芋出し画像

䞊曞き(創䜜リラむト版)&今思うこず

僕はたた、その列車に乗り蟌んだ。


行きも垰りも分皋。折り返し運転でむンタヌバルが分皋だから、埀埩で時間。


もはや『小旅行』だ。


埀埩もすれば、合蚈時間。「孊校ぞ行っおきた」ず蚀い蚳出来るくらいの時間にはなる。


そしお倕方のよかれな時間になるず僕はその列車を降りお家に垰り、芪ずは顔を合わせず䞀目散に自分の郚屋のベッドに飛び蟌むずいう毎日だった。


芪も薄々は息子が倧孊生掻に銎染めおいないこずは気付いおいたず思う。


浪しお随分ず远い蟌たれたが、最終的に入詊問題の『予知倢』のようなものを芋たおかげで䜕ずか倧孊に滑り蟌むこずは出来た。


高校たでは男子校。


「新たな出䌚い」に淡い期埅を抱き぀぀も、「新しい環境」ぞの䞍安がそれを倧きく䞊回った。


やはりそんなこずを思っおいるず実際にそうなっおしたうものだ。


圧倒的な孊生の数や、普通にフランクに話せおいる同玚生の姿に気おくれしおしたった『お䞊りさん』の僕の足は、だんだん倧孊から遠のいおいった。


途䞭「䜕ずかせねば」ずの気持ちでい぀もの列車を降りお、䜕床か校門の前たでは行っおみたこずもあった。


が、楜しそうに話しおいる他の孊生を芋るずやはり気おくれず疎倖感に苛たれ、僕はたた螵を返し、䟋の列車ぞず戻るのだった。


列車の䞭で、僕はこれたでを振り返った。


小孊生の時は『゜フトボヌル』郚。䞭孊生の時は『ラグビヌ』郚。䜕故だか番やりたかったはずの『野球』郚の門を叩くこずはなかった。


「レギュラヌになれなそうだったから」ず理由を埌付けたけど、実際は「䜕を怖れおいるのか」すらわからないほどに、ただただ『䜕か』に怯えおいた。


芪に珟状を䌝えようずも思ったが、浪をしおる䞊に曎なる『䜓たらく』を続けおいるこずを知られるのが怖かった。


父は昔、公務員時代に「働きたくない」同僚達に結蚗されお陰湿な『村八分』にあい、心因性の難聎になっおしたったこずがあったそうだ。


それにもかかわらず、母にそれを䌝えずに働いおいたずいうこずを聞いおいお、


圓時はそんな父の「蚀わずに自己完結する」姿勢をどこか「カッコいい」ず英雄芖しおいた郚分があったこずも、僕の「蚀わずに隠す」姿勢に拍車を掛けおいたのだず思う。


そうこうしおいるうちに、僕は回留幎しおしたった。


こんな颚に「切矜詰たった」時には、い぀も䜕故だか僕には『救いの神』が珟れおくれた。


この時も、幞運なこずに僕の前にそんな「倩䜿のような」人が珟れた。


その人は぀幎䞋のオシャレな女の子。䜓重がkgにも満たない、小動物のような可愛らしい子だった。


勇気を出しおたたたた受けおいた『瀟䌚保障法』の授業で、圌女は番埌ろに座り所圚無さげにしおいる僕を芋぀けお、「こんにちは。隣倧䞈倫ですか」ず優しく声を掛けおくれた。 


それから、圌女は『瀟䌚保障法』の授業の床に僕の隣に座っおくれお、音楜を䞭心にいろいろなお話をした。


女性ずたずもに話したこずがなく、たどたどしいはずをの僕の話を、圌女は嫌がるこずもなく楜しそうに聞いおいた。


圌女に䌚いたいがために『瀟䌚保障法』の授業だけは確実に受けるようになった僕は、それを皮切りに他の授業にもだんだんず参加出来るようになっおいった。


圌女の友達は、倪った幎䞊の同玚生ずい぀も仲良く話しおいる圌女を䞍思議そうに遠巻きに眺めおいた。


でも、番そのこずを䞍思議に感じおいたのは僕の方だった。


僕ず仲良くしおいるこずで、圌女が友達から倉な目で芋られおしたうこずが心配でならなかった僕は、圌女から教えおもらっおいた電話番号に連絡をいれた。


僕は「䜕で生きおおもしょうがないような欠陥人間の僕ず仲良くしおくれるのみんなに倉な目で芋られたりしない僕は心配なんだよ」ず圌女に単刀盎入に聞いおみた。


するず圌女は萜ち着いた口調で「本圓にそんな颚に思っおるだずしたら党然違うよ。欠陥があるのは玠敵なこずだし、あなたず䞀緒にいるこずを恥ずかしいなんお思ったこずは床もないよ」ず答えた。


少し泣いおいるようだった。


さらに続けお「もし私の蚀葉が信甚出来ないなら、今から私があなたの玠敵なずころを個挙げるから聞いおお」ず蚀った埌、぀ら぀らず僕の『長所』を本圓に個も挙げおくれた。


僕はびっくりした気持ちず嬉しい思いで涙が止たらなかった。圌女のこずを信じられなかったこずを、激しく恥じた。


そのこずをきっかけに人間ずしお「息を吹き返した」僕は、そこからずんでもない勢いで単䜍を取埗しおいき、䜕ずか幎で倧孊を卒業するこずが出来た。


今でも圌女には感謝の気持ちでいっぱいで、頭が䞊がらない。玛れもなく圌女は玠敵な人だった。


それから幎䜙り。


僕の䞭での倧孊卒業は、「自分の力だけでは出来なかった」なんだか「曖昧な」ものずなっおしたっおおり、蚘憶の䞊曞きがどうもうたく出来ずにいる。


そんな蚳で、いただに僕は倢の䞭で床々『䟋の列車』に乗っおいるのだ。



これは、実話を基にしお幎前の文藝春秋さんの創䜜䌁画にチャレンゞした䜜品をリラむトしたものです。


なんでたた曞きたくなったのかずいうず、


私、昚晩もたた「単䜍だけ足りなくお倧孊を卒業出来ない」倢を芋たんですよ。


それをママに蚀ったら、


「この前読んだNOTEで、そんな話を曞いおいた人がいたよ」


ず、私ず䌌たような倢をよく芋るずいうクリ゚むタヌさんの蚘事を芋せおくれたんです。


「僕だけじゃないんだなあ」ず、なんだか勇気づけられお指が自然ず動きたした。


昚日はお䌑み。


ママの誕生日で、息子たちずもたくさん遊ぶこずが出来お本圓に楜しい日でした。


そんな匷くしあわせを感じたあずに、こういった倢を芋るこずが倚いんですよねえ。


いただに心のどこかで、


「こんな私がしあわせになんかなれるわけがない」


ず、珟実を䞍思議に感じおいる郚分があるのかもしれないですよね。


あず、歳になっおもあの時の「打ちのめされた気持ち」がただ残存しおいるようです。


うちの次男坊が保育園に行かなくなっおからヵ月。


圌も今、「小さいながらに『䜕か』に怯え、人知れず闘っおいるんだなあ」ず私ず重ね合わせお、改めお思いたした。


今朝ママから、


「昚日(次男)がいっぱい話し掛けおいた質問に、パパは結構適圓に答えおいたよ」


ず指摘されたのも、かなり反省しおいたす。


創䜜に出おきた女性。そしお、最愛のママ。


『救いの神』に助け「られ」おばかりでなく、さすがに今床こそ私自身が『救いの神』になり、次男を助け「る」番ですよね。


「あなたは新しいフェヌズに入ったんだよ」


ず、倢に教えおもらった気がしたす。


この倢も含めお、いい䌑日を過ごすこずができお本圓によかったです😊

いいなず思ったら応揎しよう

この蚘事が参加しおいる募集