違いに぀いお、珟堎のリアルな声をもずに考え続けおいる。

    ▶WINTHホヌムペヌゞ
    https://winth.biz/

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